12月30日(木):2025年のヒット商品要素、「必然をつくる」
このところは先般の日経MJに掲載されていた「2025年のヒット商品」の討論会記事に付随した内容を記しています。
そこで挙げられていたヒットにつながる要素から、これまでは「作り手の顔の重要性」「顧客との長い関係」の2点について、フィットネス業界にも当てはめた話をしてきました。
続く本日はヒット要素に挙げられていた「『偶然会う』ことへの価値」を取り上げてみます。
こうした予期せぬ出会い、それも含めたストーリー、経験価値といったものは確かに今後のヒットにつながる要素かもしれません。
ただ、私たちフィットネスクラブの場合、モノを単発で売る小売りではないので、これをそのまま取り込むのは難しさがありますね。
フィットネスクラブはその特性としてリアル店舗へ中長期で通い続けるコト消費で、かつライフスタイルに組み込まれていくものです。
スマホの画面上で良いなと思ったものをワンクリックで購入して自宅にモノが届くというわけにはいきません。
それだけに偶然性、思い付き、といったものとはある意味では対極に位置する業種だと言えます。
だから、私としては「偶然会う」ことを反転させていく必要があると思っています。
つまりは必然的にそこに出会う形へ、さらには始めることへの必然性をつくる、そんなイメージです。
必然を感じるのは換言すれば「ユーザー側が腑に落ちる」ということでもあるでしょう。
その納得感をどう作っていくかだし、そこに至る前段階でのきっかけも含めたアプローチの設計がポイントになるんじゃないかと思っています。
ここはまだ自分のなかでもアタマのなかにぼんやりとしたイメージがある程度なので、そこを整理して少しずつ形にしていければと考えてます。
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