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choichoi5502
きみの前で個人主義になれる。
どうしてだろう。
きみの前で、わたしは自分勝手になれる。
在るべきわたしでいられる。
人と一緒にいて緊張してきたわたしが、いなくなる。
なりたいわたしになれるんだ。
きみは初めのうち、迷惑そうだった。
自分の意見を通すわたしに、呆れていたみたいだった。
「きみは優しくないし、個人主義だ。」と
きみは言った。
きみがわたしから離れてく気がして、不安になった。
それでもわたしは、「わたし」を貫いた。
どうでもいい、他の人にはできないのに、
いちばん大切に思うきみの前で、
わたしは望む自分の姿を貫けるんだ。
わたしは「本当のわたし」に、なりたいんだ。
そして、
そんなわたしでいられる、
きみってすごい人だ。
きみはわたしの態度にがっかりしながら、
そばにいることをやめなかった。
「今日、会えるよ。」
会えない日が続き、
またわたしの気持ちが不安になりかけた今日、
きみがラインをくれた。
忙しいきみは、いつも突然だ。
きみも立派な個人主義だよ。
わたしがいつも、合わせてあげるんだから。
うれしい今日の始まりだ。