#52「仕事人生に楽になる時は訪れない」

人間、生きている限り、仕事をしていても苦しいし、仕事をしなくて良い立場になっても苦しいらしいという話し

自分が20代のころ、裁量権もなくて、言われた仕事はどんな量でもやらないといけなかった
それが仕事だと思っていたし、しんどいけど、上の立場になれば楽になるのかなと思っていた

30代になると、働き盛りだと言われて仕事をした
20代よりも要領も良くなり、成果も出るので充実感はあった
それでもやっぱり忙しくて、もっと歳を取って上の立場になれば楽になるのかなと思っていた

ここまでくればわかるけど、40代の今もやはり楽はできていない
仕事量自体は自分の裁量権で減らしてるけど、その分はマネジメントに時間を使っている
マネジメントに対しての悩みは、自分で動けばなんとかなった悩みとはまた違う
また、学会活動や会社のPR活動、リクルート活動等もやらないといけない

きっとこの先もなんだかんだと悩みは尽きない状態で仕事をするのだろう

また、私生活でもそういうことを感じる
昔は釣りが好きで好きで、自分で船を持って釣りをできていれば、それだけでいいのに・・・と思っていた

船を持った今は、釣れないと不満だし、動画に良い素材となるような、インパクトのある釣果を求めてモヤモヤしている

こうやって、仕事も私生活も、頑張っても頑張っても、手に入れたら次の飢えが来て、苦しいままなのだと感じる

一方、仕事においては、最近の考え方でFIREという考え方も目立ってきた
若いうちからがむしゃらに資産をためて、これを運用して経済的に自立し、好きなように生きるという考え方だ

FIRE等は、仕事をしなくても喰っていけるわけで仕事の苦しみから逃れる方法だと考えられる

しかし、この立場は経験していないのでわからないが、いろいろ情報を聞いていると、そう楽なものではないようだ

想像するに、今のように仕事はしなくても良いけど、自分の存在意義というものが揺らいできて苦しくなりそうだ

仕事をしていると、社会の役にはたっているという実感はある
自分の事業を作って働けば、そこに来てくれるお客さんの喜びが感じられる

FIREを選ぶと、自分が投資した先の会社が発展するとかの充実感はあるのだろうか?
運用目的だから、その境地には立てない気がする

投資で社会に寄与するなら、これから伸びるであろうベンチャーとか、社会の役に立ちそうな企業を応援すれば、自分の投資が社会を良くしていると感じることができるだろう
しかし、自分のための投資は、安全第一だから、大手とか間違いの無い会社とかになりそう

ビットコインとか、イーサリアムとか、NFTとか、ハイリスクハイリターンはやりにくいだろうし、これらの技術がもたらしてくれる新しい未来に夢をみるのも難しそう

結局、どのみちを選んでも、引退するまでは苦しみや悩みは尽きないものだと思う方がいいようだ

だったら、あまり今の悩みにとらわれすぎず、この先も仕事も事業もぼちぼち焦らずやっていくのがいいと感じた
焦ってやって、成果だしても、結局は苦しいままなのだから


本日もお聞きいただきありがとうございました。

ではではまた

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