#81「仕事ができるとはどういうことか」

昨日、資格手当について少し話しをした

資格手当は社員がスキルを身につけるためのインセンティブであり、会社の現在と未来の原資である社員への「投資」

これを「費用」としてしまってコストカットの対象とするのは自らのクビを締めることだろう

人への投資が、組織の今と今後を支える

と言う話


ここで、もう一歩考えると、資格とはスキルの称号

スキルがあれば仕事ができるということになるのか考えてみた


結論として、スキルをいくら持っていても、これが仕事ができるということにはならない

仕事ができるとは成果を出せること


成果が難しい

単純に利益とも思えるが、一時的に顧客をだますような手段で利益を出したとしても、その後顧客が離れては意味が無い

また、顧客が喜んでくれるように動けたとしても、奉仕活動のようになってしまって赤字では意味が無い

利益に直結しない成果もある

組織を保つための仕組み作りや、人間関係の構築等


このように、成果とは様々な形があるが、仕事が出来る人はスキルを使って成し遂げる

スキルは必要条件であるが十分条件ではなく、スキルを使ってバランス良く成果を出すことが求められる


市場にはスキルを身につける方法はたくさん示されている

しかし、スキルをバランス良く使う方法論はほとんどない

と言うより、そんな方法論が出せないということだと思う

これをセンスと言って、各々が置かれた環境の中で構築するしかない


マネジメントする立場として、組織の仕組みとしてスキルを身につけることができるようにしようとしている

それだけでも、上司の理解が無くて難しい面がある

しかし、さらに上位の仕事のセンス

これは、自分自身も日々勉強で磨く必要があり、今のところ、マネジメントして部下に身につけてもらう方法は見当もつかない


だからこそ、希少で価値があるのが、仕事のセンスというものなのだろう



本日もお聞きいただきありがとうございました。


ではではまた

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