見出し画像

リールの基礎知識と選び方。

⚠️ この記事はブラウザで見ることをおすすめします。⚠️


こんにちは!


この記事では、リールの基礎知識と
良いリールの選び方についてご紹介します。


釣りにおいてリールは、竿と並ぶ重要な相棒。
サトシとピカチュウのような関係です。


市場にはたくさんのリールがあり
そして、メーカーから次々と新製品が発表されています。


この記事を読んでいただければ
新しいリールを買うときに、どこを見て、どう考えて


釣りに使えばいいのかがわかりますので
最後まで読んでいってください。




🔵 釣具大手2社のリールの特徴


新しいリールを買うにあたり、メーカー選びは非常に重要。


主に、シマノさんとダイワさんになり
それぞれリールの特徴が違うのでご紹介します。


シマノさん


シマノさんのリールは
一言でまとめると「ものがいい」です。


そもそも、シマノさんは釣具関連の会社ではなく
ギア関連(自転車製品)の会社なので


ギアの良さがリールの性能に関わってくる部分は特によく


たとえば

------------------------------------

  • パワー

  • ドラグ性能

  • モーター(電動リール)

------------------------------------


はシマノさんの方が優秀な感じがします。


ドラグは滑らかですし
10kgのブリがかかっても水面を滑るように上がってきます。



巻き感としては、巻き出しが重たく
その後軽くなる特徴があります。


6段のギアで平ら道を自転車で漕いでいる感覚に近いです。


なので一定の速度で巻く
ミノーの釣り、バイブレーションの釣りなどに最適。


釣りとしては、サーフ釣りや
オフショア(沖)の釣りに使うのがおすすめかな。


オフショアは、10kgのブリ、20kgのカンパチ
指5、6本のタチウオが狙いに行けば釣れる確率は高くなるので


パワーがよく、ドラグ性能が優れている特徴を持った
シマノさんのリールの方がいいですね。


サーフ釣りに関しては
ミノーやバイブレーションを使う機会が多いからです。


全体的に価格がやや高めですが
高品質な素材と高い性能、耐久性を兼ね備えているのが


シマノさんのリールの特徴です。


 ダイワさん


ダイワさんのリールは、めちゃくちゃ使いやすいです。


まずリールの総重量が重たいのに
なぜか使ったときに軽く感じること。


それによって、ルアーや仕掛けが投げやすいですし
2時間、4時間、投げ続けても疲れない。


たとえば、シマノさんのステラ4000XGというリールは
重さが、260gあります。


対して、ダイワさんのソルティガ4000XH(XG)というリールは
345gとステラより85gも重いです。


しかし投げていると、シマノさんのリールは重たく感じ
ダイワさんのリールは軽く感じるのです。


ベイトリールとかも手の形にフィットしやすく
サイドキャスト、スパイラルキャスト、フリップキャスト等の


キャスティングが、めちゃ、やりよいです。


とにかく、使いやすいという言葉に尽きますね。


巻き感としては、巻き出しから軽い
だけど、パワーがない感じがあります。


1段、2段ギアで、自転車を漕いでいる感覚です。


なのでストップ&ゴーで泳がすルアーに最適。


自転車の6段ギアで信号を止まったり走ったりを繰り返すと
疲れると思いますが


1段ギアで止まったり走ったりしても、疲れないと思います。


それと似ていて、ダイワさんのリールなら巻き出しから軽いので
止めたり、巻いたりを繰り返しても疲れないし、やりやすい。


なのでダイワさんのリールは
ショア(岸)からの繊細な釣りに使うのがおすすめかな。


メタルジグをしゃくったり、ストップ&ゴーで
誘う釣りが多いときは、ダイワさんのリールの方が


圧倒的にやりやすいですね。


パワーやドラグ性能はシマノさんに劣りますが
比較的安価なモデルが多く、コストパフォーマンスに優れているのが


ダイワさんのリールの特徴です。


リール選びの際、メーカーで迷ったときの
参考になれば幸いです。


🔵 ハンドルノブの素材や形状


リールのハンドルノブは、釣りにおける重要なパーツ。


ハンドルノブは、純正から付け替えることができます。


素材や形状によって、使い心地や操作性が大きく異なり
釣果に影響を与える可能性があります。


素材

ハンドルノブの素材は、主にEVA、アルミの2種類があります。


1.EVA

----------------------------------------------------------

  • 滑りにくい

  • 比較的安価

  • ルアーの泳いでいる感覚がわからない

----------------------------------------------------------


2.アルミ

-------------------------------------------------------------

  • 重厚感のある見た目

  • 耐久性が高い

  • ルアーの泳いでいる感覚がわかりやすい。

-------------------------------------------------------------


といった特徴があり、大きな違いは感度です。


たとえばEVAのハンドルノブだと、衝撃を吸収してしまい


ルアーのブルブル感だったり
底を引きずっているようなゴツゴツ感が伝わりにくい。


アルミであれば、そのブルブル感やゴツゴツ感が
わかりやすく、どのくらいルアーが泳いでいるのかがはっきりわかる。


ルアーが泳ぎすぎてしまっても釣れないし
泳がなすぎても釣れないので


ルアーがどれくらい泳いでいるのかがわかるだけで
釣果に大きなメリットをもたらします。


形状


形状ハンドルノブの形状は
主に丸型とT字型の2種類があります。


1.丸型

---------------------------------------------------------------

  • 握りやすく、力が入る

  • 長時間使用しても疲れにくい

  • ルアーの泳ぎや潮の流れを感知しにくい

---------------------------------------------------------------


2 T字型

------------------------------------------------------------

  • 握りにくい

  • 安定したグリップ感

  • ルアーの泳ぎや潮の流れを感知しやすい

------------------------------------------------------------


といった特徴があります。


最終的に好みになるけど、筆者の場合は
丸型ハンドルが好みなので丸型ハンドルしか使わない。


T型はなぜか持ちにくい。


新しいリールを買うときも
丸型かな?と確認してから買うようにしています。


付け替えてもいいけれど、筆者は余分にものを増やしたくないので
最初から、丸型ハンドルが純正で付いているものを買う。


なので、あまりものを増やしたくないよ!という方は
ハンドル形状の好みを知って


もうそれしか買わないみたいなことをするのが
いいかもしれませんね。(^^)


選び方


ハンドルノブの形状や素材は
釣り方や狙う魚によって最適なものが異なります。

------------------------------------------------------

  • 繊細な釣り: T型・EVA素材

  • パワフルな釣り: 丸型・アルミ素材

  • 感度重視:T型・アルミ素材

------------------------------------------------------


が目安となる。


たとえばタコ釣りをするときは、底取りが大事なので
感度重視のT型・アルミ素材のハンドルノブを使うのがおすすめ。


サーフ釣りの場合だったら、大物が釣れることもあるので
パワー(巻き上げ力)重視の丸型かアルミ素材の


ハンドルノブがおすすめということになります。


自分の釣りに余裕が出てきてからでもいいので
自分に合った、釣りにあったハンドルノブを選んでみてください。


🔵 失敗しないリールの選び方

年々リールは進化してきており
各メーカーごとが、次々と新作リールを作ってきます。


しかしその中でも、いいやつもあれば悪いやつもあります。


リールを開発しているメーカーのプロスタッフであれば
リールはメーカーから支給されることが多いので


別に悪くても損は何もないと思いますが


一般的に釣りを楽しむ人にとっては
絶対にリール選びは失敗したくないはず。


この章では、リール選びに失敗しないようにするための
方法をご紹介します。


--------------------------------------------------

  • 使用目的と予算を明確にする

  • インプレッションを参考にする

  • 実際に触ってみる

--------------------------------------------------


使用目的と予算を明確にする


まず、どのような釣りでリールを使うのか
具体的な釣法やターゲットを明確にしておきます。


たとえば

-----------------------------------------------------------

  • バス釣り:軽量で扱いやすいリール

  • サーフ釣り:遠投性に優れたリール

  • 沖釣り:ドラグ性能、パワーに優れたリール

-------------------------------------------------------------


など、それぞれの釣りで
リールに求める性能が違います。


そのため、使用目的を明確にしておかないと
必要のない性能がついたリール、間違ったリールを選びかねません。


1回立ち止まって考えてみます。

------------------------------------------------------------------------

  • この釣りにこの性能いるのだろうか

  • この性能のデメリットがこの釣りにどんな影響を与えるのか

------------------------------------------------------------------------


など


使用目的を明確にすることで
後悔しないリールを選ぶことができます。



たとえば遠投性能が必要なサーフのリールに
密巻き性能がついたリールは、いらないと推測できます。


密巻きのリールは、スプールに対して
ラインの角度が浅く巻かれる特徴を持っており


キャストした際のラインの放出がスムーズです。


ただ遠投すると、そのラインの放出がスムーズというメリットが
裏目に出てしまい


余分にラインが出てしまって、ライントラブルが多くなるというもの。


ナマズ釣りやバス釣りのように、遠投性能があまりいらない釣りや
ほんの少し前の瀬回りを狙う分にはメリットをもたらしますが


大きく遠くに投げる釣りには向いていないと言えます。


使用目的を明確にしておけば、リールを買わなくても
ちょっと微妙だなと一回立ち止まって考えることができます。


で、そのあと、個人ブログや個人SNS、Youtube等で
「サーフ、密巻きいいよー」とか「サーフで密巻きは良くないね。」などと


ぶっちゃけたインプレ情報が出てくるので
そこで総合的に判断すればいいと筆者は思います。


焦って買わなくても、リールは逃げませんから。
お金は逃げていくけど。


インプレッションを参考にする


実際にリールを使った方の印象や感想は
購入前にとても参考になります。


------------------------------------

  • テスターさん

  • 釣具店のスタッフさん

  • その他釣り人さん

------------------------------------


がインプレッションを行なっており
ブログやYoutubeなどで気軽にみることができます。


そこで、買うリールの良い点、悪い点を知ったり
見つけたりし、購入前にイメージをつかむことで


失敗を防ぐことができます。


ただし、1つのインプレッションを鵜呑みにせず
複数の意見を参考にすることが大切です。


あくまでもインプレッションは
参考情報なので、最終的には自分で判断することになります。


実際に触ってみる


最終的に自分で判断し買うためには
実際、手にとって触ってみることが大切です。

------------------------------------

  • 巻きごごち

  • 使いやすさ

  • 力の入りやすさ

  • 重量感・バランス

------------------------------------


など実際に触れてみることで、カタログや
インプレッションだけではわからない情報を得ることができます。


もし発売前のリールでしたら
フィッシングショーで触ることができますし


もうすでに販売されているリールでしたら
釣具店で触ることができます。


フィッシングショーなら、わからないことがあれば
メーカーの方に質問できるので、おすすめ。


🔵 高価なリールは必要なのか?


リールを選ぶ際、高価なやつの方がいいのか?とか
どの機種を買おうかなどと、悩むことがあると思います。


筆者なりの考えですが、高価格のリールは、中価格のリールと
性能に違いを感じられないかもしれない。

だけど長持ち度合いが違うのは後々感じられる、です。


カツオとかマグロとかGTなど塩分濃度が濃い場所で釣りをすると


中価格のリールは、時より水をかけながらやらないと
錆びるし、腐食が早くなります。


操作性の面では、正直あんま変わらない。


長持ち度合い、不具合のなさは、さすが高価なリール!
10万円もするリールだな!と感じることがあります。


だから目的別で使い分ければいいんじゃないかなと思います。


たとえばショア(岸)からの釣りでは
ストラディックやツインパワー、セルテート


オフショア(沖)では、ステラやソルティガなど。


ショアからの釣りであれば、別に高価なリールを使わなくても
中価格帯のリールで十分遊べるんですよね。


あとは自分の予算かなと思います。


🔵 リールを長持ちさせる行動。


やはりリールは高いので
長持ちさせたいという方も多いかと思います。


この章では、リールを長持ちさせる行動を
ご紹介します。


1.洗う


まず釣りから帰ったらリールを洗いましょう。

------------------------------------------------------------------------

  • ラインローラーのところを爪を立ててガリガリ。

  • ベールを返したり戻したりを繰り返す

  • 全体軽く洗う

------------------------------------------------------------------------


がポイントです。


ただしリールを洗うときは、お湯はNGです。

必要なグリス(油)が流れてしまうからですね。

グリスが流れ出て、気づかず使うと逆に

------------------------------------

  • リールの寿命縮小

  • リールの動作不良

------------------------------------


になります。


冬は冷たくて辛いかもしれませんが、30秒くらい我慢すれば
高いリールを長く使え出費を減らすことができます。


2.ドラグを緩めて保管する


リールを保管する際は、ドラグを緩めて保管します。


理由は、ドラグの性能を保つためです。

------------------------------------------------------------------------

  • え、ただ置いておくだけじゃダメなの?

  • そのまま洗って乾かして置いておけばいいっしょ。

------------------------------------------------------------------------


と思われたかもしれませんが


ドラグを閉めた状態で保管すると
常にドラグに圧がかかった状態になります。



よって、中のワッシャーなどが
使っていないにも関わらず、常に圧がかかった状態になり


結果、ドラグの性能を悪くし、長持ちもしなくなります。


たとえば我々人間も、プレッシャー(圧力)がかかり続けると
うまく気分転換できなかったり、寝れなくなったりして


身体やメンタルに不調をきたすことがあると思います。


ドラグ(ワッシャー)も似ていて常に圧力をかけ続ければ
ワッシャーの耐久性が落ち、性能も落ちます。


おそらく、ほとんどの方は、釣りをしている時間よりも
釣りをしていない時間の方が長いと思いますので


釣りをしている間は、しっかりドラグを閉めて釣りを楽しみ
釣りをしていない間は、使ったドラグを休ませてあげる


圧力から解放させてあげることをすると
ドラグの性能を落とさず、高いリールを長く使えるようになります。


3.定期的に注油する


リールについている必要な油は
使っていくうちに、無くなっていきます。


すると、ルアーのバイブレーションように
ブルブルなったり、シャリシャリと音がなったりするので


定期的に注油をするようにします。


定期的にってどれくらいやねん!と
思われたかもしれませんが


筆者の場合は、1週間〜10日のうち1回
注油するようにしています。


時化ている日以外は、ほぼ毎日釣りに行っているので
週1になってしまうんですよね。


注油する場所は

------------------------------------

  • ラインローラー

  • ハンドルの根本

  • ベールの隙間

------------------------------------


です。



ただ油は、純正の油を使ってください。


でないと、オーバーホールしたいと思っても
してくれません。


シマノさんのリールなら、シマノさんの油
ダイワさんならダイワさんが出している油などです。


🔵 リールを替えるタイミング


リールは精密機械ゆえ、どんなに長持ちさせても
替えなければいけない年がきます。


この章では、その替え時のタイミングについてご紹介します。


------------------------------------

  • 壊れたとき

  • 使用頻度・年月

  • リールの劣化状況

------------------------------------


壊れたとき


筆者の場合は、たいてい
ぶっ壊れたとき買い替えるようにしています。


当然、壊れたら使えないので、新しいリールを買うことがほとんど。


オーバーホール(修理)して、また使うのもありですが


また壊れる可能性があり、出費が余計にかかってしまうのと
近年のリールの進化がすまじいので


壊れたら、新品を買うようにしてます。


使用頻度・年月


まず、リールを使ったときから
どれくらい年が経っているのか思い出してみましょう。


もし使ったときから、5年〜10年経っている場合は
交換を検討することをおすすめします。


だいたいリールの寿命は
5年〜10年、もっても20年くらいだからです。


もちろん、5年〜10年経っていても
問題ないこともありますが


割と高頻度で使っている、かつ5年〜10年経っていると
劣化の症状が少なからず出てきます。


自分のリールが5年〜10年経っていて
不具合が出ている場合は交換を検討してみてください。


リールの劣化状況


リールは精密機械であり、消耗品なので
使っていくうちに徐々に劣化していきます。


もし以下のような症状が現れたら
リールの劣化が進んでいる可能性があります。

-----------------------------------------------

  • ガタつく

  • 異音がする

  • ラインが頻繁に切れる

  • 巻きごごちが悪くなった

  • ブレーキが効きづらくなった

------------------------------------------------


これらの症状が現れたら、リールの状態をチェックし
必要に応じて、メンテナンスや交換を検討してみましょう。


🔵 まとめ


長い内容になってしまいましたが
この基礎知識を叩き込んでおくだけで


リール選びに失敗しないと思いますし
長持ちもするはずです。


リールは、竿とかよりも
はるかに重要な要素であり、優先的に良いものを買うもの。


このブログ記事が、あなたのリール選びの役に立てば幸いです。


それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。



この記事が参加している募集

#釣りを語ろう

1,357件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?