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ルアーフックの基礎知識と選び方。

こんにちは、こんばんは、カツオです。


この記事では
実釣に役立つルアーフックの基礎知識をご紹介いたします。


フックはルアーの動きを妨げないように軽量でなければならない一方で
魚に確実にフッキングし、バラシを防ぐ強度も必要です。


この記事を読んでいただければ
どんなルアーにどんな針を使えばいいのかがわかると思いますので


ぜひ最後までご覧ください。



🪝 フックの種類


ルアーフックには、3種類あります。

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  • シングルフック

  • ダブルフック

  • トレブルフック

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ルアーフィシングで使うフックは
主にシングルフックとトレブルフックになります。


シングルフック

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  • 1本の針のみのフック

  • 軽量でルアーの動きを妨げにくい

  • フッキング率が低い

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シングルフックは、トレブルフックよりも
軽量でルアーの動きを妨げにくいです。


ルアーに余計な負荷をかけることなく
本来のアクションを活かすことができます。


繊細なアクションが重要なルアーにおいては
シングルフックの恩恵が顕著ですね。


たとえばアクションが重要な、トップウォータープラグや
メタルジグ、タイラバルアーに使います。


トレブルフック

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  • 3本の針が三角形に配置されたフック

  • フッキング率が高く、バラシが少ない。

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トレブルフックは、最も使われている針です。


トレブルフックはシングルフックよりも針先の数が多いです。


そのためフッキング率の向上し
バラシを少なくすることができます。


主にミノーやバイブレーション、ワームなどに使いますね。



筆者の場合は、とりあえずトレブルフックをつけて


使うルアー(ジグ)によって
シングルフックをつけることが推奨されている場合は


シングルフックをつけるようにしています。


🪝 フックの大きさ


まず針は、大きければ刺さりはよくなり
小さければ刺さりは悪くなります。


たとえば、 大きい釘と小さい釘を木に刺すとき
大きい釘の方が木に刺さりやすいのが想像できるかと思います。


釣り針も似たような話で


大きい方が魚に当たったとき
より広い面積で魚の口に食い込むため、刺さりがよくなります。



大きさというのは、針そのものの大きさ、番手もあれば
懐の大きさもあります。


針の番手


針そのものの大きさは、純粋にサイズです。


針のパッケージを見ると
「#6」とか「size6」とか書かれています。



この数字が小さくなればなるほど針は大きくなり
大きくなればなるほど針は小さくなります。


つまり数字が小さくなればなるほど
針は大きくなるので、かかりは良くなり


大きくなればなるほど、針は小さくなるため
針かかりは悪くなるということですね。


たとえば筆者の場合
ラパラさんのカウントダウンCD7というルアーを


ナマズ釣りによく使います。



このカウントダウンCD7は「#7」の針を使いますが


「#7」を使うと、バラシの多さが目立ったので
1つ大きめの「#6」を使っています。


すると針同士が引っかかるデメリットを受けたものの
バラシを極端に減らすことができました。


ただルアーには、適正フックサイズがあるので
とりあえず適正フックサイズを守って使い


その上でバラシが目立つ場合は、1つ大きくしてみるのがおすすめです。


懐の大きさ


懐の大きさは、針の軸から針先の幅のことです。



この幅が大きくなればなるほど、かかりは良くなり
小さくなればなるほど、かかりは悪くなります。


かといって幅が小さい針がダメというわけではありません。

幅が小さい分、ルアーの泳ぎ、動きよくなり
ルアーの泳ぎが良くなることで、アピール力が向上します。


特に濁りが強いときや広範囲に魚を探したい場合などは
アピール力の高いルアーを使用することが効果的です。


泳がないルアーは基本釣れませんからね。


ちなみに、がまかつさんやBKKさんの針は幅が小さく
オーナーさんの針は、幅が広いです。



なので、ジグ系はBKKさんやがまかつさんの針
ハードルアー(ミノーやプラグ)はオーナーさんの針を使うのが


おすすめですね。


🪝 フックの硬さ


針を作っているメーカー(会社)によって
硬い針と柔らかい針が存在し


それぞれ特徴があります。


硬い針

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  • 針がかりがいい

  • 硬いため折れやすい

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硬くて針がかりがいいので
遠くにいる魚をかけるのに向いています。


どうしても遠いと、力の伝わりが弱くなるので
かかりが悪くなり、バラシが多くなります。


なのでメタルジグやジグミノーなど
割と飛距離が出るルアー(ジグ)には硬い針がおすすめです。


飛距離がよく出るルアー(ジグ)に使えば
着水ポイントで食ってきたとしても刺さりますからね。


がまかつさんの針とBKKさんの針は硬い印象があります。



ただし硬い分、折れてバレやすいデメリットがあります。


小型から中型の魚の場合は大丈夫ですが
大型の魚をかけたときは、針が折れてバラシてしまうケースが


少なくありません。


実際筆者は、サーフで80cmくらいのサワラを釣ったとき
たまたまBKKさんの針を使っており


センターフックが1本折れていたことがありました。



なのでサワラとかブリとかが、連日釣れているときは
硬い針で釣りをしないようにしてます。


柔らかい針


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  • 柔らかいのでバラシにくい

  • 針が曲がりやすい

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柔らかくて折れる可能性が低いので
大型の魚をかけるときに向いています。


大型の魚をかけたとき、硬い針を使うと
折れやすく、バレやすいとお伝えしましたが


柔らかい針の場合は、大型の魚をかけても
針は折れず曲がるだけなので、口にかかったままになります。


なのでバラシにくいです。


オーナーさんの針は柔らかい印象があります。


大物が釣れた実績のあるルアーや
バラシが多い方は、柔らかい針がおすすめですね。



たとえば筆者の場合は、サーフをよくやるので

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  • 裂波120

  • 魚道110MD

  • カゲロウ155F

  • サイレントアサシン140〜160F

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には柔らかい針を使ってます。


🪝 フックのカエシ


フックにはカエシがついているものと、ついていないものがあり
バーブ付き(カエシあり)、バーブレス(カエシなし)と言います。


フックのカエシは、刺さりの良さやバラシのしやすさに影響します。


カエシ付き(バーブ付き)


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  • バラシが少ない

  • 魚から針を外しにくい

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ほとんどのルアーフィシングでは、カエシ付きが主流です。


針先が2個ついているので、刺さりは悪い傾向があるものの
刺さってしまえば、バレることが少ない針だからです。


しかしバラシが少ない反面、魚から針を外すことが難しいです。


特に小型の魚や口が硬い魚の場合は
外そうとするとさらに傷つけてしまう可能性があるため


キャッチ&リリースが推奨されている
バスフィッシングやトラウトフィッシングには向いていません。


カエシなし(バーブレス)


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  • 針先に返しがないフック。

  • 魚へのダメージが少なく、リリースしやすい

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バーブレスは、リリースすることを前提とした
ルアーフィシングに使うことがほとんどです。


特に管理釣り場(釣り堀)で魚を釣るときや
GT(ロウニンアジ)を釣るときは、もう強制バーブレスです。


カエシがないため、針を魚から外すのが
カエシ付きと比べて簡単なので、魚へのダメージを減らし


リリース(逃す)することができるからですね。


ただ外すのが簡単な反面、バラシは多いです。


特に大型魚や引きが強い魚を釣る場合などは
バラシが多くなります。


カエシ付きかカエシなし、どっちがいいのか?


結局カエシ付きとカエシなしどちらがいいのか?


結論、キャッチ&リリースが強制されている釣りはカエシなし
それ以外はカエシ付きでいいと思います。


やはり釣る楽しみというのもあると思いますからね。


リリースが強制されている釣りは、カエシなしの針を使ってください。
船宿さんやお店のルールで決められており


カエシなしじゃないと釣りができないので、カエシなし


それ以外の釣りは、自由なので


俺は、私は釣る楽しみを味わいたいんじゃ!という方は
カエシ付きを使い


僕は、私は釣る楽しみを味わいたいけど
子どもがいるし安全性を確保したい、なるべく動物を愛護したいという方は


カエシなしでいいと思います。


🪝 フックの付ける向き


ルアーにつける針には正しい向きがあります。


正しい向きでつけることで

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  • 魚がかかる確率が上がる

  • ルアーの動きが良くなる

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などのメリットがあります。


実際正しくない向きで装着したことがあり
そのときは1時間程度の釣行で、2バラシ。


しかし正しい向きで装着したら
バラシが少なくなったというわけではなく


五分五分くらいで、正しい向きで装着してもバラすときはバラす。


なので気にしたい方は、気にして装着するようにし
気にしない方は、気にせず装着する。といった感じがいいかと思います。


一応、トレブルフックには、1本だけアイと
同じ向きになっている針があり、これが正しい向きになります。



実際ルアーに針をつけるときは
写真の正しい向きを意識しながら装着します。


フロントフック(前の針)は
針がルアーの進行方向に向くように装着し


リアフック(後ろの針)は
針がルアーの尻尾に向くように装着します。



🪝 フックの管理方法


針は魚との勝敗を決める重要なもの。


そのため針を適切に管理して
一瞬のチャンスを逃さないようにする必要があります。


具体的な管理方法は2つあります。


1つ目は、ルアーを水を溜めた桶の中に入れる
2つ目は、輪ゴムで止めることです。


水を溜めた桶の中にルアーをつける


まず釣りから帰った後
水を溜めた桶の中にルアーを5分〜10分入れましょう。


川釣りの場合は、つけず軽く流すだけで構いませんが
海釣り(海水が入った場所)では必ずつけおきします。


つけおきしておかないと、潮が抜けないからです。


軽く流すだけでは、海水が落ちておらず
針やスプリットリングなどが錆びることがあります。



実際筆者が、オフショアキャスティング(沖のキャスティング釣り)に
行った後、ルアーを軽く水で流して


工業用扇風機の上で乾かしていたら
針がサビサビになっていたことがありました。


なので沖などの塩分濃度が濃い場所に行ったときは、10分くらい


サーフ釣りや河口エリアでの釣りは、川の水が少し入っており
塩分濃度が低いので、5分ほどつけておけば問題ありません。



ジャブジャブ洗う必要はありませんし
冷水でもお湯でも、真水であればつけておいて大丈夫です。


針がサビサビになると、かかりが悪くなり
バラシが多くなるので


めんどくさいかもしれませんが
海水が入った場所で釣りをした際は洗うようにしましょう。


No.16の輪ゴムで止める


ルアーフィシングをやるとき
ルアーがたくさん入ったルアーボックスを持っていきます。


そのときルアー同士が絡まって、ルアーを取る際
「ガチャガチャ」とやる方が多いと思います。


しかし、「ガチャガチャ」とやる行為は、針先をダメにしてしまう行為です。


なので「ガチャガチャ」とやらないためにも


No.16の輪ゴムを針に巻いておきましょう。
どんな感じかというと、下の写真のような感じです。



いや、俺、私結構ルアーボックスの中、ルアーがたくさんあって
全部やるのちょっと大変、めんどくさい!という方は


よく使うルアーは巻いておかないというのもありです。


たとえば筆者の場合は、季節の関係であまり使わない
ときどき使うルアーだけ巻いています。


ある程度のルアーを巻いておけば
ルアー同士が絡むことはほとんどないので


針先をダメにして、貴重な1匹をバラさないようにするために
ぜひやってみてください。


🪝 フック選びはどこを妥協するのかが大事


今回、あれこれ書かせていただきましたが
全て気にする必要はありません。


針はこだわれば、こだわるほど頭がパンクしてくるので
どこを妥協するのかが大事です。


たとえば、硬さは妥協して選ぶとか
懐の大きさとカエシの有無は妥協して選ぶなど


ある程度、上級者になれば全て気にして
選んでみてもいいかもしれませんが


初めは、何か1つや2つ妥協して選んだ方が
始めやすいと思います。


🪝 まとめ


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1.針は、シングルフックとトレブルフックを使う。
   ジグ系はフロントにシングル、リアにトレブルフックを使う。

2.針は、大きいほど刺さりが良く、小さいほど刺さりが悪い。
   ただルアーには適正フックサイズがあるので
   とりあえず適正フックサイズを守って使い
   その上でバラシが目立つなら1つ大きくしてみる

3.針には硬さがある。
   硬い針は、遠くにいる魚をかけるのには向いている
   メタルジグに使うと効果的。
    柔らかい針は、大型の魚をかけるのに向いている
   大物実績のあるルアーや140mm以上のルアーに使うといい。

4.フックにはカエシがあるものないものがある。
   リリースを前提としない釣りはカエシ付きでOK
   管釣りするときやGT(ロウニンアジ)を釣るときはカエシなし。

5.釣行帰宅後は、錆防止のため水を溜めた桶の中にルアーを入れ潮を抜く
   またNo.16の輪ゴムを使って針先を守る。

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といった感じかな。


フックは、ルアーフィッシングにおいて非常に重要な要素なので

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  • フックの種類

  • サイズ

  • カエシの有無

  • 管理方法

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を理解し、ターゲット魚や釣り場に合わせて
最適なフックを選ぶことが大切です。


このブログ記事が
ルアーフックについて理解を深めるのに役立てば幸いです。


それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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