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原油・債券・金


2023年の比較

2023年の米10年債利回り
5月12日3.369%から急上昇して
10月4日4.884%をつけました。
米10年債はすごい勢いで売られました。

これに対して

原油先物WTI
6月28日67.05ドルから
9月27日94.17ドルまで上昇。

ドル建て金価格
5月5日2053.13ドルから
10月5日1812.70ドルまで下落。

まとめると
先行してが売られはじめると
長期債は7日後に売られはじめ、
その1ヶ月2週間後に原油が上昇しました。


2022年の比較

米10年債利回りは2022年、
3月7日1.668%から
6月14日3.498%まで上昇しました。

原油先物WTI
3月7日130.50ドル
つけて急騰したのち下落して
4月12日94.84ドルから上昇開始、
価格を上げ下げしながら
6月8日123.18ドルをつけて
下落に転じています。

ドル建て金価格
3月8日2070.29ドルをピークに下落
4月6日1915.24ドルから再上昇
4月18日1998.60ドルをつけて下落トレンドへ
9月26日1620.80ドルまで下げています。

まとめると
2023年の金が先行していたのと比べると
2022年は3月7日前後に起点が集中しています。
2022年2月24日はウクライナ侵攻がありました。

3/7から長期債は売られて
同じタイミングでも売られました。
原油も3/7から一時急落。

4/6からが短期的に上昇すると
4/12から原油が上昇
この間、長期債は下落。

これ以降、原油は緩やかに上昇を続け
4/18には金は売られていきました。
この間も長期債は下落。

原油先物WTI
が6/8以降に下落すると
米10年債は6/14以降に買われはじめています。

原油が売られて、しばらくすると
長期債が買われたのです。

米10年債利回りの上昇は
金価格にとってマイナスになるので
利回りが上昇しはじめると
ゴールドは買われにくくなります。


2021年の比較

米10年債利回りは2021年、
1月5日0.922%から短期的に急上昇して
1月12日1.187%をつけて下落
1月28日0.996%から上昇開始
3月19日1.750%をつけた後は
上値が重くなり
5月13日1.707から下落トレンド入り
8月4日1.169%で底打ち
これ以降、上昇トレンド。

原油先物WTI
2020年11月2日33.64ドルから
2021年3月8日67.98ドルまで
上昇する大相場で
これ以降、短期的に下落
4月6日58.62ドルから上昇開始
7月5日76.40ドルをつけた後、下落
8月23日61.96ドルから再上昇
10月26日84.88ドルまで上昇しています。

ドル建て金価格
2020年8月7日2072.90ドルから
大きな下落トレンド入り
2021年4月1日1705.42ドルで底打ち
上昇を開始して
6月1日1916.84ドルをつけた後に下落
レンジ相場となりました。

まとめると
原油先物WTIは3/8まで上昇、
長期債は1/28~3/19まで
売られました。

が4/1から上昇すると続いて
原油先物WTI
が4/6から再上昇。

長期債が5/13から買われると
が20日後、6/1に下落
そこから1ヵ月後に
原油先物WTIが下落しました。

長期債が8/4以降、売られ始めると
原油先物WTIが20日後の8/23から
買われはじめました。


2017年~2018年の比較

原油先物WTI
長期的に見れば
2017年6月22日42.26ドルから
2018年10月3日76.90ドルをつける
ビックトレンドでした。

この時の

米10年債利回り
2017年9月8日2.016%から上昇し始めて
2018年11月7日3.250%でピークをつけて
下落しています。

ドル建て金価格
2017年7月10日1204.85ドルから急騰して
2017年9月8日1357.94ドルをつけて下落
2017年12月12日1236.31ドルで底打ち上昇
2018年1月25日1366.47ドルでピーク
この後はレンジ相場
2018年4月19日1355.12ドルから下落トレンド入り
2018年8月16日1160.56ドルで底打ち
その後はレンジ相場
2018年10月9日1183.49ドルから上昇を開始
このトレンドは大きく
2020年8月7日2072.90ドルまで上昇しました。

まとめると
原油先物WTIが6/22から
買われはじめると
1ヶ月後の7/10にが上昇開始

長期債が9/8から売られはじめると
同じタイミングでが売られました。

原油先物WTIが10/3でピークをつけて
下落トレンド入りすると
それまで売られていたが10/9から上昇
1ヶ月後の11/7から長期債が買われはじめています。


まとめ

大局的に見ると
原油が下がれば長期債が買われ
長期債が売られれば原油が上がる
ということがわかります。

原油が先行するか
長期債が先行するか
トレンドがでるタイミングも
まちまちです。

2023年では
長期債は5/12から売られはじめ、
原油は6/28から買われました。
1ヶ月と2週間の差があります。

2022年では
原油が6/8から売られはじめ
長期債は6/15以降買われています。
1週間の開きがあります。

2021年では
原油が3/8まで上昇すると
長期債は3/19まで売られました。
約1週間の開きです。

2018年では
原油が10/3から下落すると
長期債は11/7から買われています。
1ヶ月の差があります。

原油が上がり続けると
長期債は売られ続ける。

と言えます。

原油価格が低迷すると
長期債が先行して売られると
追随する形で原油が買われます。

原油を比較すると

2023年では
原油が6/28~9/27まで買われると
は5/5~10/5まで売られました。

2022年では
原油が4/12~6/8まで買われましたが
は4/18~9/26まで売られました。

2021年では
原油が4/6から7/5まで上昇
は4/1~6/1まで上昇。

2018年では
原油が10/3まで大きく買われましたが
は4/19~8/16まで下がり
上昇を開始したのが10/9でした。

相関性にバラツキがあります。
同じコモディティなので
似た動きをすることがありますが
逆の動きをすることが多いです。


読んで頂きありがとうござました。


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