佐々木養魚場

〒132-0024
東京都江戸川区一之江6-13-17
TEL:03-3651-2826
HP: http://sasaki-yougyo.com/
Twitter: https://mobile.twitter.com/sasaki_staff

営業時間
月・金・土・日12〜18時
定休日
火・水・木曜日(祝日は営業)
冬季10〜3月は変更有り(要確認)

取扱種:金魚、めだか、日本淡水魚、飼育用品
水槽本数:220(大小含む)
店舗面積:約50坪

Q.お店の歴史を教えて下さい。

A.天保8年(1837年)に養魚場・仲買問屋として入谷に創業したのが始まりです。入谷と言う場所は物流の拠点+水も豊かだったので、全国各地から金魚を集めるのに都合が良かったらしいですね。余談ですが、土佐錦や津軽錦だったり、地域性の強い品種は輸送自体が大変な事もあって当時は今以上に価値が高いものとして扱われていたらしいですよ。金魚自体がまず大前提として高級品でしたからね。

祖父の代には(大正15年頃)入谷から江戸川区に養魚池を移転し、その後、小売用店舗を構えたのが現在の店舗の始まりですね。平成に入ってからは江戸川区には直売店舗のみを残し、養魚池は茨城へ移転しました。現在は茨城県常総市の養魚池から江戸川の市場や店舗へ出荷しているんですよ。

Q.お店のこだわりを教えてください。

A.こだわっているのは仕入先と金魚の取り扱い品種ですね。例えば地金、土佐金、らんちゅうなどはその生産に特化した方々から仕入れてますし、入賞魚なども販売したりもしています。初心者の方からベテランの方まで、皆さんに楽しんで頂けるお店作りを心がけています。

最近は改良メダカの種類も豊富に揃えています。自家生産のメダカや高級品種のメダカもペア売りになっているものが多く、繁殖を始めたいお客様にはオススメですよ。 

あと面白い部分としては「この品種でこのサイズは初めて見る!」という魚の多さかもしれません。愛好家のお客様が飼い込んだ立派な金魚だったり、流通の少ない品種の稚魚販売も好評ですね。

金魚を始めて間もないお客様が品評会に出品されたり、金魚のイベントに参加されている姿を見るのは嬉しい事ですし、とても刺激を受けます。一匹の魚を立派に飼い込む事自体は少しうらやましいなと感じることもありますね。

Q.思い出の魚を教えてください。

A.祖父の代に佐々木養魚場で出目金と朱文金との交配で作出した柳出目金という金魚ですね。名前の由来は、柳の葉が風にたなびいている涼しげな感じからとったそうです。祖父は「柳に風と吹流し やがて目(芽)が出る柳出目」とキャッチフレーズまで考えたそうです笑。父が良く晩酌しながら話してくれました。柳出目金は親子三代、とっても思い出深い金魚ですね。

Q.今1番興味のある生体を教えてください。

A.ピンポンパールやキャリコ水泡眼ですかね。一般的に金魚を全く知らない人でも一目で可愛い!面白い!という印象を与えますし、金魚を飼ってみたいと思うきっかけになる可能性を充分持っていますからね。これらの品種は外国産が多いので、丈夫で飼育しやすい国産物がもっと流通できたら、金魚のファンも増えると思います。

Q.生体を飼育することの魅力を教えてください。

A.金魚に関してはエサの配合や色揚成分もそうだし、水換えや環境によって異なる結果が出るところが、面白みでしょうかね。感覚としては盆栽や園芸に近いような気がします。ちなみにビオトープ向けの水生植物も販売していますよ!

Q.最後にお客様へメッセージをお願いします。

A.金魚が好きなお客様がお一人で来ていただいても楽しいと思いますし、色々お話をしていく中で、より良いアドバイスもできたらと思います。店名が養魚場とあるので時々、「そちらは個人にも販売していますか。」とお問い合わせを頂きますが笑
江戸川の店舗は普通の金魚販売店ですので、是非お気軽にご来店ください。




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