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さぁ、漁師になって初回の給料日。



覚悟はしてましたよ。
3K(きつい・汚い・かっこ悪い)+1K(稼げない)があったから。
船主から、半人前からのスタートだと言われ受け取った給与袋(現金支給)。
10万円・20万円・30万円・40万円・50万円の厚み、重み。
知ってますか。

サラリーマン時代は銀行振り込みでしたので知りませんでした。
お金の厚み・重み・感触、全て。

ここで、簡単に漁師の給料システムを紹介します。

漁師の給料システム

ここで説明するのは基本的なシステムです。
(漁業によって異なります)

基本的な関係は、船主:乗り子。
大体”6:4”程度が平均的です。
1日にシラスが100 kg獲れれば、60kgが船主、40kgが乗り子です。
船首はそこから船や網の維持管理費を捻出します。
健康保険等は、基本的に乗り子が乗り子の給料から支払います。
簡単にですが、こんな感じです。

なんか、少し厚い。
どれくらい入っているのだろうと、確認する為にそそくさと帰ったのを覚えている。
確認すると、20万円入っていた。
20万円の厚み・重みを知った瞬間でもあった。
同時にお金の厚み・重みって良いなと感じた。

しかし、”稼げない”と聞いていたのに、私の感覚は半月で半人前でこんなに貰っていいの?
だった。
自分が夢中になれる仕事で、対価として受け取った初めてのお金だった。
ただただ、素直に嬉しかった。

最初の目標は決まった。
まずは、技術や仕事を学び1人前になろう。と。

そして、漁師という生業を、深く考えていく事になる。

写真は、良い漁をした月の給料です。





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