アイアンマンのジャービス

コンピュータと共に生きていたいという願望が少なからずある。実際、起きている時間のほとんどをコンピュータに向き合っているわけだが。
ChatGPTの活用・応用事例を見ていると、アイアンマンのジャービスのようなサポートAI(相棒)と一緒に働ける世界はもうすぐな気がする。全部をAIに求めるわけではなくて、あくまで人間のサポーターとしてのポジションなら実現難易度は高くないはず。はやくそうならないかなぁ、と。
Twitterで「ChatGPT ジャービス」などで検索すると、やはり同じように考える人はそれなりにいる。

この記事は2016年の話しらしいけど、目指すところは同じなんだな、と。https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1601/04/news035.html

一日でも早くそんな世界になって欲しいわけなのだが、そのためには早くコンピュータに日々のデータを人とコンピュータに同時並行でインプットしていくべきなのかな、とも思う。
どうせ、会話よりメール・チャットツール・ファイル転送で情報をやりとりしているのだから、人間だけでなくAIに効果的に食わせるのにより適切な方法・情報量を考え、切り替える。例えば、pptじゃなくてWordやテキスト文書にするとか、複数の散在したデータを人が意味を読み取って繋げないと理解できない状態を避けるとか。
もしかしたら、そんな手順さえ不要になって、勝手にデータを食っていい感じに成長するのかもしれないけど。そうなると、食わせて良いデータとダメなデータをもっと厳密に管理する必要があるかも、と思うと、それはそえで窮屈でツライけど。

検索エンジンを使いこなせるのと同じように、サポートAIを使いこなせるようになる必要はありそうな予感。SQLを覚えるより、データベースを学習させる技術と、うまくSQLに変換できる自然言語の習得のほうが重要になるのかもしれない。結局のところ、人とコンピュータの類のI/Fが、かなりの曖昧さを許容する自然言語になるっていうのは、やっぱり大きい。

コンピュータができることが増えていくのと同時に、人間の棲み分けや、コンピュータ(情報処理)にできないことを真剣に考えてみたくもなる。
情報処理にできないことの1つは「質量」の移動。運動方程式の再現やシミュレーションはできるけど、現実に存在する質量を動かすには、物理的なエネルギーやアクチュエーター、もしくは人間が必要になる。(ロボットの操作、Google Mapの経路指示や、IngressやポケモンGOのように密かに人間の行動を操る・変化させる、みたいな間接的な作用はできると思うけど。)逆に、質量の移動をともなわないプロセスは全てコンピュータ上で完結できる可能性がある。

そういう切り分けを考えながら日々過ごしたほうが良いのかもしれない、と思う今日このごろ。



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