胃カメラと大腸カメラうけてきた〜好酸球性胃腸炎について〜
タイトルでお察しの内容となります。
みんな、内蔵の検査は定期的に受けましょうね…！！
実は5月に人生で2度目の大腸カメラ、そして人生で初の胃カメラを同日受診してきました。
検査前〜現在の体験談を記録として置いておきます。
（注射の写真がありますが、注意書き入れてます。苦手な方は高速スクロールしてください）
胃カメラと大腸カメラを受けた経緯
同居している恋人が、健康診断の結果を持って帰ってきた。どうやら、潜血便で要検査となってしまったらしい。
大腸カメラを受けたことがなく「どうせ痔だろう」と高を括る彼は病院があまり好きではない。
対する私は何かあれば受信しておきたい派。
そして、ひとりでは行きそうにない彼を病院に連れていくべく、先輩である私（経験1回）も共に検査を受けることにした。
普段からよく下痢をするため、そろそろ受診しておきたいと思っていたのだ。
ちなみに、前回の私の大腸カメラ受診理由は、クリスマスの日に便器を真っ赤に染めあげる鮮血便が出たことだ。
その当時はまだ実家暮らしで、大人になって初めて親をトイレに呼び真っ赤に染まった便器と排泄物を見せた。
病院えらび
胃カメラと大腸カメラは鎮静剤を使う処置を希望していたため、公共交通機関や徒歩での受診となる。
普段は何かと車生活の私たちだが、今回はそうもいかない。（鎮静剤を利用した処置当日は基本的には運転禁止）
私たちの受診条件としては
・ふたりで同日に受診ができる
・家から徒歩20分ほどの範囲
・病院のトイレを利用したい（トイレが家にひとつしかない＆絶対に道中漏らす）
・大腸カメラと胃カメラが行える
であった。
その結果、2件の病院がヒットした。
1件の病院は当日に胃カメラと大腸カメラが受診できる！と大きく記載があったが、もう1件はできるのかできないのかわからず…
必然的に1件に絞られた。
予約はネットから簡単に行えた。
5月某日。それぞれのスマホで予約を入れた。
下剤や事前受診について記載が特になかったため、一応病院に電話した。検査当日の朝に院内で下剤を飲みたいと伝えると、あっさりとOKが出た。ついでに当日の朝は絶食、飲水もお茶か水のみ。前日の夕食は9時まで、と説明を受けた。
以前に大腸カメラを受けた病院では、事前に血液検査を実施し、かつ前日の食事は病院から渡された食事だった。これがなかなか美味で楽だった。今回は取扱がなく、残念だった。
受診当日
3日ほど前からゴマやその他、消化に悪いものは絶った。
前日も、一応ネットで調べた食べてよいものリストの中から料理を作った。ルールは9割守った。
いざ……！
胃カメラだけならこんな苦行をする必要は無い。
多くの人が大腸検査を嫌がる原因の一つは、この下剤だと思う。下剤は何種類かあるらしいが、私はこのモビプレップしか飲んだことがない。
久しぶりのモビプレップとの対面に、前回の吐き気止めを飲んで看護師さんに横で応援されながら頑張った記憶が少し蘇る。
まずは下剤の錠剤を飲む。
次に、ひたすらモビプレップをコップに移し、飲む…飲む…飲む…！
味は、相変わらず梅干しの入ったスポドリを薄めたやつ（？）
15〜20分以内にコップ1杯を飲みきるペースでちびちびと飲み、これを2杯飲んで初めてコップ1杯の水が飲める。
「下剤、結構ふつうに美味しいじゃん」と言っていた恋人も、「お水ってこんなに美味しかったっけ」と最後は呟いていた。
経験者ならわかるやつですね、これは。
あとは下痢が泥から透明度の高い水になるまでひたすら繰り返しの作業。合間に病院の区切られた空間でゲームをしながら過ごす。
病院のトイレットペーパーが硬いタイプで、ウォシュレットを利用していてなお肛門が無事に死にました。
同じく下剤を飲んでいたメンバーがかなり減った頃に、私が恋人より先に検査を受けることになった。
おしりが空いた膝丈の紙パンツを履き、金物は外す。女性はブラトップがオススメである。
そして、血液検査と鎮静剤を注入するため、腕に管を注入する。間違って利き腕を差し出し、このあとのトイレに支障が出たので皆さんは気をつけて欲しい。
↓注射の写真↓
（配慮はしてるが苦手な人は高速スクロール）
しばらくすると呼ばれたので、同じく紙パンツを履いた恋人におしりを向けて歩き、処置室へ向かった。
診察台に腰掛け、看護師さんや先生が用意を進めてくれる中ぼーっと待っていると、1度だけ看護師さんが落とした重量級の物が背中スレスレで落下し心拍数が上がった。
まずは胃カメラから、ということで口に穴の空いたマウスピースを噛み（SMプレイか？）横になる。
実は前回、初めての好奇心から鎮静剤に抗おうとした経験がある。
その結果、おしりにぶっ刺さった瞬間に激痛とともに発狂しながら気絶した経験があるので、今回は大人しく寝ることにしていた。
「じゃあよろしくお願いしますねー」という、先生の声に目を瞑ると一瞬で意識がなくなった。
この瞬間、気持ちよくて大好きです。
実は、前回の病院は処置終了後に車椅子でリラックスルームまで運んでくれた。
意識を取り戻したのはリラックスルームの椅子の上で、どうやってそこに戻ってきたのか全く記憶がなかったが、看護師さんに聞くと自分で車椅子に乗って、お喋りしながら戻ってきたよ、と言われた。
前回、私が何を話したのかはわからないが今回も同様になるのは避けたかった。
無意識の自分の口や人格が信じられないからだ。
今回はというと、処置室で横になっているところを起こされた時点で意識が割とハッキリしており、自分でフカフカの休憩用の椅子までたどり着けた。
意識は無いが動いて話しているという状況は回避出来た。よかった。
検査終了から診断まで
無事に検査を終えて、その後の診察で「逆流性食道炎」と診断された。
それと、若干だが腸にただれのような箇所があることと、下痢症状があることから生検に出されることとなった。
約1ヶ月後の検査結果を聞くために再度受診予約をとり、その日は終了となった。
ちなみに、検査のためにお腹に空気を入れるのだが、それが検査後もしばらく滞留しておりおならが出るまでは激痛だった。
恋人といえば、7mmのポリープを取っていた。
ポリープの画像を見て、来てよかったねと二人で笑った。
ちなみに、潜血便については十中八九【痔】とのことで、彼はこちらがかなりショックそうだった。
早速だが、検査結果についてあっさりといこう。
胃は問題なし。（逆流性食道炎だけ）
腸については、
一部で好酸球が20個確認できる箇所があり【好酸球性腸炎】の疑いあり
との結果が出た。
こうさんきゅう…なに？？
という感じである。
私の調べた範囲で書いていこうと思う。
好酸球性消化管疾患ってなに？？
好酸球性腸炎、とは大きくいうと好酸球性消化管疾患のうちのひとつである。
大きくふたつに分類され、
好酸球性胃腸炎←私はこっちを疑われ中
好酸球性食道炎
という診断になる。
【アレルギーが原因で好酸球（という白血球）が炎症を起こし、消化管になんらかの炎症が慢性的におきている】場合につく病名である。
なお、この好酸球性消化管疾患は難病指定となっている。
くわしくは、難病情報センターのページをご覧いただくとわかりやすい。
好酸球という単語すら知らなかった私からすれば「なんじゃこれは」である。
「なにもないことを確認しにきたら、なんか出てきた」という感じだ。
改めて書くが、
アレルギー反応→白血球（好酸球）が炎症→慢性化→症状
という感じ…？らしい。
つまり、何かアレルギーがあるということだ。
私が確定で持っているのは花粉症（主にスギ花粉）である。
食べ物については実は思いつかない。
だが、2年に1度〜5年に1度ほどの頻度で全身に数日間にわたり蕁麻疹が広がる時がある。
恐らく、何かしらのアレルギーがあることはわかっている。
そもそも私と同じような疑いで診断された人はいるのか気になり、この病の情報を探るべく色々と検索をしたが、本当に情報が少ない。
そもそも内蔵の検査は多くの人が症状がない限り受診しない。
潜在患者も多いのでは無いかと思う。
おわりに
☆絶賛情報募集中☆
好酸球性消化管疾患について書かれている方がいればぜひ♡を押して、読めアピールして欲しいです。必ず読みます。
しかし、私は幸運にもTwitterでたまたま闘病されている方と出会い、診察経緯を聞けた。ほかにも調べたが、やはり自覚症状があって受診される方が多いらしい。
後に教えてもらったのだが「原因のアレルギーを調べようといくつか検査を実施したが、原因は特定のできなかった」そうだ。
それでは防ぎようがない、というものだ。
私は確定診断には至っていない。
疑い程度のため、次に大腸カメラで見た時に生検をすればなくなっているかもしれない。
しかし、慢性的に下痢をしている。
正直、健康的なうんぴは1週間に1度ほどしか出ない。ずっとゆるい。正直長く付き合ってきた症状だし、個人的には診断が出ようが出まいが…という部分はある。
食後数時間後に、嘔吐を催すときも人生でよくある。
夜中に吐き気で起きて吐く、というのも我が家では珍しいことではない。（恋人は当初かなり驚いていた）
2ヶ月に1度は胃腸炎に悩んでいる。
実はこれを書いている前日も夕食から2時間後くらいに吐き気と若干の嘔吐があった。
うつ病やメンタル面が弱いこともあり、腹痛や下痢もそういった部分からきていると思っていたが違うのかもしれない…、ということが今回で可能性として出てきたのは良かったと思っている。
かなり大袈裟にしてしまったため、正直これで違いましたと言われれば拍子抜けであるが、そのほうがいい。
ちなみに、7月にアレルギーの血液検査を行う予定だ。
そして、今は1ヶ月ほど薬を飲んでいる。
ミヤという整腸剤を2錠、毎食後。
ビラノア錠という抗アレルギー薬を寝る前に1錠。飲んで2週間ほど経つが、効果の程は未だ実感していない。
続きがあればまたこの話題について触れたいと思う。
長々とありがとうございました。
皆さん、何かあれば受診しましょうね。
※恋人のポリープは良性でした
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