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ダイエット初心者は『カロリー計算』をした方が良い理由

ダイエットを今までやってこなかった人がダイエットを始める場合、食事のカロリー計算をした方が良いです。カロリー計算をすると色々なことに気付くことができます。

1.ダイエットにおいてカロリー計算が必要な理由

他の動画で何度も言ってきましたが、ダイエットを成功させるための第一歩は『カロリーをマイナスにすること』です。

摂取カロリーよりも消費カロリーが上回っている状態にしなければいけません。

これはヒトや動物の生理的な現象なので変えることはできませんし、痩せるためにカロリーを無視することもできません。

ですから、1日の食事のカロリーをマイナスにするために、自分がどのくらいのカロリーを摂取したのかを知っていく上で管理と計算をしていく必要があります。

なお、当ジムHPでも自動で計算できるツールをご紹介しています。

②ダイエットのための1日の基礎代謝量・消費カロリー・摂取カロリー・カロリー計算&PFCバランス自動計算フォーム

1-1 食事の内容を変えるだけで良いという考え方について

しかし、一部の方では「ダイエットを成功させるためにカロリー計算は別に必要じゃない。」と言いう方もいます。

この理由としては、『カロリー計算をする前に、今までの食事内容を変えろ』ということをもとに仰っている場合が多いです。

確かに、この考え方と理由は間違ってはいませんし、ダイエットにおいてカロリーが全てではありません。

今までハンバーガーやピザ、ラーメンなどのジャンクフードばかり食べてきた人は、カロリー計算を気にせずに、健康的な食事の内容に変えるだけで自然と痩せていくでしょう。

これは、『野菜などの食物繊維やタンパク質を多く食べるようになったことで満腹感が大きくなったこと』や、『ジャンクフードよりも玄米やオートミールなどの健康的な食材の方が、同じカロリーでも食べられる量が多いこと』

主にこの2つのことが原因となって、ダイエットを始める前の食事量よりも少ない量で満腹感を感じることができるようになり、結果、自然と摂取するカロリーも少なくなったことで、「別にカロリー計算をしなくても痩せることができる。」ということになるかと思います。

しかし、普段ジャンクフードや揚げ物をめったに食べないのに太ってしまう、痩せることができないという方もいます。

実際に、現場でお客様がダイエット目的で来られて、食事のヒアリングをしても、『普段の食事でジャンクフードや揚げ物を食べることはないし、そういうもの自体あまり食べようと思わない。』 でも本人は痩せたいと言っている、というような方も多くいらっしゃいます。

このように、食事の内容はそこまで悪くないのに太っている、痩せたいと思っているような方は、単純にカロリーオーバーしてしまっているので太っていることが考えられます。

ですから、このような場合は総カロリーをマイナスにするために1日の食事のカロリー計算をしていかなければいけません。

1-2 感覚で食事はしていけば良いという考え方について

また、「カロリーなんかいちいち計算しなくても感覚で分かるよ!」という方もいます。

このような方は何度かダイエットを経験している人がほとんどです。

今までダイエットに興味がなかった人は、普段よく食べている食材が「何gで何キロカロリー」など、あまり気にして来なかったかと思います。

そこでいきなり感覚でやれと言われても、1日にどのくらい食べれば痩せることのできる食事量なのか?今まで食べてきた食事は何キロカロリー摂っていたのか? が把握できていないので、実際に痩せられるような食事の感覚がつかめるまでに時間がかかってしまいます。

始めから痩せるためのカロリー量を知り、実際に食事のカロリーを計算していく方が効率は良いです。

2.カロリー計算をするメリット3つ

ダイエット初心者の方がカロリー計算をすることはメリットがいくつかあります。

1つは、『今までカロリーオーバーしていた食事の量が分かる』ということです。

太っているということは、今までが食べ過ぎだったということなので、実際に痩せるための食事のカロリー計算をしていくことで、「今までこんなに食べていたのか...」という気付きを得ることができます。自分で気づくということは他の分野においてもとても大切なことですし、闇雲にダイエットを進めるよりかは全然マシです。

2つ目は、よく食べる食材のカロリーや栄養成分を覚えていくことができるということです。

人それぞれ食の好みがあるので、普段よく食べる食材というものがあると思います。また、ダイエットをしていると『鶏むね肉』・『卵』・『玄米』のように、ダイエット中でよく食べる食材というのも出てきます。カロリー計算を続けて、よく食べる食材のカロリーを覚えると、「仕事が忙しくて計算できなかった...」という日があっても頭の中でだいたいのカロリー摂取量を把握することができます。

また、「玄米って白米とカロリーほとんど変わらないんだなぁ」というように、ある食材の栄養成分が思っていたよりも違っていた、という気付きを得ることができます。

実際にお客様でも、玄米は白米よりもカロリーが断然低いと思っていた、という方はよくいらっしゃいます。

3つ目は、今後ダイエットを続けていく上で食事管理が楽になるということです。

先ほど、カロリー計算をしなくても感覚で食事の量は分かるという方について説明しましたが、はじめからカロリー計算するクセをつけておくと、「1日にこのくらいまで食べれば体重が減ることになるのか」という食事の量を把握することができます。

これが後に『感覚で分かる』ということに繋がってきます。

「またちょっとダイエット始めようかなぁ」というときでも、カロリー計算の経験があることで、毎回いちいち食材の量をはからなくても済むということになります。

3.完璧に計算しなくてもいい

カロリーの計算となると面倒くさいという方は多いでしょうし、その気持ちはよく分かります。ただ、完璧に数十kcalまで計算を合せなければいけないということではありません。

そこまで細かく計算するとストレスも溜まりますし、カロリー計算することを投げ出してしまいます。

ある程度目標のカロリーに近づけることと、食事量を把握するということが大切です。

同じ食品でもメーカーによってカロリーや栄養成分が違ったり、サイズの違いによっても多少は変化するので、神経質にならなくても大丈夫です。

また、ダイエット中は毎日ずっとカロリー計算をしなければいけないということでもありません。毎回しっかりとカロリー計算できるのであればこれに越したことはないですが、中には計算や数字が苦手な方もいると思いますし、仕事や外食などで管理できない日もあると思います。

ただ、できればダイエットを始めて1か月の間はできるだけ1日のカロリーを計算してあげたほうが良いです。

1か月も食事の量をはかっていれば、「ご飯、お茶碗このくらいで何kcalだなぁ」という感覚が身につき始めていると思うので、後は感覚を頼りに食事管理をしていき、体重の増減に合わせて食事を調節していけば大丈夫です。

4.まとめ

ダイエット初心者の方はできるだけ1日の食事のカロリーを計算してあがる方が良いです。

ジャンクフードばかり食べてきた方は、食事の内容を変えてあげるだけで体重が減ることもありますが、どちらにしても食事の量を把握できるというメリットを考えると計算していく方が、良いことが多いです。

計算するということは確かに面倒ではあると思いますが、始めの1か月間はできるだけ計算をしてあげて、ダイエットでの食事量を把握するようにしていきましょう。

そうすれば、徐々に食事量の感覚が身についてきて、後々ダイエットの食事管理が楽になってきます。

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