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2022/10/20 「脱・お留守番宣言」 1周年ツアー 東京編

20日木曜日。少し早めに仕事を抜けて渋谷eggmanへ向かった。バンド愛あふれる企画ですっかり確立された感のある、脱・お留守番宣言の1周年記念イベント。結局第1回以来の参加だったけど、パワーアップしながらも素敵さはそのままだった。

まずは初見の3バンドから振り返る。

時間の都合でpachaeからの参加。軽やかなボーカルとポップでおしゃれなメロディーに、時折初期のAwesome City Clubが過ぎる。予習した音楽の影響でフレデリック的な音作りが多いのかなと思ってたので意外だった。(多分にMCの印象に影響された結果)本気なのか遊んでるのかわからないような(笑)コロッと変わる曲展開も楽しかった。

POP ART TOWNはおしゃれでずっと聞いていられるポップスのオンパレードだった。透明感のあるボーカルの素直な歌声が心地よかった。一方で、男性陣の楽器隊がおしゃれな音作りに徹しつつも、遊び心をあちらこちらに散りばめている感じがとてもよかった。

WALTZMOREは想像してたより自然と体が揺れる感じだった。時折強めのリズムを放つドラムの存在感故かもしれない。楽器隊のみなさんによる、ボーカルを支えながらの哀愁感強めの音作りがだいぶ好みだった。各パート聞き応えがかなりありそうな予感がしたので、まずはしっかり音源聞きこみたくなった。

ここまでがライブ初見なみなさま。勉強不足を棚上げして好き勝手書いたけど、とにかくすべて楽しめた!やはりブッキングすごい。

そしてチョーキューメイ。
この日は麗さんのMCがやや淑やかな印象だったけど、演奏が始まるとさすがのパワフルなバンドサウンド。でも力みすぎる感じはなく、前に見た時とは違うしなやかな力強さを見た気がする。そして空閑さんのドラムは武双状態になりつつある。

久し振りにユウを聞けたのだけど、個人的にはこの繊細ながらも触れると切れ味鋭い系の曲が好きだなと再認識。疾走感の中に響くバイオリンと一瞬の間、ブレスでリスタートする演奏と、ライブアレンジならではのスリリングな展開。圧巻だった。
チョーキューメイのライブは、ストイックに歌う麗さんと、その裏でしっかりコンタクトとりながら楽しむ男性陣の姿が個人的名物。今回も楽しめた。

出演順は違うけどレトロリロン。
新曲初披露もあり、愛情こじらせて長くなったので最後に。
エントランスSE(この曲好き)が会場に良い緊張感を生みつつ、その後の涼音さんの第一声の安心感とギアチェンジっぷりで一気に緊張が拡散。レトロリロンはいつもメンバーみんながライブを楽しむ様子が伝わってきて、こちらも負けじと楽しみたくなる相乗効果が生まれる気がする。
そして、個人的に大好きな「それでも生きていく」の1サビ後の盛り上がり(これは別記事で書く!)、この日もしっかり最高だった。というか爆発力がどんどん増してる気がする。

そして新曲。ジャジーやブルージーなフレーズはおさえめにストレートにロック・ポップスを奏でる。冒頭からグッドメロディ感はあったものの、その想像を超えてサビ前から突き抜けていく涼音さんのボーカル。そしてそれに呼応するバンドメンバーが気持ちよすぎてずっと鳥肌が立っていた。これもまた名曲入りしそう。

一方で。正直に言うと、新曲を聞いてレトロリロンもこの距離感ではなかなか見られなくなる未来がいままで以上に想像され、少し寂しさも感じてしまった。これはもうさすがにみなさんほっとけないだろうなと。
でも、そのときは彼らがやれることもどんどん広がっていくだろうし、それを一緒に喜べるいちファンでありたい。自戒を込めて。

と、最後はライブから話逸れたけど、本当に素敵なイベントだった。ちなみに初レトロリロンライブは脱・お留守番宣言の第1回だったので、企画してくださったeggman、たかださんにはこっそりとても感謝している。祝杯をと思ったけどお忙しそうだったしそもそも知り合いでもないし、心の中でしっかりお祝いした。

それにしても一周年にして脱・お留守番宣言は東阪ツアー開催というのはすごい。勢い止まらず、これは脱・お留守番宣言フェス開催もそう遠くないかもな。
楽しく素敵な夜だった。

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