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レトロリロン - それでも生きていたい
何度も登場しているレトロリロンだけど、レトロリロン好きの決定打になった曲がこちらである。 MVの動画もあるけど、あえてこちらのセルフカバー版を取り上げてみた。 イントロからシティポップとジャジーな雰囲気がおしゃれに混じりあう。 と思ったら、冒頭から心地よくも鋭い歌声で不意に刺激的な歌詞が紡がれ、ただキャッチ―で甘いところに納まろうとしないバンドのスタイルが感じられる。 そして、Bメロからサビにかけて音楽のジャンルを軽々と飛び越えていく。 Bメロでは高揚するドラムとゆったりとしたキーボードの緩急が楽しく、 サビに入るとボーカルの心地よいリズムにジャジーなベースラインも重なり、あっという間にレトロリンの世界に引き込まれていく。 ここまででレトロリロンのレトロリロンらしさが遺憾なく発揮されているとは思うけど、1サビが終わった直後に全部根こそぎもっていかれてしまった。 サビ後の間奏にバンドの大暴れタイムが訪れるのだ。 時間にしてわずか10秒程度なんだけど、なんだいまのは!!!ってなってしまった。 どこに、結成後1年くらいで発表した曲の1サビ後の間奏に爆上がりなクレイジーパーティタイム(CPT)を入れてくるバンドがいるというのか。 彼らの音楽への愛情とヘンタイさ加減があふれ出ているように感じた。 そして、こういったCPTが大好物な自分は一瞬で虜になってしまった。 もっと聞きたいと思った人も、当然2サビ後以降も同様の盛り上がりポイントを期待すると思うのだけど、なんとこのCPTは二度と訪れない。 つまり1サビ後の1回だけなのだ。実に変態が過ぎる。 (一応フォローをすると、曲自体はしっかり通して盛り上がりを見せてくれるので安心して最後まで聞いてほしい) ということで、少しでも盛り上がりを感じてほしく演奏風景がわかりやすい動画を取り上げた。 気になった方はぜひライブに足を運んでほしい。100倍盛り上がる。但し1サビ後にいきなりくるので油断大敵である。 個人的にはこの大暴れタイムを数分は続けてほしいのだけど、いまのところ1ライブでその10秒だけである。 いつか、ライブアレンジでもっと大暴れしてくれるか、アルバム発表時に全編インストなセッション曲をつくってくれることを願ってやまない。 レトロリロンの詳細はこちら↓ ◆Official HP https://retroriron.com/ ◆Twitter https://twitter.com/retroriron
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Esbjörn Svensson Trio - Goldwrap
レトロリンの記事でGo Go Penguinを話題に上げていたので、Go Go Penguinの曲を選ぼうとしていたのだけど、いやその前にやっぱりこちらだなと思ったので。 Esbjörn Svensson Trio、ESTと略されたりするピアノトリオのGoldwrapという曲。 イントロ部分から好みすぎて一瞬で好きになった曲。 聞いたのがかなり後発だったため、初めて聞いた時には中心人物であるピアノのEsbjörn Svenssonさんが亡くなってしまっており、個人的には初めて聞いてそのまま伝説になってしまった感じだ。 この曲のどこが好きなのか改めて聞き直していたのだけど、正直ほぼ全部な気がしている。。 と、以前の投稿といきなり相反する感じなのが不本意だけど。 ピアノの旋律が本当に好みすぎるのと、焦燥感を煽るようなドラム、そして対照的に必要最低限なベースライン。 曲の構成を大まかにAメロ、Bメロ、ブリッジの3つに分けた時の、Aメロパートが作り出す世界観や雰囲気がとても好き。 美しさと切なさが丁寧に折り合いながらもアップテンポに展開していくため、ただ愁うだけでなくもっと感情の起伏や強弱が込められているように感じて、そこにただ美しいだけじゃない美しさのようなものを感じてしまう。 ちなみにクラムボンもこの曲をカバーしていて、その時に初めて知名度の高さを知った。 冒頭であげたGo Go PenguinもEsbjörn Svensson Trioの影響を公にしている。 来日もされていたようで、ぜひ一度ライブで聴きたかった。 ちなみにクラムボンのカバーはこちら↓ https://youtu.be/ZDd592Z1PKo