First Penguinsのブランドクリエイティブ同時進行のカオスの記録
First Penguinsを企画し始めて1ヶ月。サービス設計からブランドとクリエイティブができるまでをまずは振り返ってみたいと思います。
サービス告知が明日なので(これを書いているのは2/11でした)本来は集客に向けたPR活動の仕込みをしなきゃいけないと言うのに、振り返りをしようと言う私は相当な振り返り好きなのか、はたまた、ただ単に記憶力がないから早くやっとかんと忘れると言うもったいない精神から動いているのかよくわかりませんが、まとめます。
全体イメージ設計とコミュニティネーム
まず初めに大体のコミュニティイメージをまとめました。5W1Hに沿っていつどこで誰と何をどうやってやるのか?まだふんわりした状態でもいいからとにかく書き出す。書いていると欠けているところや自分のイメージしづらいポイントが見えてくるのでそこはあっちゃんに出してもらったりして。
だんだんと概要が見えてきた時に私がちょと早く決めたいと思ったのが”コミュニティネーム”でした。人間で言うとニックネームのような感じで、気軽に呼べる名前があるとそのサービスに対して愛着が湧くと言うのが過去の経験であったので(ネーミング癖はOisixとかヤッホーにいたからかも…w)、今回は早めに付けたいなと。ちょうどダイエットコミュニティを始めたタイミングでそのコミュニティ名が「カンガルーファミリー」だったので、ここも何か動物だと気楽に使えていいのかも。と思いました。自分の中では他にもやりたいコミュニティサービスがあって、どんどん動物が増殖して行って、最終的に動物園ができたらおもしろいなとw
そこでいろんな動物の名前を出して行った中でなんだか今回は北欧がイメージなんだよなぁとポワーンと浮かんだものを口に出してみました。かもめ食堂のあのストーリーやクリエイティブのほわんとした感じは力みすぎず、でもやりたいことやってるスタンスで押し付けがましくないし、かっこよさと心地いい感じが共存してる。カモメかー。と思っていた時に、ふとあっちゃんが前に旭山動物園に行った時のペンギンのこと話出しました。撮影していた動画を見て、”これだ!”と。ペンギンってよちよち歩いていてとても可愛いけど、よーく見ると全然動かないやつやシュシュシューっと1人で行っちゃうやつ、目も鋭かったり、種類もいろんなのが混ざっているけど、なんとなく向かっている方向は一緒。あの不思議な連帯感がバスンっと刺さりまして。これは、もうペンギンだと。ペンギンってファーストペンギンってのもよく言われるし、このコミュニティの姿と近いのかもな〜。意識高い感じもあればマイペースで進む感じもあって、その多様性がおもしろい。んじゃコミュニティ名はわかりやすくFirst Penguinにしよう。となりました。が、なんだか私の中では少しモヤモヤが残ったまま。でも他にやらなければいけないこともたくさんあるし、、と思ってそのモヤモヤがなんなのかわからないまま進んでいきました。
マーケティングフレームワークをオリジナルでやる
ざっくりしていた5W1Hから拡大して、マーケティングフレームワークの3C分析・4C分析・SWOT分析をオリジナルでいじってレポート用紙に書き出す毎日。自分は何がしたいのか?何を提供する?競合はどこ?強みは?弱みは?ターゲット分析も通常なら自分で設計するけど、もう数十名の知り合いに職業や家族構成、趣味に不満、課題、幸せと感じること、1日の過ごし方からやりたいこと、それを阻害していることまで書いてもらい、その中から今回のコミュニティで可能な部分を抜き出してリアルな設定をしました。今まで仕事で使ってきたマーケティング手法が自分のやろうとしていることで活用される日が来るなんてこと、10年前にOisixでロジカルシンキングでMECEむずかしいいいよおおおお!とヒーヒー言っていた自分に言い聞かせてやりたい。あんたもそのうち楽しんでマーケできる日が来るよと。笑 でもデザイン思考なんて言葉が流行る前から我流でデザイン思考してたんだなってのもわかってよかった。協力してくれたみなさん、本当にありがとう。
言葉にするのと同時に制作も考える
ここまでやると、自分がやる意義も自分自身に浸透してきているので企業で言うMission,Vision,Value的なものも定まってきて、自然と言葉も出しやすくなってきました。Google docsに今回のコンセプト・背景・コンテンツ・概要・募集要項などをまとめていき、同時にサイト制作をどうするかを考えました。とにかく早く出したいと言う気持ちだったので、もう自分でどこかのサービスのフォーマットに言葉を乗せられたらそれでよし!コードは書けないし!と思ってFacebookでノーコードで手軽に作れるプラットフォームはないですかねぇ?と投稿してみた。ものすごくたくさんのご意見をいただいた中で、複数あったのがSTUDIOいいかも?の声。現役のwebデザイナーも気になっていると言うくらいなので見てみたら、これは自分でもできそうな感じ!1時間ほどチュートリアルの動画を見てから作成してみました。2時間でできたけど、やっぱり素人が作った感がすごい。こりゃやっぱりプロに手伝ってもらいたいなぁと思っていたところに、友人の西村創一郎くんが僕はこんなサイト作りましたよ〜と送ってきたリンクが、まさに私の作りたいものに近い!ちょと!このフォームごと買いたいんだけど!!!と言ったら、これSTUDIOでノーコードでデザイナーさんに作ってもらったからその人紹介しますよってことで、それが運命のRENちゃんとの出会いでした。
もう結論から言うと、今回のサービスはRENちゃんの存在がいなかったら本当に形になっていなかった、なっていたとしてもものすごく時間がかかっていただろうな、と思います。すぐに打ち合わせをして、イメージを伝えたら、ふんわりしたものをものの数日で形にしてくれて。そこからテキストやコンテンツ、メッセージとあらゆるものをギュギュギュッと絞り、粒度をより細かくする作業の連続でした。RENちゃんはwebディレクター経験もあったので、それが本当に助かりました。一応自分で情報設計して、読者の感情がこんな感じで推移するかなーと設計してみたけど、細かいところはバラバラしちゃう。RENちゃんはそのバラバラをこっちとくっつけときました!てな具合で気持ちよく整理してくれるデザイナーさんだったのです。
ぶっちゃけ、スピリチュアルっぽいっすw と言われる
コミュニティのキャラクターはペンギンと決まったものの、ペンギンにも色々あります。アテでペンギンの画像をサイトに入れてもらって、ふんわりしたままのテキストをはめてもらってテキストチェックや編集をしてもらおうと友人でライターの日西愛さんに見てもらったら「ぶっちゃけ、スピリチュアルっぽいっすw」の一言。いや、もっと丁寧に色々言ってくれていたけど、とにかく私には「スピっぽいっすw」がぶっ刺さった。。ヤバイ。。。私がやりたいことは全然スピじゃなくて、むちゃくちゃリアルなんだけどな。。。。伝わらないページになっているのか。。
・・・困った…
ここから、いかにスピっぽくなくするか…を考えました。。適当なありきたりの素材やありがちな言葉は上部だけで、胡散臭さを漂わせる。だから今やるべきはクリエイティブに力を入れ、言葉を選別することかもしれないと思い、そこに本腰を入れることにしました。とはいえ時間がないので(時間がないとは言っても自分で決めたからいくらでも変えられるけど、変えたくなかった。自分と約束したから。)、全て同時進行。
テキストも何度書き直しただろう…自分のプロフィールも考えて考えて。。。でも煮詰まった時にはライターであり、人の肩書きを作るマイスターの浅倉彩に手伝ってもらったり。
で、そうだ、特に大事だと思ったのがファーストインプレッションかなと。ページを開いた時の印象がそのサービスの顔であり、方向性をもっとも表現するものかな、と思って信頼しているイラストレーターの竹プロにヘッダーのイラストとキャラクターのペンちゃんをお願いできないか、と依頼をしました。竹プロはでんこラボ2期メンバーで、ラボのロゴも作ってくれたり、とても素敵なSlackスタンプを量産してくれたりして、メンバーの信頼も厚く、みんなが仕事を依頼しています。なので、私も頼むなら竹プロしかいないと忙しいとはわかってはいたけど熱烈オファーして、快諾いただきました。実は一度目ダメだったけど、どうしてもと思って条件変えて2回アタックしたw
オファーと同時にイメージカラーやデザインコンセプトも必要だな…と思っていたときにこれまたあっちゃんからブランドアーキタイプの診断リンクが送られてきて。何気にやってみたら、私はEXPLORERだったのです。これがもうぶっ刺さった!EXPLORERは「冒険者」であり「チャレンジャー」。常にチャレンジし続ける人やサービスです。PatagoniaやTHE NORTH FACE、車だとスバルなどがブランドイメージがEXPLORERタイプだと。すご。まさに共感しているブランドばかりだし、何より私、スバルのフォレスター乗ってたわ…w また、その後にホロスコープ占いをやってもらっての結果も挑戦者として「ベンチャースピリット」で生き続けることが、もう何十年前のお星様に結果として出ていたらしく。。
もう私のそのスタンスが今回のサービスそのままに出ているから、そのイメージをコピーやビジュアルでも反映していこう、と決めました。EXPLORERの資質から"旅に出る"ことと"自然に囲まれていること”をテーマ設定し、ビジュアルイメージをPinterestで近しいトーンの画像やカラーチャートで探し、それをデザイナー陣に伝えました。また、昨年末にLOEWEで展開されていたケン・プライスのビジュアルがとても心に残っていて今回のクリエイティブに活かしたくて、その要素も参考にして欲しいと伝えました。カラーはもちろん、テクスチャーにもその雰囲気が反映されていて、出てきたとき本当にうれしかった!コレです!!!感。笑
ここまできたら、コーチの私たちの写真もサイトに合わせないと!のスイッチが入り、カメラマンはー・・・あ、今回の案件はあの人しかいない、とピーンときた友人の八木あゆみちゃんに依頼しました。二つ返事でいいよーと言ってもらい、3日後には撮影完了。機動力高くて本当に助かった!あゆみちゃんはwebディレクターでもあるのでサイトはもっとこうしたほうがいいのアドバイスまでくれて、楽しくおしゃべりお買い物までできて、本当に依頼できてよかった。
撮影した写真がどれも素敵で自分で決められなかったのでこれまたFacebookでどれがいいすかねー?と質問。10人くらいかなーと思っていたのが、他のSNSも合わせると90名近い方が答えてくれて、しかもそこに私が選ぼうとしていたBの写真を選ぶ人は皆無に近く、下のDのガハハ顔で笑っている写真が多数の方に選ばれました。そうか、これがみんなが思う私っぽさなのか…とw やはり何事も人に聞かないといかんな…を実感したのでありました。。
と、ここまでサービス自体の企画・コンテンツ設計にスケジュール管理、ゲストオファー、ペルソナ設計に過去参加者のコメント依頼と回収、ブランド設計、サイト制作、撮影にクリエイティブ指示に編集にコピーライティング。なんだこれ?w 1人何役やってるんだろう??過去のキャリア総動員の、ちょっとカオスすぎる毎日だった。
産みの苦しみはもちろんあったけど、大変でも1つ1つ依頼したものが形になって返ってくると、一気にその苦労や張り詰めていたものが解消されると言うかきちんと自分の思いが伝わったー!と言う快感があって、やっぱりやりたいことやるって、いくらでも頑張れるし、集中できるし、何より気持ちがいいなぁー!!!と思いました。
で、そんなこんなありまして出来上がったのがこちらのページです。
最初にFirst Penguin と決めたけどずっとモヤモヤしていたのは、First Penguinってとても意識が高いだけ感がどこかに自分の中にあったのですが、ほとんどサイトも完成に近づいた頃、noteやフォームのURL取得をしようとした時にFirst Penguinじゃ取得できず、うーん、、First Penguinsとsを付けてみたのです。その時にピーン!あれ!これじゃん!!!とビビビときてしまったのです。一匹だけのFirst Penguinよりも、みんなでやっていこうの意味を込めた集まりを表現するFirst Penguinsの方がずっと今回のコミュニティらしさが出てる!!!すでにロゴの納品を終えていた後だったので、「竹プロ、マジでごめんなさい…」と謝罪とともに依頼をしてsを入れたバージョンのロゴに変更してもらいました。
これで私のモヤモヤは全部スッキリ!
気持ちよくスタートが切れる!そんな気分です。
企画開始からサイト制作完了まで1ヶ月。一瞬だったー。。。
時間は短くともギュッと集中して考えてやってきました。大事なのはまずやってみることだと思っています。なので、完璧な100%の状態ではないけど、世の中に出してどう受け入れられるかを知る。その過程自体もこのプロジェクトをやる意味の1つだと思っています。ぜんぶ実験で、いい。
ここからはPRをがんばろうと思います。この企画に賛同して、もっと新たな自分を見つけたいと思ってくれる人に情報を届け、そして参加したいと思ってもられるように想いを伝えます。
こんなに長ーいの、最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。
もう想いが溢れちゃっててね。毎日泣きながら(うれしくて泣いてた)やってきたので、その気持ち、感謝の気持ちと一緒に出しておきたくて。
手伝ってくれたみなさん、本当にありがとうございます!
イラスト・キャラクターデザイン: 竹プロ
サイト制作:RENちゃん
カメラマン:八木あゆみちゃん
Special Thanks :日西愛さん、西村創一郎くん、ポールくん、渡辺一馬ちゃん、かべちゃん、ちえ、あや、スウォン、C4、たかちゃんまん、ゆるみなちゃん、ぶう、滝あや子先生、北千住是屋井上さん、まちるださん、あかP、きょこさん、山P
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▼ First Penguins プチ体験会開催のお知らせ
【 気づいてないに、気づく 】
自分が将来をどうしていきたいと思っているのか、ふんわりしているものに一度向き合ってみませんか?やってみると、あれ〜?案外言葉が出てこないかも。わからない。思い浮かばない。あ〜本当はこうしたかったのか〜とか、普段の自分には見えていない自分が見えてくると思います。そう、気づいてないことに、気づくのがこのワークショップの目的です。
コーチからの問いかけについて考えて書き出すだけの時間です。気張らずにゆるっとした気分でご参加ください。
□日時: ① 2021年2月18日(木)夜20〜22時
② 2021年2月23日(火・祝)昼13〜15時
③ 2021年2月28日(日)昼14〜16時
□方法:zoom オンライン
□人数:各回5名まで
□料金:無料
□申込:denmichiko@gmail.com 又は メッセンジャーで!
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