過去日記 2007年7月25日
~~~~~~~~過去日記ココから~~~~~~~~
昔、柴犬を飼っていました。
オスのわんこで母犬そっくりで、ものすごく家族に気を使う優しい子でした。
にんじんが大嫌いでどんなに細かく刻んでも鼻で綺麗によけて食べて、お風呂が大嫌いで、最後の方は私しか入れられる人がいなくて、お散歩の時に「けんさんお散歩行く?」と聞くと「はふっ」とお返事して、寂しがりやで隣に座るとぺったり体重かけてくる子で。
7年前心臓発作でお星様になりました。14歳でした。
その前から発作がおきていたから、覚悟はしていたつもりでもなかなか立ち直れなくて、毎日毎日何を見てもあの子を思い出しては泣いておりました。泣いて泣いて泣いて頭が痛くなって寝れなくて、会社いって仕事してふとした瞬間に思い出してはまた泣いて。
三日たって会社では気がまぎれるようになってきました。
家で一人でいる時は相変わらず泣いてました。
あれから7年、会社を辞め、娘が二人生まれ、引越しもして私の生活は変わっています。
「どうしようもない やりきれない後悔やら悲しい思いを
忘れるのでもなく 封じ込めるのでもなく
それ以上でもなく それ以下でもなく
無理しなくても 淡々と
受け入れる事が出来るようになれますように」
7年前こう日記に書きました。でもまだ立ち直ったかと聞かれると難しい。思い出すと泣いてしまうから。笑って話せるまでにはいたってないのです。
柴犬を見ると「やっぱけんたが一番可愛いなぁ」とか思っている自分がいて。
結構ひきずるタイプなのね、と自己分析しつつもまだ昇華しきれていない想い。私、マゾではないので感傷的な気分にひたっていたい訳じゃないけれど、まだ後悔は残っています。
たまにいちこさんと「夢にけんたくんが出てきてくれますように」とお祈りして寝ています(いちこさんはけんたくんにあいたかったんだそうです)
残念ながらいちこさんの夢にはまだ出てきてくれてないようです。
今年もそうやってあの子の事を思い出して、お星様になった日を過ごすのだと思います。
こちらは何とかかんとか毎日を過ごしているよ、けんた。
今でも店の裏に行くと、ちょっと喉のおくがひくひくって
なって泣きそうになるよ。
亡くなる前夜、普段なら小屋から出てこないのに出てきて
私の顔をじーっと見つめていた姿が忘れられないよ。
いちこさんが会いたがってるので、夢に出てあげてね。
ママンの可愛い可愛い娘だから優しくしてあげてね。
そして、私の夢にも出てきてね。
~~~~~~~過去日記ココまで~~~~~~~~
24年経ちましたが、忘れてませんし、世界でいちばん可愛い柴犬はあの子のままです。
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