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成人式

先日は息子の成人式だった。
二十歳の集いやそれに伴う中学•高校の集まりなどで、連日帰宅は午前様。

しかし本人は疲れた様子もみせず、久しぶりに会う友人達との時間を満喫している。
「若いということだけで武器になる」と誰かが言っていたが、本当にその通りで、エネルギー溢れる姿に羨まさしさ感じるし、お互いの成長を喜び合い楽しめる友人が多数いる息子を誇らしくも思う。

そんな充実した年末年始と成人式を過ごして、また一人暮らしの世界に戻って行ったその夜に1通の手紙が届いた。

それは10歳の自分(息子)が20歳の自分(息子)に宛てた手紙だった。

本人(息子)に許可をもらって開封し、読んだ。

今の状況や自分の夢、20歳の自分はこうなっていてほしいということが自分の言葉でしっかりと書かれていた。

「今のぼくはいつも楽しくて幸せな毎日をおくっています」と。

泣けた。夫婦2人で笑い、泣いた。

10歳の、小学4年生の頃の生活風景がよみがえる。
おそらくこれは1/2成人式イベントのひとつだったのだろう。

よく確認すると、手紙(封筒)の隅に担任の先生の名前があり、消印は今年の1/9になっていた。
10年間大切に保管し、成人式の日に投函したのだ。

先生にとってもこの10年間は様々なことがあっただろう。
でも10年前の生徒のために、生徒の将来を想像して投函する姿に思いを馳せると、これまた涙が出てきた。

息子よ。
今のあなたも10年前と変わらず幸せだな。

葉子先生、ありがとうございます。
あなたの生徒は幸せに20歳を迎えています。