ひっそり考えていること
最近は2拠点生活をする人達が増えていると聞くし、調べてみると新しい暮らし方を提案するサービスがたくさん出てきている。
コロナをきっかけに、場所や時間の制約を受けないリモートワークやワーケーションなどが世の中に浸透してきたことが大きな要因だろう。
このことは冷静に考えるとその人の生き方を大きく変える出来事なのだと捉えている。
だってこれまでは、働く場所に引きずられて本人そしてその家族の生活を成り立たせることが当たり前だったし、そこに疑問を感じることはなかったのだから。
会社の上司が先日ポツリと言った言葉を思い出した。
「都心から離れた場所にマイホームを建て、2時間かけて仕事に行っていた時代は何だったんだろうかと最近つくづく思うよ」
時代の流れもあるので、当時が悪くて今が良いという単純な話ではないけれど、明らかに生活の質は上がっている気がする。
どのように働くのか、どのように生きることが自分の幸せなのかということを考えた上で、自分らしい選択ができるということはとても大きい。
僕自身、東京で4年間単身赴任生活をしてみて、東京という場所が大好きになったし、逆に今まで生活してきた場所の魅力も再確認できたので、どこで生活するのかというテーマにとても関心があるし、旅行で訪れるのと、その場所で生活するのとでは全く様相はかわってくるのだと実感しているので、近い将来、多拠点生活をしたいというのが本音のところだ。
家族が許してくれるか分からないけれど、そんなことをひっそりと考えている。