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安いガラスペンと高いガラスペンの違いを考える

こんにちは。
Xのアカウントを新しく作ったのですが上手く連携できず宙ぶらりんになっているズボラ星人です。
最近手帳仲間からfirst(私の名前)は絶対ズボラじゃないよ。ちょっと面倒くさがりなだけって言われました。果たして?!

そんな今日のテーマはガラスペンです。

セリアでもガラスペンとうとう売られましたね!
100円でガラスペンが買える時代…インクもペンレストも買える…怖い😱

そうなってくると、今までインクやガラスペンに興味なかった方々が、手軽に買って、ガラスペンってこういうものなんだ〜へ〜ってなると思います。

そこで今回常々私が疑問だった、高いガラスペンと安いガラスペンの違いって何?を、少しお話できたらと思います😊


ガラスペンの仕組み

ガラスペンとは、ペン先の溝にインクを吸い上げる『毛細血管現象』という仕組みで書くペンのことをいいます。
よくわかんないですよね。
よく分かんなくて大丈夫。買う時に、いい毛細血管現象だ…ってならないので、ふーんでいいんです…。

ただ、この溝が凄い大事で、同じメーカー、同じガラスでも、手作業で一つ一つ作るから、この溝の形が1個1個変わるんですね。
そうなると、インクを吸い上げる量が変わって、インク持ちが変わったり、太さが変わったり、滑らかさ(書き味)が変わるんです。

だから、きちんとしたガラスペンを買う時は、なるべく、お店で試し書きをして、自分に合ったペン先を探してほしい。

これが、ガラスペンの1番の特徴になります。

ただ、最近はハンドメイド作家さんや、オンライン限定など、多種多様にガラスペンが売られているので、知ったこっちゃねぇー!ってなっても、この仕組みを知ってるかどうかで買う覚悟が変わると思います。
もう手元に書きやすい渾身の1本があるから、オンラインで別の注文しよう。とか、できやすくなるので、それはそれ、これはこれ。

命の溝数

次にガラスペンの種類についてです。
種類といっても、これまたペン先の溝の話になります。

上が有名な硝子屋で購入したもの。下はムック本のもの。

ずっと言っているこの溝、実はこの溝にはきちんと数が決められていて、8、12、16と本数が増えれば増えるほど字の太さも細くなり、インク保持率も上がっていきます。
更に、いいガラスペンだと原稿用紙1枚まるまる書けたりとインク保持力が桁違いです。

目からウロコが出るくらい書き味違くて怖い。
安いのでは滲むインクも滲まなくなった。
ラメ入りインクはガラスペンの醍醐味ですね。
色が変わるフラッシュ現象起きてるんだけど、ちゃんと撮影出来なかった😭


余談ですが、私が購入するガラス屋さんの方いわく、イラストレーターの方が溝数違いのを何本も買って書き分ける。と言ってました。

ムック本に付いてるような量産型ガラスペンと、きちんと1本1本職人さんが作るガラスペンの価格の違いはここにありそうですね🤔

書き心地

最後に書き心地の話です。
ガラスペンはその名の通りガラスですから、ガリガリ書いてたらそのうち摩耗して先が変形していきます。
これがどんどん、自分の癖と相まって、自分好みの書き味に変わってくるんです。
万年筆を使ってる方ならわかると思うのですが、使えば使うほど自分の手に馴染みます。
革の経年劣化を楽しむように、ガラスペンの書き味の変わり具合も楽しみの一つだと思っています。

そして、良質なガラスペンほど手に馴染みやすくなるんじゃないかなと思います。
お安いガラスペン結構使ってるのですが、中々滑らかになったな、とは全然ならず。
いつまでも引っかかりのある書き味です…。
個体差あるんでしょうね…。そこも安い高いあるんでしょうけど。


以上がざっくりとした、ガラスペンの値段の違いかなという部分でした!
装飾の懲りようでどんどん値段は変わってくるのは当たり前なんですけども、ちゃんと書き味やインク保持力といった、実用的な部分にも価格は関わってくるんですね。

ちなみにこれら、全部硝子屋さんに聞きました…。
もうわからなくて!ガラスペンにお金掛ける意味とは!ってなってたので…(ごめんなさい)
結果1本まともなのを購入してから、ガラスペンの世界が変わりました。

ムック本や100均、fonteさんなど、プチプラガラスペンは沢山出てきています。
もしそこで、使いづらさを感じたり、違和感を覚えても、いやガラスペンだしな、とならずに、ちょっとお高いガラスペンを試してみるのはどうでしょうか!

個人的に見た目を気にしないなら5000円前後で、かつ、試し書きできるところがあれば是非試してほしい。
そんな心境です!

それでは
Life is stationery 😌🌍🌈💐🕊✨✨

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