プレミアでの挑戦を続ける武藤嘉紀
今冬の移籍市場でサウサンプトン吉田麻也がイタリアのサンプドリアへ、オーストリアのザルツブルク南野拓実がリヴァプールへ加入。プレミアリーグで日本人選手の出入りが起こった中、イングランドに留まり、挑戦を続ける選手がいる。ニューカッスルユナイテッドに所属する武藤嘉紀だ。
出場機会に恵まれない現状故に、日本で報道されることも非常に少ない。そんな状況下で個人的に応援している選手でもあるため、今回は記事作成にあたろうと思った。
ニューカッスルでの立ち位置
ニューカッスルの戦い方について。守備時は5バックのブロックを形成。ボールを奪ったらサイドハーフの選手の突破力を活用しながらカウンターを狙う。サイドハーフとして起用されるサンマクシマンやアルミロンが攻撃のキーマンになってくる。特にサンマクシマンの1対1や推進力の質は極めて高く、将来的にはビッグクラブでプレーするポテンシャルが十二分にある選手。
そこで武藤の直接のポジション争いのライバルはジョエリントンだ。今夏にホッフェンハイムより加入。武藤と同じブンデスリーガ出身者だ。ジョエリントンはヘディングが強く、ボールをキープできる選手。186センチ81キロと大柄な身体の持ち主であるが、推進力を併せ持つ。
武藤のストロングポイント
現状はジョエリントンがファーストチョイス。怪我から復帰したゲイルも定位置争いに加わる。
彼らとのポジション争いに挑む武藤のストロングポイントはスペースへ抜け出し、繰り出すシュート。左右両足から打てるうえに、キック力もある。またポジショニングも巧い為、味方が彼を信頼し、パスを届けることができれば決定機演出に繋がる。その点ではマインツの先輩である岡崎慎司とも共通する部分がある。
彼のもう1つのストロングポイントは持久力である。攻撃面では、味方からのパスが思うように来ないシーンが続いても、何度でも繰り返し裏への抜け出しを狙い続ける。その結果、決定機を迎えることができた場面もある。また守備への意識も高く、ネガティブトランジション(攻撃⇒守備への切替)の反応が早い。守備を厭わないメンタリティも特筆に値する。
武藤の弱点
彼の弱点は、プレー選択の不正確さにある。ボール保持時、特に相手ゴール付近でのプレーの判断がよろしくない時が少なくない。状況認知が上手くできず、最適なプレー判断ができずに強引にシュートで終わるシーンがある。味方のためにスペースを作る動きや、味方に使われる動きに関しても向上の余地があるように思える。
ニューカッスルはチームとしてボール保持する時間が短いだけに、武藤の弱点が如実にチームに負担をかけてしまうことになる。
また、攻撃のキーマンであるサンマクシマンやアルミロンを活かすようなポストプレーは現状、ジュエリントンに分がある。武藤がニューカッスルでレギュラーを勝ち取るには、彼らを活かすプレーが必要になってくる。
武藤は活かされるプレーヤーであるため、ポストプレーの巧いジュエリントンと2トップを組むと面白いかもしれない。
兎に角、私は武藤の復活を信じています!彼は期待してしまう選手ですし、日本代表でも必要な選手だと考えております。昨季のユナイテッド戦のゴールは最高にしびれました。
今季は残すところ数試合ですが、昨季以上の活躍を期待しています!!!
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