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【大宮アルディージャ戦術分析】ペップ・シティに学ぶクロスからのゴール確率

 なかなか勝ち点3を積み上げられない大宮アルディージャ。1つ未消化試合がありますが、現在勝ち点25で13位につけており、18試合で記録した得点は16。チームスタイルの違いこそあれど、最下位レノファ山口の得点数18を2得点下回っている状態。

 (だからといって昇格や勝利をあきらめているわけではありません!負けた試合数は首位北九州より3試合分多いだけです!)

 試合に勝つには相手より多くのゴールを奪わないと勝ち点3は獲得できません。ゴールを奪うにはシュートを打たなければならず、シュートを打つには決定機を創出する必要があります。

 今回の記事では「決定機の創出方法の1つであるクロス」について数年前のフットボリスタの記事を参照しつつ、大宮アルディージャに転用していこうと考えております。


クロスの有用性

 クロスのメリットは一重に、中央よりもプレッシャーを受けにくいサイドから決定機創出を望めるところにあります。

 また、手数をかけずにシュートシーンまで持ち込めるため多くのチームがクロスを攻撃面に組み込んでいます。


ゴール確率から見るクロス

 「どのゾーンからプレーヤーがクロスを送り、どのゾーンで受け手となる選手が合わせるか(クロスボールが始まる位置と終わる位置)」でゴール確率は大きく変化する。中でもゴールに1番近い中央のエリアに送り込まれるクロスの成功率は高い。また、ヘディングシュートは足でのそれと比べれば強烈なシュートになりにくいこともあり、ゴールまでの距離も重要と述べている。

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上図で表しているクロスが始まる位置4種が下記の通りです。

①アーリークロス
②一般的なクロス
③深い位置からのクロス
④エリア内からのクロス

ゴール確率

上の表は「4種のクロスが始まる位置別」「ペナルティスポットを基準として、ゴール側のエリアに落ちるクロスか自陣側に落ちるクロスか」でのゾーン別ゴール確率を表しています。

 最もゴール確率が高いのがゾーン④。自陣側で3.6%、ゴール側で7.2%を記録。山形戦の小島のゴールが正にこれ!WBからWBへ幅を使いつつ、ダイレクトプレーを施行できた。受け手と出し手が近い位置を保つことで相手DFに認知負荷を与えることが出来る。さらにグラウンダーでのクロスを足で合わせることができるためゴール確率が高くなっている。

 マンチェスター・シティのマフレズ、レロイ・サネは、ゾーン4に積極的へ侵入することにより最もゴール確率の高い状況を作り出すことに成功している。これがペップ・シティの大きな強みとなっている。


大宮アルディージャに転用

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ゴール確率

 大宮アルディージャは1番ゴール確率の高いゾーン④(エリア内)からゴール側へのクロスがあまり多くない印象。昨季から積み上げているカウンター攻撃の形を得意としていることも関係しているとは思います。ただ、守備ブロックを形成した相手から最終局面でゴールを奪うにはやはり有効だと考えております。

 大宮の場合、クロスを上げる選手はWBであることが多いため、シャドーやFWは受け手になる機会を多く得ることが出来ます。新加入のイバや戸島ら長身ストライカーがいることで、クロスを上げる選手には普通のクロスグラウンダーのクロス2つの選択肢を持つことが出来る。これは同時に相手DFにも認知負荷を与えることになり、決定機創出へ重要な一手になり得る。また、イバや戸島らを囮に別の選手へクロスを送ることも効果的。


最後に

 今回の記事はあくまでいちサポーターである僕の個人的考えに過ぎません。ただ、点が取れない状況が続く今、1番ゴール確率の高いゾーン④(エリア内)からゴール側へのクロスがあまり多くないという事も少なからず関係しているように思えたため、記事を書きました!

 今後は1試合1試合着実に勝ち点3を積み上げて行く中で、自信を取り戻していく必要があると思います!そのためにもネガティブになり過ぎず、熱い声援を送ることが我々サポーターがチームに還元できる唯一のものであり、最も価値のあることだと思います!

 冒頭でも述べましたが、首位の北九州と負け数は3つしか変わりません。そして大宮にはJ2屈指の選手層があります。過密の長丁場を乗り越えられるだけの馬力あるチームです!まだ残り試合も多くあります!下を向くには早いです!VAMOS!


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参照記事


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