吉永昇偉の起用法最適解
コロナウイルス感染拡大により、新シーズンの日程が白紙になってしまいました。自分にとって身近で熱狂できるサッカーを、来るべきシーズンを観ることができない状況が残念でなりません。
サッカー観戦を再び楽しむためにも、今は外出自粛を控え、コロナ終息に向けて我慢をしつつ、終息後に100倍楽しむ為の準備をしましょう!!
↓吉永選手の1年先輩、奥抜選手について以前書いた記事も載っけておきます!
そこで今回はタイトルの通り、今季プロ2年目の吉永昇偉選手について深堀します!!
鮮烈デビューの昨季
昨季はプロ1年目ながらリーグ戦13試合出場。本職FWだった彼はデビュー戦、右WBで起用された。アウェーの柏戦で山越の負傷に伴い急遽のデビューとなったが、プロ1年目とは思えぬ堂々たるプレーを披露。以降も怪我人続出の影響もあり、フル出場を継続。
鹿児島戦ではプロ初ゴールを記録。昨季は左右のWBに加え、3バックの一角としてもプレー。ユーティリティプレーヤーとして大宮を支えてくれた。今季も彼のプレーをたくさん見たいですね。
ただ、彼にとってどう起用するのが1番能力を活かせるのか、チームにプラスアルファを与えるプレーが出来るのかを考えてみたい。
そのためにもまず、彼のストロングポイントをおさらい!
並外れた機動力とフィジカル
彼の1番の魅力は機動力にあると考えている。豊富なスタミナやスピードはもちろん、苦にせずスプリントを繰り返せることこそ彼の真骨頂。彼の長所である機動力がWBという役割と上手くマッチし、チームの中で機能していた。チームの為に身を粉にすることを厭わないプレースタイルも相まっての結果だと思う。
加えて、フィジカルにも富んでいる。彼の大腿四頭筋からも分かるように身体の強さを併せ持つ。ユースのFW時代の映像を観てもボールロストのシーンを見かけない。簡単に当たり負けしない強さと1対1で簡単に負けないスピードという持ち味がWBでの好プレーをもたらした。
※9番が吉永選手。11番は今季トップチーム昇格した高田選手。
3バック右での起用を推す理由
吉永を3バックで観たい理由を述べる前にまず、僕の考える3バックのサイドを担う選手に必要だと考えていることをボール保持時とボール非保持時でまとめます。
・ボール保持時
①スペースの認知と活用
ボールを持った際、第1プレッシャーラインでパスコースを切られ出しどころがない際、自分の前方にスペースがある場合は勇気をもって運ぶことができるか。
また、自分が運んだことで相手を動かし、味方がより良い状態でボールを受けられるかの判断ができるかどうかで局面を打開できる出来ないに繋がってくる。
②対角の意識
同サイドに密集を作られ、周辺にパスコースがない状態も当然訪れる。その際、セーフティファーストでクリアするでも問題はないが、対角(逆サイド)を意識し、そこにボールを送ることができれば、劣勢から優勢のシチュエーションに変えることが出来る。
③ビルドアップ
ノンプレッシャーでボールを持てるときはボールを不用意に乱すことはプロのレベルだとなかなか無い。問題なのは敵から激しいプレスを受けた(プレッシャーをかけられた状態)としても、足元のコントロール(トラップ・パス)を乱さず、ボールを失うことなく、味方へボールを繋げられるかが重要になってくる。
①のスペースの認知と活用に関しては、吉永は山越よりも優れているように見える。WBでのプレーを還元しやすいはずだ。
②と③に関しては、映像資料がなく、WBのプレーしか振り返ることが出来ていないため、言及はしにくい。今季の高木監督はボール保持時の戦い方を進化させている真っただ中。
最終ラインからのビルドアップが重要なテーマであり、今季の最終ラインの役割の中でも大きなウエイトが置かれているはずだ。ただ、試合で経験を積むことで伸びる部分であるように思うので、育てながら起用する方針も考えてほしいというサポの願い(笑)。昨季の若手の登用を観れば、今季も大いに期待できる。
・ボール非保持時
①1対1
最終ラインの選手に求められる最も重要な要素の1つ。1対1での勝敗が局面ごとの数的優位性に大きな影響を与える。どんなにチーム戦術が良くても、個々人のプレーがあってこその戦術であり、1度負けると執拗に狙分ける可能性が高くなる。
②カバーリング
味方が1対1の局面で負けた時などに瞬時にカバーリングが出来るとピンチの芽を摘むことができる。ただ、カバーリングは自分の元々いたスペースを空けてカバーに入るため、チーム内でのスペースのマネジメントの共有が重要になる。
①②ともにWB時代、持ち味としていたプレーでもあるため、適正は十分にある。ポジショニングや見える視野がWB時代とは異なるが、彼の持つ機動力とフィジカルでチームに大きなプラスを生み出すに違いない。
まとめと私の雑感
彼の機動力とフィジカル、WBでの経験を考えれば3バックの右の適正は十二分にある。山越を脅かす存在になれるはずだと応援しています!!
久しぶりにまとまった時間が出来たので、がっつり記事を書いてみましたが、楽しいですね。脳が良い感じに疲れている(笑)。
この後も記事どんどん書いていこうと思うので記事テーマのリクエストお待ちしております!!
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