見出し画像

ワイナリーで働くことになった話2

すっかり間が空いてしまったので、、、

前回のあらすじ

40代の素人が突如ワイナリーの立ち上げをすることになった。
ワインは小売業や飲食業でずっと経験があるので、多少の知識はあるし、実は何冊か書籍にも登場するくらい業界でもちょっとだけ名前が出ていたくらいの経歴。

ワインの味はわかっても、ワインを作ることはど素人。

そんな男に突如現れたワイナリー立ち上げの話、腹をすかせたブラックバスかの如くリアクションバイトをした男の運命やいかに!


~つづき

社長に「自分がやらせてください」と連絡を取った時の反応は、「え?大塚さんがやるの? 経歴的には申し分ないけど、想定してなかった」だった(笑)

当時は地元の飲食店で店長をやっていたし、それも前職を辞めてまで飲食やりたいからと入ったお店で社長同士も顔見知りという環境に居たので、想定していなかったのだと思う。

こちらは完全に誘われたつもりでいたのだけれど。

とにかく一旦お互いのワイナリーへの考えを話しましょうと、社長と自分、畑を管理してくれる既存農業者と面談し、それぞれのワインへの思いやこのワイナリーが将来どんなワイナリーになっていきたいのかを話し、改めて自分がやらなきゃいけないなと運命を感じたのだった。

その時の話はまたいずれ。

そんなこんなで、決断から実行までは早く、当時働いていた飲食店にも決断から数日で退職の意向を伝え準備は着々と進んでいた。

それが2024年1月の話で、ここまでは簡単な自己紹介的なストーリー。

そして、5月から始まった千葉ワイナリーでの出来事や、来年ワイナリーが出来るまでをこれから綴って行こうと思う。

あまり文章は得意ではないし、面白い話も無いかもしれないが、ちょっとでも興味を持ったのなら続けて読んでもらえたら良いなと思う。


2024年4月植え付け前の畑にて

現在圃場は40アール
言い方は格好良いが少量多品種(7品種)が栽培されているので、25年に30アール拡張する際には、植え替えと品種選定を絞り込み品種ごとの栽培面積を増やす予定。

個人的な好みの話をすると
人生で一番最初に衝撃を受けたワインは忘れもしない2000年のミレニアムを迎えた時に飲んだ、ドメーヌ・フーリエのシャンベルタン(おそらく1990年代前半)。
なので、月並みではあるけどピノ・ノワールは人生の中で常に追い求めている品種のひとつでもある。
とはいえ、そんなに裕福な生活をしてきたわけでもないので普段飲むワインで好みの品種を選ぶとしたら赤はガメイやシラー、グルナッシュ、白だったらリースリング、ピノ・グリ、シュナン・ブラン、ソーヴィニョン・ブランあたり。
勘の鋭い方なら察しがついたと思いますが、地域でいうとロワールやアルザス、南仏が好みです。
フランスワイン強いワインショップがスタートだったのと、師匠がフレンチのシェフなので、フランス偏ってます。
ドイツも、イタリアも、スペインも、ポルトガルも好きですが強いて言うならという事で。
自然派と呼ばれるワイン群は好きものが多いけど、汚染ワインが苦手(というか飲めない)。

そんな訳なので、作りたいワインの方向性としては収穫される葡萄ありきではあるが、上記の方向性をイメージして。
そして、原則汚染されていないワインを作りたいので、必要とあれば酵母も選択するし、SO2も適宜使用します。
無添加至上主義、無農薬主義者の方は理解できないかもしれません。(思想としてやっていただいている分には自由なので否定はしません。お互いの領域を荒らさなければ良いのですし、それで抜群なワインを作っている方は真似できない領域まで到達している方もいてその方たちは尊敬しております。)

最後まで読んでいただき有難うございます。
次回からは現在進行中の状況や、お知らせなどを投稿していきながら個人的な思いや、ワインやそれ以外のアルコール飲料のことなど投稿していきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?