エンジニア1年生のときに師匠から教えてもらった「守破離」について
この記事は、ユアマイスター AdventCalendar2021 の20日目の記事です。
ユアマイスターでフロントエンドエンジニアをしているFuluです。
気がつけばユアマイスターで過ごす4度目の冬になり、アドベントカレンダーの時期になってました。
今年はエンジニア人生で一番のチャレンジをして大きく成長した年なったんじゃないかと思います。
一年をふりかえると4年前に師匠に教えてもらった「守破離」という思想に助けられたので今日は「守破離」について記事を書こうと思います。
守破離とは
守破離(しゅはり)は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したもの。日本において芸事の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想で、そのプロセスを「守」「破」「離」の3段階で表している。
このように武道や芸能などで生まれた言葉ですが、近年ではソフトウェア開発の界隈でも聞くことが増えたんじゃないかと思います。
守
守は師匠に言われたことを守り忠実に遂行していく段階です。
人は何かを始めるときには白帯からのスタートになると思います。僕ももちろん4年前は白帯エンジニアでした。学生時代に少しプログラミングを学んだことあるものも何がわからないかわからない状態でした。
毎日、師匠から「エラーメッセージを読みなさい」「セルフレビューをしてからレビュー依頼しなさい」などのフィードバックをもらっていました。
(もらったフィードバックを一度でできずに何度も同じことを言われてしまったことは苦い思い出です…)
もらったフィードバックを実践し、次のフィードバックもらい、実践することを繰り返しながら自分の手札が増えて仕事の範囲が広がることを実感しました。
ただ、反省しているところもあって最初は言われたことをそのままやっていることが多かったですが、もっとフィードバックの真意を理解しながら実践していけばより早く「守」を達成できたと思います。
破
破は守を終えてある程度土台ができた段階で工夫を加えていく段階です。
少しイメージしにくいですが、守では正解がある程度決まっている中で正しさをレビューしてもらうことに対して、破では正解は誰にもわからない中で自分より豊富な経験を持っている師匠に自分の考えを伝えアドバイスをもらいながら軌道修正していく段階なんじゃないかと思ってます。
今の自分は守と破を行ったり来たりしている段階だと思ってます。ゴールまでの道のりを自分で考えて切り開いていく。時には土台ができてない分野に出会い、土台作りのために再度守から初めているような気がしてます。
離
離は師匠の元を離れ、自分自身でさらなる発展をさせていく段階です。
基礎の土台がしっかり構築し学びを自分の言葉として表現できて応用していける段階なんじゃないかと思います。ベテランやシニアエンジニアと周りから呼ばれ、高いアウトプットを期待されたり、組織としての結果を求められるようになるイメージです。
まだまだ達するには能力がたりなく日々の鍛錬を重なっていく必要がありますが、いつかは離の領域に達して社会をよりよくするプロダクトを先導できる人材になりたいと思ってます。
おわりに
4年前に出会った「守破離」に助けられた一年でした。
大きなチャレンジをする中でできないことに出会ったときに一度「守」に戻り土台を固めてから「破」にて思考し問題を解決する。このサイクルを回しながら土台はさらに丈夫になり、思考の幅が広がる経験も積めました。
来年はより大きなことにチャレンジし「離」までの駒を進めて行こうかと思います!
今日も一日頑張るぞー!おぉー!