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インド ラジャスタン州3 (ジョードプル)  2019 09 #11

砂漠の街・ジャイサルメールを出て、西に向かう。青の街・ジョードプルまでは5-7時間程度だっただろうか。砂が舞い込む車内からジャイサルメール近郊の景色を眺める。見渡す限り黄色。時々牛や馬が通っていく。そんな光景を飽きるほど見ていると夕日が沈み、夜がやって来た。街が見えるたびに明るくなってはまた暗くなる。

22時ごろ、ジョードプル到着。夜なので街の雰囲気がつかみづらい。今日はホテルまでの迎車がないのでトゥクトゥクをつかまえて向かった。駅前の大通りからしばらくして狭く完全未舗装の道に入る。「場所分かってるよね?」と少々不安になるが、なんだか楽しい気分だった。インドにもようやく慣れてきたようだ。

20~30分ほどでホテルに着いた。今回のインド旅の中では一番いいホテル。キーをもらって入室。まずはシャワーを浴びたい。猛暑の中で一日我慢したシャワーで悦に浸る。本当はこのまま寝てしまいたいがせっかくのファンと冷房がついたホテル。風呂場で溜まりに溜まった洗濯物を取り出し、かき集めた手洗い石鹸でゴシゴシ。ハンガーやカーテンレールを洗濯物で埋めて就寝。ファンである程度乾くことを期待しておやすみ。

午前8時30分、よく寝た。列車とは比べ物にならないような快適な寝起き。朝食は9時までにレストランに入らないといけないのですぐに準備して向かった。パン、ライス、サラダ、豆類の料理、ドリンク各種をいただいて満腹。荷物はできるだけ軽くしたいのでチェックアウトの10時ギリギリまで部屋で洗濯物を乾かす。フロントに荷物を預け、いざジョードプル散策。

メヘラーンガル城塞を除いてジョードプルにはこれといった名所はない。15~17世紀にこの地域の王が建てたらしい。ムガル帝国統治時代、イギリス植民地時代を乗り越えて現存している。

行ってみて感じたのはこの城と市街地の高低差が他の城塞よりも激しいこと。もちろん高台に造る意図はあったであろうがジャイプルよりもより感じた。

公園としての整備もなされているようでとても居心地がよかった。

そしてこの街を何より有名にしているであろう、青い市街地。城壁の赤土色と対比してより鮮やかに見えた。

遅めの昼食はビリヤニとヨーグルト。猛暑の中歩き回った身には美味しい以外の言葉が出ない。ペロッといただいた。

ビリヤニを食べ少し休んだあとは市街地を歩いて、夜行列車までの時間をつぶした。

街の中心的な塔の周辺に露店が出て賑わっていた。食料品や日用雑貨が売り出されている日常的な光景。バイクやトゥクトゥクが砂ぼこりを上げて走り抜けていく。暑い中でも長袖シャツを着て汗びしょびしょのおじさんたち。なんでもない光景で感じるインド、これも素晴らしい。

そしてこの夜も車両で明かした。旅も終盤に差し掛かろうとしていた。次はインド旅行と言えば、ここ。

アーグラ!タージマハル!

次回、アーグラ お楽しみに

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