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ギリシャ 後編1・サントリーニ 2019 09 #06

アテネ観光翌日は朝6時起きでサントリーニ行きのフェリーに乗った。アテネの6時はまだ暗い。「東京とほぼ同じ緯度とは言え、もう9月だもんな。」なんてことを考えながら、チケット発券所まで歩く。前日にネットで買ったモバイルチケットとパスポートを見せて、紙チケットをもらった。朝ごはんの菓子パンを買って船を待つ。大型船がやってきて乗組員の指示に従ってスーツケースを置いた。エーゲ海の島々を巡っていくフェリーなので、この置き場を間違えると大変なことになるらしい。サントリーニ行きに置いたことを確認して客席に向かった。

客席は個室とデッキに分かれており、デッキは自由席になっていた。やはり家族連れなどのグループがほとんどだ。皆楽しそうに雑談し、酒を飲み、煙草をふかしている。アジア人青年一人でここに6時間は辛いなと思うが、もう船は出ているので仕方ない。読書したり、出国前にDLしておいた名探偵コナンを観たり、散策したりで時間を潰した。


10人ほどのグループで隣のテーブルにやってきたお姉さん(多分高校生)。短く言葉を交わすが、朝早いのですぐ寝てしまった。そうこうしているうちに島が見えてきた。3, 4の島に停留して新しい客を乗せてサントリーニに向かった。

エーゲ海の島々は紀元前16世紀の噴火によりできたもので、かなり新しい島と言えるらしい。サントリーニは20世紀半ばの地震で大きな被害を受けたが、その断崖絶壁を利用した風景を観光業に生かす政策がつくられたようだ。

サントリーニの絶壁は島の西海岸(イア~ティラ)に伸びており、西海岸周辺がホテルやレストランの観光業、島東部が農地や空港になっている。

無事サントリーニに着き荷物も回収し、さて予約した宿はどこかな、と携帯を見る。しかし、画面に表示された島の形がどうも違う。「え?どういうこと?」と思って、google map と照らし合わせると、なんと予約していた宿はサントリーニではなく、ティラシア島にあったのだ!

港の待合所でサンドイッチを食べながら、売店のお兄ちゃんに行き方を訊く。すると、もうすぐ船が来るらしいということが分かり、ほぼティラシア住民しかいない船に乗せてもらうことになった。ここでもう一つ問題が起こる。ティラシアに着くも、宿は眺望の最高な崖の上にある。スーツケース引いて3km歩きかーと思いながら港を1時間ほどうろうろする。たまたま宿のオーナーと知り合という男性が通りかかり、迎えにくるよう電話してくれた。優しそうなおじいちゃんオーナーに出会い、無事宿に到着。


西側に広がる海。西日を受ける白い家々。サントリーニの崖。素晴らしい景色に魅了された。

シャワーを浴び、一休みして最後の仕事。手洗いで洗濯をして、外に干す。すると得も言われぬ夕景が目に入る。夕焼けと海のコントラスト。

この宿に来て良かったなという感慨に浸って、部屋に戻った。明日はミコノスだ!


お読みいただきありがとうございました。コメント、いいね頂けると嬉しいです。

次回、サントリーニ&ミコノスです。

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