あした世界が終わるとしても

歳をとるにつれて、この先についてよく考えるようになった。
自然なことではあるけれど、最近より深く。

と言っても暗い感じではなく、コロナがあってから、すべては無理でもできるだけ後悔せずに生きていきたいと思うと、自然と死についても考える。
自分もだが、普通なら親の方が早く迎えるであろうことなので、その後どうしたらいいのかとか、ひとりになったら生活はどうしようとか、絶望と希望が入り乱れたような感覚。
私がひとりになるということは、残酷かもしれないが、本音を言うと少しだけ希望、でもある。

転職しようと思ったこともこれに一因があって、やはり年齢リミットはあるので、後悔せずに決めたいな、と動き出した。
一社面接を進めている。初めてオンライン面接受けたけど、個人的には普通の面接よりも緊張せず、よく話せる気がする。

年月が経ったなぁと感じたのは、何度か足を運んだ、ちょっとだけだが思い入れのある商業施設が、閉店するというニュースを見たこともある。
新所沢のパルコだ。

新所沢パルコの営業終了について | ニュースリリース | 株式会社パルコ

家から特別近いわけでもないのだが、電車で片道20分もかからない距離。
映画館があって、たまに見に行くことがあった。
映画館に行くなら都心に出るほうがいいのだが、そこまでは億劫で、見たいものがあれば、という感覚で足を運んでいた。
もう何年も行ってないな…とニュースを見て思って、すぐに閉館と言うわけではなさそうなので、終わる前にまた行こうと決めた。

映画館が今後どうなるのかまでは公表されていないが、残ってほしいなぁ。

最近、見たことをふと思いだした映画が「愛の渦」。

愛の渦 : 作品情報 - 映画.com

別に見たいキャストがいたわけでもないし、なぜ見に行ったのかも今となっては覚えていないのだが、1人で行って、4人くらいしかいなくて、他の客は全員男だったような気がする。
R18でセックスについてを延々と描いている作品で、この頃彼氏はいた気がするのだけど（時期がもう曖昧）他人の性行為への興味があったのかもしれない。
いわゆるハプニングバーのような場所で、見ず知らずの人とセックスをするだけの店で出会う人たちを描いた作品で、だからといって行為が延々と出てくるわけではない。
もううろ覚えだけれど、前後のやりとりが、激しかったり、切なかったり、断片的だけど記憶に残る映画だった。

たぶん、この作品で門脇麦ってすごいなぁ…って印象づいた。
割と好きな女優さんのひとり。

実はこれを見たことを思いだしたのには理由がある。