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FIRE LOG #2 『目標と現状確認』


 こんにちは.FIREを目指す投資家ナースマンです.前回の投稿でFIREを目指す事について書かせて頂きました.本日はFIREを目指すための具体的な目標と,現状を確認していきたいと思います.



My FIRE PLAN(私のFIREプラン)


 まず,私の目指すFIREは「経済的自由」「早期退職できる状態」と定義します.本来,FIREの"RE”は"Retire Early"なので早期退職することが含まれます.私は早期退職にはさほど興味がありません.なぜならば,仕事をすることは私の人生の幸福度を上げると信じているからです.

 さて,本題に移りましょう.FIREは,"生活費<資産収入(不労所得)"の不等式を成り立たせる必要があります.まず,私の生活費はどのくらいなのか調べてみます.

  • 調査内容:2021年1月~12月の総支出

  • 調査方法:家計簿アプリの支出記録から月平均の支出を算出

  • 備考  :固定費・流動費は今回考慮しない

■結果
総支出:¥3,012,953
月平均:¥251,079/月
※結果については下記画像を参照

”マネーフォワードMEの収支レポートから引用”


 これで必要な不労所得が分かりました.多めに見積もって30万円/月,と考えておきましょう.次は不労所得の作り方について考えていきます.基本的には以下のように考えています.

  • 株式投資(高配当株投資)    :年間60万円  (5万/月)

  • 株式投資(米国インデックス投資):年間120万円(10万円/月)

  • 不動産投資(家賃収入)     :年間180万円(15万/月)

 このような内訳です.完成すればFIREとなります.
さて,一つずつ解説しますね.


株式投資(高配当株投資)


 配当金で不労所得を作ります.手法は2つです.

  • 日本の高配当個別株を50社程度で分散投資

  • 米国高配当ETF

■日本の高配当個別株を50社程度で分散投資

 株式会社は株主に対して利益還元を行います.その方法の一つが「配当金」です.配当金は株価に対して10%以上配当を出す企業もあれば,全く出さない企業もあります.配当金は多ければ良い,少なければ悪い,といったものではありません.大切なのは,配当金を安定的に継続してくれる,という事です.

 配当金を安定的に継続してくれる企業は多くありません.企業の財務諸表やビジネスについてよく調査し,ダメな企業を選ばないことが大切です.厳選した企業を,さらに複数に分散することで,安全で安定した配当金を得ることが出来ます.

■米国高配当ETF

 ETFというのは,数十~数百の企業の株を一度に購入できる証券の事を言います.ETFと個別株の違いを簡単に説明します.

あなたの村に,5つの米農家があります.あなたが米を購入する方法は,1つの農家から購入する方法と,5つの米農家と契約している農協から購入する方法があります.

1つの農家から直接購入すると,その農家の米が不作だった場合,あなたはとても困ります.農協から購入すれば,1つの農家が不作でも,ほかの4つの農家が不作でなければあなたは問題なく米を購入できます.このようなリスク分散の方法をETFでは行えます.

 「じゃあ日本の高配当株もETFでいいじゃん」と思われるかもしれませんが,日本の高配当ETFは配当金が安定していません.銘柄選定が良くないからです.その点,米国は配当金が安定している高配当ETFが複数あります.

■高配当株投資の目標と現状

目標の配当金は以下の通りです.

  • 日本の高配当株:40万円/年(税引き前)

  • 米国ETF    :20万円/年(税引き前)

配当利回りは3~4%と考えていますので

  • 日本の高配当株:1,200~1,600万円

  • 米国ETF    :600~800万円

そして現状はと言うと(2022.6.7時点)

  • 日本の高配当株:850,837円(配当利回り:3.96%)

  • 米国ETF     :189,252円(配当利回り:3.30%)

進捗率は多く見積もっても10%以下ですね(笑)


株式投資(米国インデックス投資)


 アメリカの株価市場全体に投資する方法です.先ほどの米国ETFとの違いは,配当金が目的ではなく,企業の成長・株価の上昇に期待しています.米国インデックス投資は,歴史が古く,実績のある投資方法の1つです.私はこの投資が最も王道であると考えています.

■王道の投資=米国インデックス投資

 まずこちらの表をご覧ください.こちらは,1990年の時点の株価を100としたときに,2020年までの間に株価がどのように変化したかを示す表です.S&P500は米国株式市場のインデックス,TOPIXは日本株式市場のインデックスです.

実に10倍の差です.とんでもない経済成長の差ですね.仮に1990年に100万円をS&P500に投資すると,2020年には919万円になっている,というわけです.

■米国インデックス投資の目標と現状

 Trinity studyという研究では,米国株インデックスファンドと米国債券インデックスファンドが1:1で構成されたポートフォリオの場合,資産全体を4%定率で取り崩すと,96%の確率で30年以上資産が残る,という結果が出ています.やや前提が違いますが,これを元に必要な資産額を計算します.

■米国インデックスファンドの目標資産
¥1,200,000(年間の取り崩し額)÷ 0.04 = ¥30,000,000

結構な額ですね!!ちなみに現状はと言うと

■現状
¥7,736,737

こちらの進捗率は25%程度です.高配当株投資よりは進んでますね♪


不動産投資(家賃収入)


アパートや戸建てを購入し,人に貸して家賃収入を得る方法です.「野宿こそが最もCOOL!」みたいな時代が来ない限り,人は家に住むので安定した投資と言えます.また,株式投資とは違い,「不動産賃貸事業」という名目で,銀行からお金を借りて投資ができるのも特徴です.

■不動産投資の利回り

 不動産は単価が高いです.安くても数百万円します.そのため,銀行にお金を借りて不動産を購入し,人に貸し出して家賃を得ます.得た家賃から銀行にお金を返済し,残ったお金が自分の取り分となります.また,不動産は様々なコストが発生します.

  • 金利

  • 固定資産税・都市計画税

  • 管理費

  • 修繕費

  • 広告費

家賃収入から銀行への返済を行い,これらのコストを支払い,手残りが不動産投資の純利となります.銀行からお金を借りて不動産投資を行う場合,2~3%の利回りが出れば優秀と言われています.

■不動産投資の目標と現状

■目標
年間1,800,000万円を不動産投資で得たいと考えています.利回りを2%と見積もった場合は以下のようになります.

¥1,800,000 ÷ 0.02 = ¥90,000,000

■現状
まだ不動産収入は得ていません.現在新築アパート建設中です.価格は4,900万円ですので,単純に考えると同じ規模のアパートをもう1つ購入すれば達成ですね.ただ,不動産投資はとても難しいです.消費者保護でいうと,株式投資と比べて非常に環境が劣悪で,平気で騙してきます.慎重に進めていきたいですね.


まとめ


今回は,FIREを目指すための具体的な目標と現状を確認しました.

株式投資(高配当株投資) 進捗率<10%
目標
・日本の高配当株:1,200~1,600万円
・米国ETF     :600~800万円
■現状
・日本の高配当株 : 850,837円(配当利回り:3.96%)
・米国ETF      : 89,252円(配当利回り:3.30%)

株式投資(米国インデックス投資) 進捗率:25%
■目標
¥30,000,000
■現状
¥7,736,737

不動産投資(家賃収入) 進捗率:0%(アパートが完成すれば50%)
■目標 
¥90,000,000
■現状
¥49,000,000

以上です.最後まで読んでくださりありがとうございます.
今後,それぞれの投資手法や考え方,保有資産の詳細なんかも紹介していきます.それではまた!!


FIREを目指す投資家ナースマン


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