350万円という金額①

【現在の状況】

43歳会社員子供3人。金融資産が1億円ありますがなんとなく仕事を辞めずに働いています。理由はあと2年半働くことで増加する350万円の退職金がちらついているから。

そこで、それまで働くべきか、そんなこと気にせずさっさと会社を辞めてしまうべきか迷っているわけですが、現状なぜ辞めずに働いているかという方の理由から書いてみたいと思います。

資金需要の観点からの350万円

私には小学生と未就学児の子供が3人いるため、今後しばらく大きな出費となるのが学費です。中高大と3人とも私立に行った場合、教育費だけで私立中学420万円×3人、私立高校290万円×3人、私立大学文系460万円×3人、合計3,510万円となります。(「子供の学習費調査」、「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」)

さらに浪人でもしようものなら100万円/年が追加となり、金額はどんどん膨れ上がります。

350万円と考えた場合、まずはその金額が教育費とするとどれだけかというのを考えてしまいます。350万円あればとりあえず一人の高校3年分程度は賄えるかな、と。

今まで生きてきた中で、あまりハッキリと使用目的を決めてお金を貯めるということをしたことがありませんでした。必要になったとしてもここまでの多額の資金ではないか、そこそこの金額であってもその時点ですでにその分を大きく上回る資産があったため、その目的のために貯めるということをしたことがなかった感じです。

人生の三大資金は住宅資金、教育資金、老後資金。これに加えて保険、車で五大資金と言も言うらしいですが、私の場合、当面賃貸での生活をしつつ、老後資金はまだ少し先のことで、これはセミリタイアを考えつつ対応、保険は入っておらず、車も持っていません。

となると私は今初めて人生で大きな出費が目前に迫っている、そういう段階になります。すごく単純なことですがこれははっきりと仕事を辞めずに働き続ける、資金がもう少し貯まるまで、とにかくあともう2年半だけ今の会社に踏みとどまる一つの要因になっていると思います。

書いてみると自分が本当にそう考えているのか、正直なところ少しよくわからなくなったりしますがとりあえず一つにはこういう理由があるのかな、と。

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