#フィクションとノンフィクションの間
「君のこと好きなんだ」
らしくもなく、会話で出てきたそのフレーズに、ドギマギした。
…古い言い回しのように、愛だの恋だの言う年でもないと思っているし、業務での意思伝達に手こずったりするので、そういう感情はほぼ芽生えない。
「キミのことすきなんだ」
遠い言葉だ。
正直、(恋愛感情で)人を好きになるって、呪いみたいなものだ。と思っている。
日々、頭の中にその人が住み着いて、なんだか気になって仕方ない。
仕事は集中する
こんばんは、こんばんは
#詩みたいななにか から #フィクションとノンフィクションの間 の更新が多くなったので、マガジンで公開しました。
なんだろう… 色々考えると、それらしいことも書けそうですけど、何何しなきゃーと思って書きたくないので、気ままに公開していきます。
さくらの花の咲くころに
#渡辺美里
あの日、突然のつよい風に、一斉に桜が散った時。
「うわー」と呟いた間抜けな表情を見られていたらしい。
「お前はぼーっとしとるけん」
時々そう言われた。同級生の集団が、わりと苦手なこと気付かれていた。
仲のいいクラスだった。それでも、やっぱりズレていて、小さい集団にいるのが楽だった。
ある時、次の授業に遅れそうで、一緒に廊下を走った。
「パンツの見ゆっぞー」
(パンツ?パンツなの?