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オリジナル金具について

今日はこだわりのオリジナル金具制作の色々を書き留めていきたいと思います。

ハンドメイド作家として活動し7年は経ったでしょうか。
小さなつまみ細工を扱う前にも樹脂粘土やミニチュアフラワーに布小物など様々なジャンルを渡り歩いておりました。

どのジャンルで制作するのでも必ず通るのが「市販の部品」
販売会社はそれはもう様々で、デザインも素材も世の中には数えきれない種類の部品が溢れています。
ただ、販売を前提とした作家として活動する上で使用する部品は実はそう多くなく。
安心でクオリティが高く仕入れやすく値段も叶う。
そう考えるとやはり大手の販売会社だったり、作家同士では知っているあのお店…的なところに落ち着くのですね。

これは当たり前の事で。
不満はないけれどもいつもどこか頭の中にある「どっかで見た形」の思い。
モヤモヤまではいかずともずっと気になっていました。

しかしながらオリジナルの金具を作るというのは大きな勇気が必要でして。
金属素材や鋳造の制作についてなどなーーんにも知らないど素人ですので
「こういうの作れますか?」の質問ひとつ上手く聞けないあり様でした。

業者を全国から探し
素材や鋳造方法を聞ける程度には勉強し
デザインを考え相談し
画像やサンプルにて確認し実際の金属サンプルを作ってもらい
今までには経験したことがない仕入れ金額を用意し納め数を作ってもらう

簡単に挙げただけでも工程はこれだけあります。
ここに業者の比較検討や、細かなやりとりに悩み考える時間。
思った以上に階段があり、未経験の私にはたくさんの学びになりました。


そして辿り着いたのがこの金具。

初めてのオリジナル金具

指輪兼イヤカフ

色々なアクセサリーがあるのですが、私が制作する中で大きな基準となっているのが「見て自分で楽しい」という事。
なので、いつでも見てうふふとうきうきできる指輪がとても好きでして。
そして少しでも多くのお客様に楽しんでいただけるようにイヤカフとしても使えるデザインに。
強度もありつつ華奢にChima-noらしく。
オリジナル感を高めるためにブランド名を刻印しています。


Chima-noの刻印入り

素材はシルバー925の上にゴールドのメッキを施しています。

メッキの中身は真鍮であることが多いのですが、仕上がりの滑らかさやクオリティを考えシルバー925を選択しました。
制作の工程はデザインから鋳造、メッキも磨きも全てを日本国内の工場で行っています。
素材にも細部までの仕上がりも、安心安全のクオリティ。自信を持ってお届けできます!

現在は最終段階である実際の制作を進めてもらっているところです。
9月には納品の見込みなので、11月の2人展「Favo!」に初のお披露目ができそうだなぁと予定しています。

私もとても楽しみです。
うきうきわくわく。
まずは夏休み残り2週間を無事に乗り切らねば…

皆様もどうぞご自愛くださいませ☺︎

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