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テレビ持ってないんです。(追記:買いました)

ゆえ、職場でマスクの話題が出るまで、
ウイルスの感染が深刻だと知りませんでした。
社長が「マスクを持っていないスタッフがいるから作れないか」と、ミシンを使っているうちの事業所に来て、初めて店頭からマスクが消えたことに気づきました。

危ないですね。
テレビは、置き場も金もないから、買う気は今もしないのですが、
こういう非常時には有用なんですね。
ニュースを全く見ずに創作とFGOばかりやっていた自分を深く反省しました。

ネットができない本当に貧乏な人は、
未だに良く知らないかもしれない……。


不幸中の幸いというか、
私は年末年始に、
「くしゃみと鼻水が止まらない奇病」
(古いセーターを譲っていただいた直後で、たぶんほこりか柔軟剤にやられた)
にかかり、マスクを多めに買っていたので、
2月はなんとかなりました。
最近は手作りのものを併用しています。

2月はじめまで道を歩けば見かけた、
大きなスーツケースを持った観光客や、
あちこちから聞こえていた中国語の会話が、
月末には消滅していました。

手芸の作品の販売会も延期。
店の人は「客が来ない」「売り上げが下がった」と。
影響がはっきり目に見えていて。

わずか1ヶ月で、
街がずいぶんと変わってしまいました。

私は元々、現実の世界への期待が薄く、
創作も別世界のファンタジーに片寄ります。
たまに地元を舞台に書こうと思うことはあるけど、
障害があるとろくな体験をしないので、
あまり明るい話にならないんですね。

しかし現実にこういう怖い事態になると、
何か書いておいたほうがいいような気もしてきます。
街の人の態度の変化とかいろいろと。

ウイルスで緊急事態宣言が出たりして、
緊張感があるせいか、
最近、創作があまり進みません。

現実の世界で考えることが、
あまりにも多くて。

若者が休校とか自宅待機を求められているのに、感染すると重症になりやすい高齢の男性が平気ですすきのだのパブだのに遊びに行って感染しているその戦略性のなさは何なのよとか。
(ウイルスの問題じゃなく、自分の都合だけで遊べる場をそういうおっさんに提供している世の中の問題のような気もする)
若者ではなく、この手のおっさんの外出を制限したほうが良いのでは……。


好きで感染する人なんかいないのに、
やたらに差別したり、
近くの人が咳をしただけでパニクる変な人。冬なんだから、咳くらい病気じゃなくてもすることはあるだろうに。
インフルと同じで、かかったらもう、
「運が悪かった」
と思って治療に専念するしかないですよ。


セリアで110円で売っていたマスクゴムを、
メルカリで600円とかで売ってる人。
もうける金額もそれをやる心もセコい。


かわいい雑貨の写真をUPしていた作家さんが、
「ガーゼマスクできました」
みたいなマスク画像ばかり出すようになってしまった悲しみ。
(手芸の世界で「確実に売れる商品」はめったに出ないし、実際に困っている人が助かるからみんなはりきって作るのでしょうが、なぜか私は悲しい)


他にもいろいろありますが、

いざ現実を文章にしようとすると、
なかなか上手くいきませんね。

最初「ぼくらは死んだ」という北海道が舞台の小説を描いていた頃は、
(だいぶ大昔ですが)
「現実の北海道を描きたい。某ドラマや映画みたいな本州の勝手なメルヘン妄想じゃないやつを」
とか思っていました。

今回のウイルス騒ぎで、逆に、
北海道だって夢の大地なんかではなく、
普通に人が暮らして病気になったり困ったりする、普通の地方だということが、
本州にも伝わったんじゃないかな。
不謹慎な言い方かもしれないけれど。

北海道はしばらく観光に打撃でしょうけど、
たぶん、イメージや観光に頼らない、
別な道を模索する時期なんだと思う。

歴史がないとか言われてるけど、
本当はあるから、いろいろと。

2012.1.9追記:
その後、やはりテレビがないと危ないという指摘があり、グループホームの職員さんに付き添ってもらって、安くて小さなテレビを買いました。
店で男性客に体当りされました。
前にも小学生に通りすがりに悪口を言われたりしたのですが、残念ながら地元は、ホームの人と一緒に行動しているときに嫌がらせをしてくる人がけっこう多いです。障害者だとわかるからでしょう。一人で歩いていると逆に何もされません。
実は残酷なシーンが苦手で、推理小説すら読めないのです。なので、テレビがあってもドラマは見ないし、バラエティも悪口が多くて見れません。
ドキュメンタリーばかり録画して見ています。
あ、でも、なぜか水戸黄門は平気です。たぶん小学生のころにおばあちゃんと一緒に見ていたせいです。今見直すとうわ、変だな、とか、女性の役割決まり過ぎだなとか思うんですが。


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