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【国連英検特A級#5】一次対策編①国連知識
こんにちは。今回から3回に分けて一次試験の出題分野別に実際に私がどんな方法で取り組んだかを具体的に紹介していきたいと思います。今回はその第一弾として国連知識の対策をテーマにお届けします。
使用したテキスト
こちら前回の記事からの繰り返しにはなりますが、国連知識問題の対策本は国連英検事務局指定のテキスト「新わかりやすい国連の活動と世界」(三修社)の一択になります。
特に参考にした合格者アドバイス
当初はその分厚さに圧倒されて前回受験時では読むことすら避けていた自分が今回本格的にこのテキストと向き合うことを決めたきっかけは、合格者ブロガーのなみすけさんの下記コメントでした。
この国連知識を学習する参考書についてですが、国連知識問題の全てはここから出ることになっているので、まずこれを覚えましょう。(言い換えると、ここに書いてあることをすべて暗記すれば10点満点をとることができます。)
これまで設問1の国連知識問題では過去問を含めなかなか正答に辿り着くことができずにいましたが、思えばそれは今までこのテキストと正面から向き合わなかったからだと改めて気づかされました。
さらに特A級では、語彙・文法の難易度が他の試験と比較しても圧倒的に高く、これらの分野でハイスコアを目指すのは自分には至難の業であることは目に見えてわかっていました。そのため今回は「国連知識で点数を稼ぐ」ためにこのテキストと徹底的に向き合うことを決めました。
また、なみすけさんのアドバイスに加えてこれも前回の記事で紹介した英語難関資格ホルダーのもりてつさんの動画も参考にしました。
この動画の中で、もりてつさんは「国連知識は一番簡単。まずは過去問から解いて慣れる。テキストの重要箇所をマーキング、過去問の箇所は赤線を引く、テキストや過去問についてノートにまとめる」と言う趣旨のコメントをされています。
もちろん全てを参考にすることは難しかったものの、これらの手法は自分にとって国連知識対策のベースとなりました。それでは、次の章からは具体的にどんな対策を取ったか段階別にご紹介します。
受験申込直後の準備段階
✅テキストを通読する
まずテキストを購入したら通読します。ですが、この時点ではマーキングをする必要はなく、日英どちらかの言語で読めばOKです。
ここで精読してしまうと時間がかかるので、この準備段階では短時間で国連やその活動について全体像を把握するよう努めます。
✅巻末の国連システム(組織図)のシートを切り離してPDF化
指定テキストの巻末に国連の組織図をまとめたシートが添付されています。一枚のシートで、日本語版と英語版が裏表で掲載されています。
私はこのシートを切り離して、PDFスキャンをしてタブレットに入れて常に参照できるようにしました。特にこれは、各組織や活動の訳語の確認に役立ちました。
✅過去問を解いて内容を要約してノートにまとめる
近年では過去問だけでなくテキストから満遍なく出題される傾向があります。ですが、実際の試験では過去問と同じ問題が出題されることがあるので過去問は必ず押さえておきました。
そのためには直近の過去問を解いてその内容をノートにまとめます。その際に私はGoodNoteを使いましたが、ツールは紙のノートやメモ帳など自分が使いやすいものでもちろんOKです。
対策実施段階(〜試験の2週間前まで)
✅毎日1日1章ずつテキストを日英で読み込む
毎日日英両方を1章ずつ読み込みました。その際に組織名・年代・その他試験で問われそうな箇所をマーキングしていきます。
そして読み終わったらまた最初に戻って読み進め、試験直前までこのプロセスを繰り返します。
ここで重要なのは、毎日必ずテキストに触れる、そしてこのプロセスを試験直前期まで繰り返すことで記憶の定着を図ることです。
✅英作文対策のトピックリサーチでテキストを徹底的に活用する
巻末のシートに加えて、テキスト本文の内容も英作文の対策で徹底的に活用するようにしました。
何かトピックをリサーチする際に、最初に必ずテキストを参照して関連する用語や機関の説明を書き出してから、英作文のアウトラインを作成しました。
そうすることで、上記の読み込みとの相乗効果で国連の仕組みや歴史、関係機関の活動の理解を深めることができました。
また当初は想定していなかったのですが、この作業は後々の2次対策準備のネタ作りにも大変役立ちました。
最終段階(試験直前の2週間)
試験まであと2週間を切ってきたら、ラストスパートです。ここでは以下のプロセスを行いました。
✅上記の対策実施段階でマーキングした箇所を書き出してリスト化する
試験直前の2週間の段階で、これまでの読み込みでマーキングした箇所のみを抜き出してリスト化しました。
また特に国連システム(組織)については、機関名、設立年、条約などの基本情報をマインドマップのアプリに入力して関連付けることで覚えやすくするようにしました。
これらを試験当日までスキマ時間があればいつでも参照することで、内容を思い起こして知識を定着させるようにしました。
なおここでの目的はあくまでも試験直前の短期間で効率的に覚えることなので、リスト化に使うツールは単語カードやフラッシュカードアプリ、エクセルなど自分にとって使いやすいものであればなんでも構いません。
✅試験前日にテキスト全体を通読する
この時期は重要な項目にフォーカスして覚え込む段階ではありますが、試験の前日に念のためテキストを改めて通読しました。
元々試験前日に読むことで気持ちを落ち着かせることが目的だったのですが、最後に一回通読することで試験当日まで記憶を保持することができたのではないかと思います。
事実、実際の試験では前日に読んで思い出した箇所がそのまま出題されました。もちろん運が良かったという面もありますが、直前に読み直して良かったと思いました。
試験の結果と振り返り
実際の試験でのスコア
試験では、設問1国連知識10問のうち7問を正答することができました。最初の準備段階で過去問を解いた際には半分も正解できなかったことを考えると自分にとってはまずまずの結果でした。
こうすれば良かったと思った点
国連知識問題と言えば、これまでは機関名、年号、地名、条例など固有名詞や数字が問われる問題が大半を占めていたのですが、今回は10問のうち2問でテキストで実際に使用されている語句を選択する問題が出題され、この部分は覚えきれておらず失点してしまいました。
これらは知識というより半ば穴埋め問題とも言え、しかも似たような意味の単語の中から選ぶため語彙力も求められます。そのため、内容を徹底的に読み込んでおかないと正答は厳しいと思いました。
そのためテキストの丸暗記に時間を割く必要はありませんが、特に英語版の内容は使われてる語句を覚えるためにも日本語版以上に読み込んでおくべきだったと反省しました。
今回は以上になります。次回は英作文編です。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
参考記事および動画:
国連英検特A級シリーズ:下記マガジンに全11回分の記事をまとめています
なみすけさんのブログ
もりてつさんの動画
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