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【国連英検特A級 #9】一次合格発表までに二次試験対策でやるべきだったこと3選 〜「しくじり先生」的に振り返る〜

 こんにちは。二次試験の初回となる今回は、いつもとはやや趣向を変えてお届けしたいと思います。前回までは実践したこと、それに対して良かったことやこうすべきだったことという構成で基本書かせて頂きましたが、一次試験が終了してから一次合格発表までの日々は自己採点で早々と合格を諦めてしまい、ほとんど何もせずに過ごしてしまったというのが実情です😅

 そして二次試験対策に着手したのは一次合格がわかってからの実質2週間という有様でした(この辺りのお話は次回投稿いたします)。なので、この合格が判明するまでの日々は飛ばしてもう具体的な対策に書こうとも当初思ったのですが、逆にこの時期の私の過ごし方をありのままに伝えることで逆に「こうしない方がいい」という意味ではむしろ皆さんの参考になるかとも思い、今回お伝えすることにしました。

 そこで本日はタイトルの通り、一次試験終了から合格発表までの約1ヶ月間は「こう過ごすべきだった」という反省点を軸に展開したいと思います。そんなことから本日は気楽にお読み頂ければと思います。

反省点①合否予想を問わず一次試験直後から二次対策を始めるべきだった

 やはり一旦一次試験が終わってしまうとどうしても気が抜けてしまいます。今回は一次試験が事前に想定していたよりもかなりレベルが高く(注:個人の見解)、自己採点をしてみてもとても7割と言われる合格ラインに達しているとは到底思えず、二次試験に向けてエンジンが全く掛かりませんでした😞

 具体的に言いますと、対策で重点的に取り組んだ分野ではそこそこのスコアを取れたものの、バチが当たったのか(?)途中からその難易度の高さから全く取り組まなくなった文法問題が試験直後の自己採点で10問中3点であることが判明したのです😱

 これでは仮に英作文で満点を取ったとしても合格レベルをクリアするのは相当厳しいと考え、もうこの時点で気持ちはすっかり「来年春に再チャレンジ」というモードになってしまいました😅

 ですが、それから約1ヶ月後に届いた一次試験の結果は100点中68点が正解、さらには合格ラインも68点ということでなんとギリギリながらも合格していたのです😳てっきり合格ラインは常に70点以上と思い込んでいたのでこれには本当にびっくりしました。あくまで推測ですが、恐らく今回は難易度が高く全体の平均点も低かったのかもしれません。

 そしてこの時点で二次試験まであと約2週間・・・。ここから大慌てで対策をスタートさせるというドタバタぶりでした。対策を進めれば進めるほど「もっと早く準備を始めればよかった😭」と後悔ばかり。。見方によっては、逆にこれだけ追い込まれた方が「火事場の馬鹿力」が働いてかえって良いのではとも言えますが、やはり精神衛生上はよろしくないです(笑)

 そのため、仮に一次試験の結果が芳しくないと思っても回によって合格点が異なり何が起きるかわからないので、一次が終わってからは自己採点結果を問わず二次対策は始めておくべきだったと反省しました。

反省点②スピーチの練習をもっと早く始めるべきだった

 当然ながら上記①のような状況だったのでスピーチの練習も圧倒的に足りませんでした。普段から仕事で英語を話したり、一次の語彙対策でシャドウイングはしていたものの、「国連や国際情勢について自分の意見を英語で話す」という練習には不十分だったということ実際に二次面接を受けて痛感しました。

 そんな中で唯一不幸中の幸い(?)だったのが、こんな「ぐだぐだな」状況でも「来年再挑戦するのは確かなので、とりあえず二次の模擬レッスンだけは今のうちに受けて感触だけでも掴もう」と思い立ち、英作文対策でお世話になったテソーラスハウスに二次試験本番直前のタイミングに合わせて予約を入れていたことでした。(不合格と思い込んでいてもなぜか本番にスケジュールを合わせようとするという不思議な心理も働きました笑)

 そして、いざ実際の試験に沿って模擬レッスンを始めてみると、自分の意見はおろか言葉が出てこないこと出てこないこと。。。😱自分でも呆れるくらいでした。普通の会話やシャドウイング練習だけでは国際問題について話すスピーチ力は到底身につかないと気付かされました。そのため、こうしたスピーチ練習はもっと早く始めるべきだと感じました。

 さらに状況が許せば、一次対策の時点から始めても早すぎることはないと思います。例えば、英作文対策ではトピックをリサーチして要点をまとめることをしましたが、その際にそのトピックに対する自分の考えもまとめて、独り言でもいいのでそれ英語にして口に出すという練習です。そうすることで一次の勉強をしながら二次対策もできたのではないかと思いました。今回はそこまで考えが回りませんでした。。

反省点③想定問答も日頃から考えてまとめておくべきだった

 一次対策では国連やトピックのリサーチを徹底し、ノートに要点をまとめてはいましたが、それらに対する自分の意見は全然アウトプットしてきませんでした。上記反省点②の最後でも触れましたが、やはり自分の意見をまとめることに加えて、想定問答も考えて書き出す作業も一緒にするべきだったと思いました。

 私は従来こうした英作文や面接(スピーチ)対策では事前にエッセイを書き起こしたり暗記・復唱をするということはしてきませんでした。結局暗記をしても実際の試験ではそのまま出ることは皆無で、その場で即興的に書き上げる、または話す必要があるからです。そのため国連英検特A級の準備でも同様のアプローチを取りました。

 が、この国連英検特A級に限って言えば、もちろんエッセイを書いて丸暗記する必要はないと思いますが、簡単なQ&A形式でいいので事前にまとめておいても良かったのではないかと感じました。実際の二次面接では、何が問われるかはわからずあらゆるトピックについてあらゆる角度から質問を受けます。それに対して、素早く自分の答えを返さないといけません。

 さらには質問に対して最初にすぐ回答ができても、その後も回答した内容について突っ込む質問が矢継ぎ早に飛んできます。実際に途中で答えに詰まることも多々ありました。それを克服するためにも、日頃から独り言でも良いのでQ&A形式で「ラリー練習」をちゃんとやっておくべきだったと反省しました。

 例えば、「Q:日本は安保理非常任理事国としてどんな貢献ができるか?」→「A:世界で唯一の被爆国として『核のない世界』の実現に向けてオピニオンリーダーとして活動できる」→「Q:具体的にはどんな活動ができる?」と言ったように、単文形式でも良いのでこうした考えてはノートに書きだし、そして質問に対して答えを口に出す、さらにそのノートを見返すというサイクルを続けていけば、もっと面接本番で活発に議論ができたのではないかなと後悔が残りました。

二次対策で迷った時に参照したサイトと書籍

 最後に二次対策で何を準備していいかわからず途方に暮れていた時に参考になったサイトと書籍をご紹介します。

なみすけさんのブログ

 一次試験でもお世話になったなみすけさんのブログは二次試験対策でも大変参考になりました。外務大臣賞まで頂いた方で全てを真似することは私にはできませんでしたが、勉強を進める上でのヒントが満載で助かりました。

国連英検事務局の二次対策本


 こちらも正直なことを言いますと、試験準備の間は1〜2回ほど通読する程度でした。。ですが、試験が終わって改めて読み直してみるとスコアの基準やスコア別の解答例、また恐らく上位合格者の方を思われる方々の体験談、議論をする際に役立つ英語表現などが満載でもっとちゃんと読んでおけば良かったと思いました。(こちらももう一つの反省点です。。)

 今回は以上になります。次回は一次合格発表から二次面接本番までの間に取った対策を振り返りたいと思います。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

【参考】国連英検特A級シリーズ:下記マガジンに全11回分の記事をまとめています

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