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【国連英検特A級#2】国連英検特A級を受験して良かったと思う理由5選

 こんにちは。今回は私が国連英検特A級を受験して良かったと思う理由5つをご紹介したいと思います。いずれも私個人の経験に基づいていますが、今回の記事が少しでも受験を検討されている皆さんのご参考になれば幸いです。

理由①英語のアウトプット力を鍛える絶好の機会

 以下、国連英検公式サイトからの抜粋した試験概要です。級によって出題内容が異なり、特A級は一次試験でリスニングはありません。ですが、その分二次試験では国際舞台での経験が豊富な面接官と国際時事問題について討論するスキルが問われるため、他のどの試験よりもスピーキングやコミュニケーション力が求められます。実はかつて私は英検1級も二次試験を実に3回目でやっと合格するぐらい英語でディスカッションすることに自信がありませんでした。その後自分なりに仕事や勉強を通じて強化してきてつもりでしたが、それでもトラウマとまでは言いませんが苦手意識からはなかなか抜け出すことができませんでした。そのため、そんな自分にとって特A級の挑戦はアウトプット力を鍛え直す絶好の機会となりました。

出典:国連英検公式サイト *2023年4月時点

理由②国連や国際情勢について理解が深まる

 試験では、一次でも二次でも国連や国際時事問題に関する知識が問われます。特に二次では当日までどんなトピックが出るか全くわからないので、国内外の様々なニュースメディアから情報収集して自分の意見をまとめておく必要があります。元々私は語学学習目的で海外のニュースチャネルを視聴していましたが、振り返ればそれは単に聞き流している程度で深く自分で考えることはありませんでした。そのため試験勉強がきっかけで「自分だったらどう思うか」という視点を意識するようになりました。結果、日々のニュースについて自分の考えをまとめる習慣が身につき、国連や国際情勢について理解を深めることができるようになりました。

理由③国際社会での日本の立場を再確認できる

 これは②とも関連しますが、試験では「国連や国際社会で日本はどんな貢献をしてきたのか?できるのか?」など日本の立場や活動についても問われます。特に昨今はウクライナ侵攻、中国の軍事大国化や海洋進出、北朝鮮のミサイル問題などを発端として防衛、経済、エネルギー、食糧などあらゆる側面から安全保障の根幹を揺るがす問題に日本は直面し、国民の不安も高まっています。今回二次試験のトピックのリサーチで関連ニュースを徹底的に深掘りしたことで、これまであやふやな理解でしかなかった日本の国際社会での活動や実績、その役割を再確認できました。

理由️④合格経験者から語学学習のヒントが得られる

 国連英検特A級では、公式サイトの合格者体験記、SNSやブログを通じて合格した皆さんがその経験を惜しみなく共有してくれます。特A級は受験対策校が少なく、さらには受験者数もそう多くはないためこうした情報はなおさら貴重です。私も試験勉強を始めた当初は大変参考にさせて頂きました。また日頃からどんな語学学習に取り組んでいるかを紹介している方も多く、私は試験が終わった今も実際に紹介されていた勉強方法や教材を普段の学習に取り入れています。そして今でも時折チェックし、常に新しい情報を入手するようにしています。

理由⑤ 勉強でやるべき事の「取捨選択」を繰り返すことで「段取り力」がつく

 理由④で「対策校が少ない」点に触れましたが、恐らくこれは受験者一人一人の得意・不得意分野によって試験対策が大きく異なってくるからではないかと感じています。そのため、特A級の試験対策では自分自身で計画を決めて実行する必要があります。今回私はまず過去問を解いて、自分のスキルを洗い出し、限られた時間でどの設問の準備にフォーカスすべきかを定めて学習に取り組みました。また国連知識と並んで苦手だった文法は、当初は対策するべき分野として取り組んでいましたが、学習の途中で「難易度が高く、出題傾向も各回で異なる」と判断し、それ以降は文法には時間を割かず、浮いた時間はボキャビルに充てるといった変更も行いました。このように「現状把握→計画→実行→振り返り」のサイクルを回していくことで効率的に試験勉強を進める「段取り力」をつける良い練習になりました。

 今回は以上になります。いずれも個人の見解ベースで恐縮ですが、少しでもご参考になれば幸いです。次回は受験対策の準備編として「受験を決めたらまずするべきこと」をテーマにお伝えする予定です。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

【参考】国連英検特A級シリーズ:下記マガジンに全11回分の記事をまとめています

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