デイトレードに手を出す際の注意事項(未完)

ふと飛んでみると、新しくフォローしてくれた方で、デイトレに興味を持っている方がいらっしゃるようなので、デイトレをやる際の注意事項を簡単に書いておきます。未完です。多分永遠に完成しません。

今回の内容は、読むならば全部読んでいただきたい内容なので、目次はつけません。

大前提

・万人向けの資産形成法ではない
・ゼロサムゲーム(手数料を考えると実質ほぼマイナスサムゲーム)である

要するに、半分以上の人は損して長期投資に戻っていきます
なお、一部の方は始め方を間違えていきなり借金生活に突入します。
また、ゼロサムゲームということは、確率的には初日だけ大成功する人ももちろん沢山いる、という意味です。したがって、最初うまくいっても、それは長期的にデイトレードをするのにあなたが向いていることを意味しないことにも注意してください。

知っておくべき事実

・短期トレードのプロが指導しても、ごく少数の人しか成功しない。
 実際に実験が行われています。ソースがパッと出てこないのですが…
・デイトレは、技術よりも性格がモノをいう
 これも実験で得られた結果からの考察ですね。

 以下は私の考察&実体験ですが、
・人間には得をしたいという気持ちがある
・取引は、決済完了までは利益も損も確定しない
その結果、
・損しているときは「株価がもう少し戻ってから確定しよう」と思ってズルズル損を引きずるうちに取り返しがつかなくなる
・得しているときは、「ここから下がったら損をするから、損する前に確定しよう」と思って小さい利益で確定してしまう
という結果になります。そして、これは損失回避バイアスという本能からくる行動なので、
・鍛えてもなかなか直らない
場合がほとんどです。この辺は、やってみて体感しないと本当の意味では理解できません。

 実際、成功している人はほとんど
・メンタルコントロールに成功し、損切りを確実に行なっている
という点が共通しています。ただし、上述のように、これは本能に基づくものなので、ほとんどの人は理屈ではわかっていてもできません。言い換えれば、「才能の世界」ということです。
 だから、自分は損切りができないタイプだ、デイトレには向かない、と感じた場合は撤退の早さも大事です。それもきっと、「投資の才能の一つ」ですよ。

あと、私が実際に策定してうまくいくことを確認したと同時に「インデックス長期投資の方がリターンが大きい…」と封印した戦略があるのですが、
短期トレードでも、じっくり練れば低リスクな方法は存在します。ただし、計算してみるとリターンも小さくなります
 この説明は、省略しますが、ようするにトレードオフの話、ということで納得してください。

それでもやりたい場合にコメント


現物でやる場合
 値動きの激しい銘柄であること、手数料が安いことが大事、とされています。参考まで。
 現物で、レバレッジをかけない限りにおいて、破産の心配はないので、知らないですよ(笑)とは思いますがご自由に…

CFDを使う場合
・デモトレードは微妙
 デモトレード機能を提供している証券会社がありますが、デモではやり方はわかるが、実感は掴めないと思います。

 譬え話をしましょう。靴幅と同じぐらいの幅しかない白線の上を歩くとします。健康なほとんどの人は、何メートルでもその白線を踏み外さずに歩くことができます。失敗確率はおそらく0です。
 では、風のない屋内で、高さ20mぐらいのところに、靴幅程度の幅の鉄の橋が渡されているとします。さて、その鉄の橋の上を歩いて渡れるでしょうか。
 条件はさっきと同じなので、肉体的な性能がフル発揮できれば、失敗確率は0のはずです。
 ですが、実際にはほとんどの人は、体がすくんで歩けないでしょう。仮に挑戦しても、途中で震えて足元が狂い、落下してしまう人もいるのではないでしょうか。
 このように、実際にリスクを取るかどうかで、同じ行為でも全く体感的な難しさが異なり、リスクをとると誰しも100%の実力は発揮できないものです。
 ですから、デモトレードは、「やり方の理解」には役に立っても「感覚の理解」には役に立たないと思ってください。

次に、CFDで問題となる、レバレッジについてです。
レバレッジが非常に高いので、間違ってもフル投入しないこと仮に2022年の年初にNASDAQ100の指数CFDを買いで入り、レバ10倍で塩漬けしてしまった人がいれば、すでに破産しているという事実をお伝えしておきます。まぁその前にロスカットされているでしょうが、全資産を証拠金として投入していたら、ロスカットが-5%だとしても、財産は半分以下になっているという意味です。そして、過去を見ると、1日で5%落ちることは発生しますし、デイトレの場合、1日の中で+2%から-3%に転落しても、その振れ幅は5%なので、「今日は上がっている!買わないと!」と思って買った瞬間、そこから下落に転じる、みたいな状況が容易に想定されます。入ったその日に財産を半分にして退場は笑えないですね。
 もう一つ注意。本気の大暴落ではロスカットも働かないので、そういう場合、なす術なく借金生活に突入です。CFD口座の開設時に同意が必要なので、証券会社の都合(サーバダウンなど)で取引不可状態に陥った結果、売りたい時に売れずに借金状態になったとしても、補償も受けられません。

 なお、暴落時にも売りで稼げるのがCFDの魅力ですが、売り時を逃して高騰した場合、その損失は理論上無限大です。過去に1日で原因不明の大暴落→大暴騰が起きたことも現実にあります。そういう場合に大暴落の底で売りで入ったら、ロスカットが追い付かなくなり、売りで入ったのに借金生活となることもあり得ます
 よほどの事態でなければロスカットされるので破産まではいかないでしょうが、可能性はゼロでないことを覚えておきましょう。

あと、レバレッジ投資信託やレバレッジETFは、下落すると資産全体に占める割合が減るので、実効レバレッジとしては減少するのですが、CFDは差金取引の性質上、実効的なレバレッジの動きがこれとは違います。株価が上がると(実効)レバレッジが下がり、株価が下がると(実効)レバレッジは上がります。この説明にピンとこない人はなおさらハイレバレッジはやめましょう。

ということでCFDを使う場合の、推奨の入り方は以下です。
レバレッジ0.1〜0.5倍、つまり10倍レバレッジの投資対象なら全資産の1/100〜5/100ぐらいの少額で、まずはやってみる。(ただしCFD口座にはお金を余分に入れておく。)残りの資産は長期投資で。 これなら、痛い目を見ても、「痛い目を見た」で済みます(仮に暴落で株価がゼロになっても破産しない)

 値動きが思ったより激しいことも学べるし、多分、試行錯誤するうちに、向き不向きがわかります。
 本当にむいている人なら資金を増やせるでしょうし、向いていない人は、向いていないということを学ぶために致命的なダメージを受けるという愚をおかさずに済みます。

 そこから少しずつレバレッジ倍率を上げていくと、途中で大体の人は
 自分はストレスで投資法を左右されてしまう人間だ
という事実に気づくことでしょう。その上でうまく自分をコントロールし、成功し続けられたならば、デイトレードに向いてるかもしれません。 また、一部、リスクを上げても全然数字の動きに恐怖感が湧かないというひともいます。その上でトレードもうまくできたならば、ある意味それはデイトレーダー向きの性格ですただし、それは同時に また、一部、リスクを上げても全然数字の動きに恐怖感が湧かないというひともいます。その上でトレードもうまくできたならば、ある意味それはデイトレーダー向きの性格です。ただし、それは同時に正常なリスク感覚が欠如しているため、油断すると破産する確率の高い性格だということを意味します。その自覚を持ち、破産しない戦略を立てましょうね。

 やってみたいと思ってしまって、衝動がもう止まらないという人には、「勧めないよ…」とは思いますが、止める権利は私にはありません。自分も、長期投資と並行してデイトレード/スイングトレードのような何かはやっているので…。
 ただし、マイナスサムゲームであること、ギャンブルと同じで一部の人には多分依存性があるので、破産なさらぬように強く注意喚起はしておきます(笑)

 なお、短期投資においては、用いる手法は完全に好みの世界で、超基本を除き、他人のアドバイスはほとんどの場合有害ですので、手を動かしながら、自分のやり方を確立して下さいね
 
先物・ オプションを使う場合
 CFD以上に危険ですので(その分オプションを使えば手段は豊富)
 無料noteにヒントを求める段階で、先物に手を出してはいけません(笑)
 悪いことは言わないので、資産量と投資知識がレベルアップしてからにしておきましょう。

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