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目標を人に言うと良いことがある

仕事でも勉強でもスポーツでも、なにか目標を立てて、「えいや!」とがんばるときは、「退路を断つ」というやり方がとても効く。

南海キャンディーズ山ちゃんも『天才はあきらめた』で言っている。
山ちゃんはこれまであらゆる場面で、退路を断って断って断ちまくって、今こうしてお茶の間というステージに立っている。

そして退路を断つためには、「人に宣言する」のがやっぱり何よりも有効だ。
1人だけに言うんじゃない。複数人に言うのが良い。

なぜか?
「誰かに宣言しちゃえば、後戻りできなくなるから」という理由はもちろんそうなのだけど、それ以上にもっとうれしいことが起こるからだ。


整体師として働いていた頃、フィンランド行きを決めて、退職することをお客様に伝えたとき、皆さん口をそろえて「がんばってね」と言ってくださった。
それだけでなく、同じ職場の上司や同僚からも、「がんばって」と言ってもらった。

渡航前に会った友だちからも「がんばって」とたくさん応援してもらった。

あれほど毎日のように色んな人から「がんばって」「応援してます」と励まされた経験はない。

私は、それが心の底から嬉しかった。
「人に応援してもらえることで、こんなにもエネルギーが湧いてくるものなのか!」と、ちょっと驚いたりもした。

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正直なところ、自分がフィンランドに行くことになってすごく嬉しかったけど、「後ろめたい気持ち」もあった。
もちろん自分が行動した結果、ご縁があってイェレ氏に出会い、フィンランドに行くという目標にたどり着いた。

でも、別に猛勉強してフィンランドの大学に合格したわけでも、すごい努力して現地で仕事を見つけたわけでもない。

たまたまお互いに好きになって、結婚を決めて、フィンランドに行くことになっただけと言ってしまえば、全く否定できない。
「ただのラッキーじゃないか」と、自分でも思っていた。

それに、自分が目標に近づいていることや、「結婚」というおめでたい話を誰かに持ちかけるのは、なんか自慢しているみたいで、ちょっと言いづらかった。仕事も辞めて色んな人に迷惑をかけるし...。

ところが、そんなモヤモヤした考えを吹き飛ばすかのごとく、みんな「おめでとう!がんばってね」と声をかけてくれた。

そこで私は気が付いた。

「私の周りには、他人のよろこびを一緒になって祝福してくれる人がこんなにいたのか」と。

そして「なぜ私はこれまで周りの人達のあたたかさと優しさに気付かずにいたんだ」と、軽く寝込むくらいに衝撃と羞恥にまみれ、そして最後はうれしく、誇らしく感じた。


目指している目標があるときは、色んな人に宣言するのがいい。

応援してくれる人達、一緒に喜んでくれる人達のあたたかさに気付くことができるからだ。

いつもありがとうございます★