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50代からの学び Newspicks Newschool 佐々木紀彦氏のコンテンツプロデュース講座① 最年長だった件

コロナ禍で残された人生をいかに生きるか。人生100年時代と言われ、50代は折り返しを過ぎている。2020年何か自分の中で人生の停滞を感じていたころ、Newspicksからメールが届いた。

佐々木紀彦氏のコンテンツプロデュース講座 受講のハードル

Newspicksが主催する「学ぶ」「創る」「稼ぐ」をテーマとするNewschoolという学校がある。そこで、スクールの校長でもある佐々木紀彦氏の講座が開講されるとの案内であった。6回の講義で20万を超え金額は決して安くはない。更に選考で選ばれた人のみが受講できるとの記載もあった。色々ハードルが高い。

意を決して受講を決め、先ずは書類選考のための準備。応募フォームに記入する「本プロジェクトへ参加する目的」を、様々な世代の方に見てもらい11回の修正を終えて応募した。合格通知のメールが届いた時には、嬉しい気持ちと安堵感とが混ざり合い、次に受講者の中では最年長だろうな~という気合と覚悟が生まれた。

やはり私が、最年長だった・・・

案の定、初回の自己紹介で私が最年長だと分かった。学生や20代の起業家、プロのクリエーターの方もいらして、50代マナー講師は明らかに異質だったと思う。参加者は有名大学出身の方も多く、発言を聞いていても頭が良いと感じる。自分を売り込むことにも長けていて、エネルギーに満ちていた。

しかし、年齢を重ねてその場にいるとおおらかな気持ちでいられる自分に気が付いた。もう少し若ければもっと前面に自分を出したいと感じたであろうが、次世代を担う彼らを見守りたいという気持ちになる。年を取るのも悪くはない。

「ミニマムマナー」のネーミングを褒められる!

そして、今回受講を決めた理由の一番は、佐々木氏の指導と直接受けたい!ということであったが、もう一つ新しいコンテンツを世の中に広めるためのノウハウを学びたいという目的もあった。

新しいコンテンツとは「ミニマムマナー」と言うもだ。これは、従来の旧式のマナーを新時代のマナーに変えていこうというものだ。例えば、スピードの時代に丁寧すぎる対応というのは、逆に相手にとってマイナスになることがある。相手をよく見て、何を求めているか見極める力、不快にならない言葉選びができる力、そんな多様な人に対する対応力を身につけられる、研修をFINESTの新しいコンテンツにしていく!という志があった。

名付けて、最小限にそぎ落としつつ、必要なものを指導する「ミニマムマナー研修」というものだ。因みにこのネーミングは佐々木さんや他の講師の先生にも褒められた。もしかしたら、唯一のお褒めの言葉かもしれない。

この講義の中で様々なアドバイスを頂きながら、動画やHPなど様々テコ入れしていくことになるのだが、シリーズで講義の段階的な学びについて紹介していきたいと思う。

「落合陽一に恋したマナー講師:徳永美佳」

第一回の課題はインタビュー記事を書くこと。ペアで分かれてインタビューを行い、次回までに例えば何かのサイトにアップするに堪えうる記事を書くというものであった。

この課題の素晴らしい点は、他己紹介であることだ。恐らく自分の紹介を記事にするのなら、私は少し適当でも良いかなと思っただろう。迷惑をかけるのは自分だけだから。しかし、相手がいるとなると話は別だ。適当に書いてしまったら、その人の魅力を下げてしまう。手を抜くことが出来ないのだ。

素晴らしいと感じ、早速自社の研修に取り入れてみた。佐々木氏から指導を受ける立場から、指導する立場になるまでに一か月と立っていなかった。インプットからアウトプットが早いことは血と肉になる。

因みに佐々木氏からの指導で言われたことは、キャッチーな題名、見出しをもう少し工夫した方が良いとのことだった。これは私が苦手とすることころであり、結局その後の「広告クリエイティブ」という講座で学びを深めることになる。学びだしたら止まらなくなるとはこういうことだ。もしかしたら良いカモだと思われているかもしれないが、それを決めるのは自分自身の受講姿勢と自分の中での満足度ではないかと思う。

さて、今回私のペアの方が私につけてくれたインタビューの題名が素晴らしいので、ご紹介したい。

『落合陽一に恋したマナー講師:徳永美佳』

この一行で、まさに私を言い当ててくれている。「恋」というのは大げさではあるが、最近そんな言葉からは遠ざかっている自分には、逆にこの言葉に胸がときめいたた。

ミニマムマナーのきっかけとなった落合陽一さんの動画

そもそもミニマムマナーというものを考えたきっかけが、落合陽一さんのyou yube動画を見たことだった。その動画の落合さんは、髪もボサボサ、裸足に草履を履いている状態で、プレゼンしていた。これは旧来のマナーと言う観点では、NGと言われるかもしれない。

しかし、私は彼に釘付けになってしまった。それは何か新しい光が空から降ってくるような衝撃があった。話に引き込まれてしまったのだ。プロフェッショナルな難しい話を私にもわかる言葉に落としながら、熱く語っていた。

落合さんを見ていると、身だしなみを整えて!なんて指導している自分が何か違うように感じた。ビジネスマナーなんて必要ないのかもしれない。核となる実態、経験に基づく本質さえしっかり持っているのであれば、マナーと言われるものを身にまとわなくても、その人自身だけで評価してもらえる。

落合さんを見て、雷に打たれた。この人はこれでいいんだ。

しかし逆に、本質や実績、経験がない未熟だと感じさせる人には、従来のマナーは鎧になる。鎧を着ていると刺されづらくなるし刺されても衝撃が少ない。

何かこれからの自分のすることが見えてきた気がした。自分の状態や相手というものしっかりを見極めた上で、どんなマナーが必要なのか?を判断する力を身につけることの方が大切だと感じた。それが上述のミニマムマナーのコンテンツ作りにつながる。

余談だが、落合陽一さんに魅了された私は、オンラインサロンに入り、落合マジックを遠目に見学させてもらっている。オンラインサロンの美術部に入り、毎月の落合さんのお題に合わせた書道を提出したりするのも、小さな喜びだ。


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