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素敵に求められる基礎: 企業経営の根幹

※ 経営者の皆さん、特に若い経営者は心してください。
  下記は大切なことを教えてくれてます。

※ 先人の皆さんの苦労から得た言葉というものには、重みがあります。
  遺された言葉が歳を重ねるごとに深みがあることに驚く。
  私は、そんな言葉が遺せるだろうか。

職業柄 取引先は もちろん 様々な組織TOPのお客様がいらっしゃる。
ほんと お人柄も十人十色。ほんと様々。
作家の先生方が、人間観察が一番面白いというが 確かに(´艸`*)

私が弊社へ入り間もない頃の1日に、ご夫婦でおいでになった。
毎月1日にお墓参りに行き、その帰りにおいでになっていた。
ご主人(Tさん)が経営者である。

私は思っている・・・きっと 今の現状を知ったら Tさんから かなり怒られるよねって。

ご夫婦に二度目にお会いした時、思いがけないことを尋ねられた。
Tさんの教えてくださったことの意味が、後になって「大当たり=大失敗」であったことに気が付かされた。
情けないことだと歯を食いしばるような 猛烈な後悔しかないが、後をどうするかであると 実は肝に銘じている。

Tさん: 貴女が継ぐか否かは 外に置いておくとして・・・
      貴女の会社の社長は誰かね。
  私:  父(創業者)です。
Tさん: うん。そうだね・・・表向きはね。
      しかし、本当の社長がいるのを知っているかね?
 私:   は? 本当の社長?え?本当の社長ってですか?

この時、Tさんはジッと私を睨んでいた。
口は、横一文字に「何かわからずに親の会社へ入ったのか?」と言わんばかりだった。
困った、何か変だぞ・・・これが私の心境だった。

Tさん: わからんの?ふ~ん。よ~く覚えておきなさい。
    あんたんとこは、社長さんである親父さんが おふくろさんより 
    年上やろ?
     それなのに毛髪が親父さんより真っ白って変だと思わんかね?
    ほんとの社長は、親父さんじゃない!おふくろさんだよ。
    企業経営の本当の社長は、経営者の嫁さんだよ!
    企業の大きさ関係なく、経営者の嫁さんが本当の社長だよ。
    
 私: は?母ですか?え? わかりません!
    母は、経営に直接的に関わってないのに何故ですか?

お二人は、私の顔を見てニヤリ・・・そして睨んだ。

Tさん: おふくろさん・嫁さんは何もわからんと思ってるのかね?え?
     企業経営で一番何が恐いか知ってるかね?
     経営者が守るべきものを知らない・守れない事こそ 
     恐ろしいことだよ。
     何故、おふくろさん・嫁さんかというと、彼女たちは旦那さんの
     企業経営のことを知らない・話してもらえない。
     知っているだろうが、彼女たちが聞こうもんなら
     「仕事の話をするな!と怒鳴る。」
     心配させたくないし、何より家庭では忘れたいから話さない。 
     だからといって、困った時には助けを求めるという我儘ぶり
     もある。
     経営はわからんのに、助けを求められたら助けなきゃいけない。
     それが彼女たちの頭の中で常にある・いつ助けを求められるか
     夫の会社は、大丈夫なのか 経営は上手くいっているのか?
     とね。
     何も知らないからこそ、気が気じゃない。
     経営者である夫は、そんなことお構いなしに我が勝手さ!

T夫人: そう!好きな時に仕事の話をして、助けだけ求める。
     意外と神経を使ってるのよ。
     心当たりがあるでしょ?

Tさん: おふくろさん=嫁さんを大切にしなさいよ。
     おふくろさんが倒れたら、企業経営にも影響が出る。
     わかったね。
     企業の大きさは関係ない。
     経営陣・経営者は、社員も大事だが嫁さんが命だ。
     伴侶・・・特に衣食住を任せている嫁さんが
     倒れると男は情けないことになる。
     (嫁さん同様体調を崩す方も多いという意味もある。)
     生活リズムが壊れる。これは、想像を絶する。
     わかったね、親父さんの要は、おふくろさんだよ。
     自分の頭髪は黒々して威張っているが、嫁さんの真っ白な頭髪で
     他の経営者は判断がつく。
     どんなに苦労してるかとね。
     再度いうが、おふくろさんを大切にしなさい。
     あなたも困ることになるぞ。

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