見出し画像

意外な?職業から気づき在り

頭がよく、器量よしで、何でも得意。
何でも手にできる良さが羨ましかった。

母: 同じよ・・・二人とも 同じ♪ どちらがではないわね。
   二人とも 同じ♪ みんな そんなもんよ♪

私: え?同じって? みんな 同じって どういうこと。

母: 貴女は、コツコツと小さく動いて 良いことも悪いこともあって
   良いものが それなりにある(残っている。)。
   〇〇ちゃん(妹)は、 ブルドーザーのように大きく動いて
   大きく得るものもあるんだけど、大きくケガ(損)もする。
   残ったものは、結局のところ 貴女と同じくらいなのよ。
   親として どっちが安心していられるかというと、貴女よ。
   男の子なら〇〇ちゃんみたいなブルドーザー級はいいけれど、
   女の子だから、ヒヤヒヤして気が休まらない。
   心配だわよ。
   貴女たちだけでなく、人は そんなもんよ。
   みんな 同じにしか残らないわ。
   みんな 何も持っていけなくなるんだし。(´艸`*)ふふふ

これを聞かされた時、( ゚д゚)ぽかんとなったし 納得した。
それから、ちょっとづつ 自分と人を比較しなくなっていった。

******************************

50ccバイクを乗り!?戻った時に、とどめは刺された。(大爆笑)

先生: お前は、ほんと 真面目なのが出るな。(爆笑)
    お前は、車に乗ったら、地図どおりにしか走りきらんし
    お前を車に乗せて走った通りにしか 自分で走らんやろう。
    変な道に入ろうもんなら、困り果てるだろう。
    俺の嫁さんと同じ。うちのが地図通りにしか走りきらんったい。
    行き止まりに入ろうもんなら、俺に助けを求めるもん。
    最初あった時、ヤンキーみたいに「走り屋」になると思ったら、
    ハンドル握らせたら違った。やっぱり逆やった。
    お前は、悪さしきらん。駄目だ。
    お前は、安全運転する!太鼓判を打っといてやる。
    安全運転「しか」しきらん!!(爆笑)
    どちらかというと、妹のほうが柔軟に対応できるタイプだ。
    
私:  そんな笑いながら、先生 言わんといてよ!!
    私、そんなに要領悪いかね・・・

先生: 私たち 教習所のもんは、ハンドルを握らせたら その人の性格は
    だいたいわかる。
    時間が経つにつれ、運転が上手くなるにつれて その人物が
    「もしも」の時に どんな行動をするか わかる。
    教習所で感じた姿は、ほとんど当たっているさ。
    車の運転は、ハンドルを握る人の性格がよく出る。
    お前は、真面目で犯罪とは無縁な「善良な人」ですから
    ご安心ください。(苦笑・爆笑)

この会話は、私が30歳で自動車教習所へ通った時の車内の会話と、最後の50ccバイクを乗り終えたときの会話である。

先生が当初 私が「走り屋」になるかもしれないと思った理由は、路上運転に入り、高速道路を走った後日の路上でのことが原因だった。

ご存じのように高速道路を走ったあとに、街中などにある市道などを走ると 自分の運転が「上手くなったように感じる」。
しかし、そのあとが特に「本人の性格=本性」が出るというのである。

先生が わざと急な斜面、それも「S字カーブ」が2連発あるところを下らせたときと その後に、私の性格をハッキリと感じたらしい。
実は、そのカーブの斜面・・・

♪ ブレーキをかけずに走ってしまったのである。

その時、先生は驚いたらしい。
女性で、それも斜面のカーブをうまいこと乗りこなしたことに。
車から降りた後に怒られた。

先生: あんな急激なS字カーブ斜面をブレーキをかけず
    走る奴がおるか!!
    お前、恐くなかったか?
    俺は、死ぬかと思ったぞ!!
    俺が、助手席のブレーキを後半 かけたからよかった。
    ガラスに黒いシートを貼ったベンツに一時停止させるわ、
    ブレーキは かけんは・・・は~。
    こっちが教習車やけん、相手は一時停車してくっれたったい!!  
    普通車だったら、ガンつけられとったぞ!こっわ~!!
(※ 当時 高級車で黒いシートは、恐い人の車だったんです。
   もちろんベンツも気づかず それを一時停車させたことすら気づかず
   でした。(* ̄▽ ̄);;)

問題は、その後である。
先生が困るくらいに・・・ブレーキをかけるようになって、その時に悪さはしきらん!とわかったらしい。
大笑いされたのが・・・50ccバイクを乗った時に、その性格が表に出た。
50ccバイクに乗れなかったのである。
オロオロ走るし・・・そんな風な走りだから倒れそうになって前へ進まない。
しいては・・・

私: 先生・・・私、 バイク好かん!こわかった。もう乗らん。
   (T~T)。乗ってる人の後ろに乗るか、見るだけでいい。
   こんなに乗れんと思わんかった。
   350ccなんて無理や~。ショック~。

その日、私は どん尻でスタート地点に戻った。

先生は、逮捕級の犯罪を起こす人を見抜ける目も持っていらした。
先生が指摘した人物は、実際 逮捕されたこともある。

たかが運転、されど運転。
ハンドルを握ると性格の良し悪しが出るというのは、当時意外であった。
この自動車教習所の先生との出会いは、その後 走り去る車や運転する人のハンドルを握る姿で その人の性格をなんとなく私も感じるようになった。
車の運転の上手か否かではなく・・・

※ 運転する人の性格を表す。

あなたは、どんな運転=どんな性格(本性)だと思いますか?



    

    
    
    
   

この記事が参加している募集