無題

#30年後あったらいいな: 日本版 サンシティ

 30年後・・・私は、生きていれば80代のおばあちゃんである。これは今更難しい=遅すぎるのかもしれないが憧れの街がある。

10代・・・中学3年生くらいの頃に観たNHK番組「海外ウィークリー」で紹介のアメリカに実在する高齢者の街 サンシティが私の老後住みたい街の憧れである。

医師・警察官・消防士・介護士・・・街に住む全ての人々が高齢者であり、高齢者しか住めない。
ここへ住む高齢者は、経験のある職で支え合っている。

高齢の彼らが作業で難しいことは彼らの家族=子・孫が、
街に遊びに来たときに助ける。

当時の私は何故か、これは日本に出来て欲しい=強い憧れを持った。
この街に住む人々が高齢者=若さが際立ち輝いていたからである。

この街には、当時の日本では口に出すことも憚られていた伴侶を失った人同士の結婚もあり、何より感心が深かったのは新たな結婚相手との「遺産相続」までをも取り上げていたことである。
仲介役も「同じ気持ちのわかる」高齢者の「街の住人=仲間」である。
これには、強い衝撃を受けた。
(シルバー世代の恋愛・結婚があることに驚いたのである。※実際、結婚された新たなご夫婦や親族も紹介があった。)

少子高齢化の進む日本。
子供達(高齢者の子供)のレベルでは、親の気持ちは理解できないこと(域)が多い。
高齢(親) 対 若者(子供) では、理解しろというほうが「どちらの立場にしても 残酷である」。

また、同じ高齢者同士の環境になると「準備すべき事が見えてくる」。
ある一定の年齢から「高齢者」内で段階や役割をつくりだすサンシティのような構造が出来ればと。
各都道府県(ある一定の間隔に)で出来るのが理想である。

30年後 80代の私の環境は高齢者には住みよい街だろうか?

※ 核家族が増え、子供達が日々の生活に追われ、親の実態=高齢になっている環境を知るとき、遅い(慌てふためく)ケースも多々ある。また高齢者によっては自身が その域に達していることに突然気づくケースもあり、様々に準備が整わないということがる。こんな高齢者に段階のある街があり住むと親子とも安心である。