見出し画像

観光客のお目当ては?

海外の何処の街だか忘れたが、今年に入り「国は違えど、皆 同じ思いだ」と感じる心地よいニュースがあった。

観光名所というのは、時に残酷なこととなる。有名になり土地の値段=賃料が高くなり、採算が合わず 老舗=名店が、その土地から姿を消さなくてはならない。経営をあきらめるものもいる。何より その土地の風土が壊されている。

この海外の観光名所は、街から老舗がなくなるのを歯止めをかけるため動き出した。(※ 確か ヨーロッパだったと思います。)

老舗には、不動産関係(創業何年目から賃料を安くする)から経営に関する物資などへの各規則や補助金などの制度が作られたのである。

この制度を作らせる動きに出た人々に、私はわが耳を疑った。彼らが我慢できずに、市!?州?国?へ訴え出たのである。

「観光名所とは名ばかりで、老舗・名店が姿を消している。新しいものばかりで昔のような活気がない。」「良さが、新しいもので消されている」「観光客は名所ばかりでなく、その土地の名店の味・物・・・その街で衣食住をしている人々がリピートしている物を目に、耳に、口にしたいのに新しいものだらけで面白みがない。」「観光地を勘違いしている。」

この制度、新しい店の店主が経営を続けていくための目標となっている。老舗と新店舗の共存共栄。 老舗だからこその経営のノウハウを持っている。これを制度と共に新しい新店舗=経営者へ繋ぐ制度。

私の住む街も大きく変貌している。その陰で、老舗が郊外へ出たり閉店を余儀なくされている。食べなれた物、見慣れた風景をいつまでも・・・と思うのは、私だけ?歳のせい?観光客は、観光雑誌や報道であったところだけ目的?観光客は、歩いてる土地の人に行きつけを聞かないの?私の街も、こんな制度があったらいいのに。海外のこの制度を作るために動いたのが・・・

※ 大勢の観光客だった!!!って、こんな嬉しいことはないですよね。

絆ともてなしの日本。和の日本!伝統を大切にする大中小零細企業関係なく、老舗を守る制度が欲しい。オリンピックを控えた日本だからこその伝統を守る制度を作るときなのでは。