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7号食日記・その後③

そのように暮らしていたある日の
「ひま」と思えた。

これは子どもがおなかの中にいた、
妊婦期以来のことだと思われる。

祝 ひま!!


発達にかたよりのある人は、
いつも頭の中がいそがしい、(とり散らしている)
というのはよく言われることだけれど、

わたしもその通りの頭の中で
わたしは長いこと  ひま に憧れつづけてきた。

あるときは
町内会LINEに 
友だちに送るのとまちがえて  
ひま と
送ってきた奥さんのLINEを見たときに 
ああ、ひまなんだ、ひまなんだ、ひまって うらやましいなって
その脳内に憧れていた。

そのときは まだ勤めにも出ていなかったので、
はたから見たら ひま な人にしか見えなかったのかもしれないけれど、
すわって ただお茶を飲んでいるように見えても 
脳内は ただただ とりちらしている脳、いそがしい頭の中なのだった。

そういわれてみれば 
去年大学の友だちが来たときも 
わたしはひっこしてきて あれこれあれこれやっていたのだけど、
友だちが (ここで) 何やってんの?
と言ったのだけど、
あれも 脳内がいそがしい とかは 
外から見るぶんには 
そんなことはすこしも思いもよらないのだろうなあと今ごろ思うのだった。

ものが少なくなっただけで 
憧れの 脳内がすーっとする 
ひまの境地が来るのだったら 
これは更に ものを少なくしていく他ない。と思うのだった。





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