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コンサータ錠18mg日記         6月22日⑧

そこからほんとうに久しぶりの集中を味わった。
集中の中に飛びこんで、その中にいた。

そうして習いごとを終えておばあちゃん家でユーチューブを見ているのに
ちがいない子どもをむかえにいくという名目で 
向かうおばあちゃん家。
その途中で知っているのか知っていないのか びみょうなひとと
すれちがうとき いつもきゅっとこころがしめつけられるような緊張感をいつももっていたのだと気がついたのは やっぱり きょうは、そのようではないからなのだった。
すごい。
たしかに、それをすれちがうのだから、ひとは存在する。
だから全くの無視でもないし、なにかしらは どきん。とはするこころ。
でも、もうまえのようではない、ただ道をいっているだけというくらいの
すべてから こころまでの距離が ほんとうに遠くなった。
こころまでの距離がとおいと こんなにらくなのか。
こんな感じなのか。
ああ、今日ここまですごしてきたことの、そのときのこころで
普通のひとは、このこころで 過ごせているのだとしたら 
なーんてうらやましいことだろう。そして なーんて生きやすいのだろう。
なにも困ることなんてない。なんにも困らない。
困っても困ったうちに入らない。
だって片づけられると思っているこころ。そしてほんとうに片づけられるこころ。そのように思えるこころなら 何でもやりたいこと できるだろうな。蓄積。すべては毎日の積みかさねっていう、あの言葉。
生まれてから今日までが、今日みたいなこころの積みかさねであるのなら
それはほんとうに なんでも成しとげられると思う。
こころに障がいがない。こころにうらぎられない。
そのことを ほんとうにうらやましい。
ほんとうに 涙がぼたぼたぼたぼたながれて もう生きてきたどこにももどれないし もうどこにももどりたくはないけれど 涙がぼたぼたながれて
ただただ 普通のひとが ほんとうに うらやましい。


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