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ゆで卵の殻をむきやすくする方法

ゆで卵の殻を剥がすとき、卵を傷つけないか緊張の一瞬が走る。殻が卵に密着していると最悪だ。白身ごと剥がれてボロボロの情けないゆで卵になったら食事前にテンションはダダ下がりになってしまう。
しかし、あるひと工夫をするだけで卵が劇的にむきやすくなることを先輩に教わった。卵を茹でる前の水に酢を加えるのだ。
水に酢と卵を入れて火にかける。沸騰したお湯に卵をいれると、卵との温度差で殻にヒビが入ってしまうため要注意だ。
なぜ酢をいれると殻がむきやすくなるかというと、卵の殻の主成分である炭酸カルシウムが、酢の主成分である酢酸と反応して酢酸カルシウムになるからだ。酢酸カルシウムは水に溶けやすい性質を持つため、卵の殻がどんどん薄くなりむきやすくなるということだ。
ちなみに、水まわりに発生する白い水垢の主成分も炭酸カルシウムで、酢酸をかけることにより酢酸カルシウムを形成し、水で汚れが落ちやすくなる。
料理も汚れ落としも化学だ。皆さんもゆで卵をつくるときは是非酢を入れてみてほしい。


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