夫婦での休日。 Amazonギフト券3000円プレゼント! の文字に釣られて、たまたま立ち寄った住宅展示場で、私は心がざわついた。 もちろん自分の家はいずれは欲しいから来たのだが。 担当の営業マンは同じ歳ぐらいだろうか。 笑顔が眩しい。 ぐるっとモデルハウスを案内してもらい、お茶を出される。 そして今目の前にあるアンケート用紙に震えている。 夫婦の年収や車のローンを書く欄があるのだ。 当たり前ではある。 家がそんな簡単に買えるはずは無い。 しかしなぜこの笑顔の見ず知
自分にばっかり不幸なことがたくさん起きるって感じたことってありませんか?? 小さな不幸な出来事です。 例えば電車で切符無くしたり(今は切符はほとんど無いけど昔は良く無くしていたよね?)。 私はほんとに人より不幸な事がよく起きるんです。 ネットで買ったものが壊れて届いたり、届いても色違いだったり。 だから数えてみようと思って。 どのくらい不幸な事が起きてるのか。 不幸な事が起きたら1カウント。 でも人生全部不幸なわけないですよね。 幸せな事も起きているはずだから幸せカ
細い道を歩くのが好きだ。 ひと1人、通れるか通れないくらいの。 出川哲朗も好きだと言っていたから狭い道には一定の需要がある。 私には、お気に入りの細い道がある。 昔々に田んぼに水を引くために敷かれた用水路。 ちょろちょろと小さな用水路が下に流れていてその両端が柵で仕切られ高くなっている。 道はその外側に通っているのだがなぜかその道がところどころめちゃくちゃに狭い。 柵を左側に、家の生垣を右側に挟まれて歩く。 水路の反対側へ渡れば広めの道なのだが、私はあえて狭い方の道を
私が原稿用紙1枚の小説を書こうと思ったきっかけは、ヘミングウェイの世界一短い小説を知ったことだ。 For sale: baby shoes, never worn. 直訳すると、「売ります:未使用の赤ちゃんの靴。」 この有名な6単語の羅列。 悲しい物語に気がつくと涙が出そうになる。 だけどすぐに前向きにいこうという主人公の決意を感じて、力強い気持ちになる。 ヘミングウェイの小説の世界を感じたくて英語の原著を買ったが全く読めなかった。 これを読みながら空港での待ち時