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「21世紀型教育(スキル)」について思うこと

今日の記事をもってnote投稿50記事となります。
幸いにも私の記事を見てくださる方やスキをしてくださる方、コメントをくださる方がいることでここまで続けることができているのだと思います。

この場を借りて感謝の気持ちを述べさせてください。

ありがとうございます!

一応記念すべき50投稿ということで、今日の記事は私がこれからの教育現場に欠かせない視点になるであろう「4つのC」について思うことをつらつらと述べていきます。

昨年初めて知り、それ以降常に念頭に置いている事柄です。

まずはじめに「4つのC」とは

  • Critical thinking(クリティカルシンキング)《批判的思考》

  • Creativity(クリエイティビティ)《創造性》

  • Collaboration(コラボレーション)《協調性》

  • Communication(コミュニケーション)《コミュニケーション》

の4つの頭文字のことです。
それぞれ、これからの変化の大きな社会を生き抜いていくために必要だと言われている能力です。

それぞれについて私なりの考えを述べていきます。


クリティカルシンキング

よく《批判的思考》と訳されるのですが、直訳が難しい言葉のようです。
私は、以前読んだエッセンシャル思考に近い意味合いを感じているので《本質的な思考》とも読めるのではないかと思っています。

おそらく、今日本で一番欠けている能力です。

《批判》能力と《批判的思考》が全く別物であることから考えなければなりません。

【A】という情報があったときに
・【A】なんだすごい!(肯定)
・【A】なんてけしからん!(否定・批判)
この二つの思考には全く《批判的思考》は存在しません。

・【A】とはいっても【B】や【C】の可能性はないか?
・どうして【A】なんだろう?
などと物事の裏側や、本質に迫ろうとして初めて《批判的思考》を働かせていると言えます。

私は、昨今の様々な「炎上」や「誹謗中傷」を見るたびにこの能力の育成は急務だと思うようになりました。

また、教室の子どもにも私の子どもにも、しっかりと身につけて欲しい力です。

クリエイティビティ

創造性については、少し前にも書きました。

何かを生み出すことのできる人は、今はまだ希少な存在です。

だからこそ立場が弱いこともあるでしょうし、出る杭が打たれることもあるのでしょう。

しかし、もっと多様性が叫ばれる社会です。
もっと、こう・・・
人と違うことが、創造性が豊かなことが尊ばれても良いはずです。

コラボレーション

最近「○○×△△」などのコラボをよく見るようになりました。

少し話は飛躍しますが、私はこの「×」こそがその人の価値だと考えています。

例えば、私の自己紹介欄には「働き方×子育て×ICT」と書いてあります。
これは、私というアイデンティティーを端的に表しています。

「働き方」のみの情報では、私はだれかのコピーにしかなれません。
しかし、
・子育て世代です
・ICTを活用してます
・ゲームも好きです
・スポーツも好きです
と重なっていくとそこに希少価値が生まれてくるのではないかと思います。

いわゆるエイリアス(属性)をかけていくイメージです。

そしてそれを個人で考えるのではなく、人と人とで重ねていくのが私のイメージするコラボレーションです。

コミュニケーション

そしてそのコラボレーションをするときに切っても切り離せないのがこのコミュニケーション能力です。

また個人的にはクリティカルシンキングとも重なりが深く、本質で話す人は、ややもすると敬遠されがちということもあります。
そこで大切なのがコミュニケーション能力、とも言えます。

特にAIに代替されない能力の筆頭かもしれません。

最後に

これらの力を学校でつけていくためには、旧来の授業では難しいです。
また、これらの力を教える側の我々教員も身につけていかなければなりません。
「21世紀型能力」といいつ、21世紀ももう4分の1が過ぎようとしています。

一刻も早く、学校の在り方・教育の在り方について教員だけでなく、社会全体で向き合うような場が必要です。

今回の記事は、長く、そして熱くなってしまいました。
しかし、この思いが一人でも多くの人に届いて欲しいと願っています。


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