『創設の放旅者』二話【週刊少年マガジン原作大賞応募作品】
一つの島が一つの山で覆われている
やがて人は それに寄り添うように町を作りだした
頂上には自然に敬意を払い 一つの神殿が聳え 奉られていた
そう語られ ここの人々は育っている
ここは【アンオーメン】 人と大陸が協力して営む国と呼ばれる
頂上から国全体が目に入り 観光スポットとなっていて
海と陸の境界線は全て港で埋め尽くされ 漁師たちが活気に満ちあふれていた
そんな中 一つ異なる場所が
煉瓦で出来た駅 暫くすると右側から蒸気の音が国全体に響き渡り
建物と重なって蒸気機関車