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綾辻行人「館」シリーズに手を出し始めましたのですが

 先日、Twitterでたまたま綾辻行人先生のアカウントを見つけたのでフォローしていました。ぷいぷいかわいい。アカウントフォローしてるのにご著作を全く読んでいないことにある日ふと気づいたのでひとまず「Anotherだったら死んでた」で有名な『Another』シリーズを読みました。あんなに分厚いのに一日ないし二日で読み切れたのも久々でした。(逆にもっと薄いのに何日も何ヶ月もかかる本があるのはなぜ。)そうはならんやろ!の連発も「現象」と言われてしまえば頷くしかない。でもそれが楽しい。登場人物たちには悪いけど。そして終盤になるにつれ、あの違和感の正体はこれかー!とびっくりドッキリスッキリしていく感じが癖になりますね!先生があとがきで続編があることを匂わせておられたので楽しみです。
 で、他の作品も読みたい!となったので図書館でたまたま見つけた『どんどん橋、落ちた』『人形館の殺人』を読んでひっくり返り、「館」シリーズも読むぞ!とわくわくしています。ただ、読む順番って刊行順でないとまずそうですね……?横溝正史の「金田一耕助ファイル」では順番前後してもほぼ全く問題なく読めたので、ミステリってそういうものなのかな?と、刊行順はそこまで気にせずに図書館や書店で見かけた順に手にとって読んでおりました。そんなわけで現在以下の順番で読んでおります。
 『人形館の殺人』
 下手に書くとネタバレの危険があるので怖くて書けませんが、気持ちよく騙されました。
 『十角館の殺人』
 こ、この一行……!!
 アホな私はその一行を読んでから自分の知識不足の可能性を疑ったり読み落としを疑ったりしたんですが、そんなことなかったのがかえって恐ろしかったです。これデビュー作なんですよね???
 『迷路館の殺人』
 トリック云々の前に、この建物どうやって建てんねん!防災はどないなっとんねん!と頭の中の架空の関西人が呆れてました。登場人物に妊婦さんがいるとあらゆるベクトルでハラハラします……。私だけかしら。
 『水車館の殺人』
 十年近く幽閉された女の子!?おまわりさーーん!児童相談所の方ー!こっちでーーーす!!!という気持ち。終始そんな気持ち。(ちなみに人生初でノベルス版?を読みました。文庫だとまた少し表現が変わってるのでしょうか)

……とここまで読んできたんです。で、次に見かけたのが『奇面館の殺人』。何も知らず今回もわくわく!と思いながら3章くらいまで読んだんですが、『暗黒館の殺人』の話題が少し出てきました。私の本能が「この先を読むのはやめときな」とささやくので、一旦本を閉じています。先達の皆さま、この判断は正しいでしょうか?
 そもそもわかってなかったのですがこちら刊行されている中では最新作なんですね!それなら他の「館」訪問してからのほうが良さそうですね……。ただ、『暗黒館の殺人』めちゃめちゃ分厚いじゃないですか!文庫でも鈍器みたいなのが4冊!こわい!自分の記憶力の無さがこわい!1巻の内容を4巻まで覚えていられるかが心配!なさけない!メモを取るにもどこまでとればいいのやら!いやもう、『Another』シリーズも思いのほかスッと読めたから先生を信じて読むしかないか!
 とりあえず刊行順を(今更)再確認しています。『時計館の殺人』『黒猫館の殺人』を先に読んでから腰を据えて『暗黒館の殺人』に臨んで、それでようやく『奇面館の殺人』ですかね……。いや、『びっくり館の殺人』もありましたね……。道が遠い!登山かな?これ読み終えた頃には現在先生が失踪なさりそうになりながら連載されている『双子館』も刊行されているかもしれないな……。楽しい登山のつもりで頑張ってみまーす!

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