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初めて行った昔ながらの銭湯♨

 好きなロックバンドのライブを観に、初めて一人で大阪に行った。関西の人はなんとなく関西弁でズバズバ言ってきてこわいイメージだったけど、話しかけてきてくれた人はみんな気さくでおせっかいで優しかった。  憧れだったライブハウスで、同じ空間で音楽を感じられてとっても幸せな1日。  ライブが終わったあとは、ヘトヘトでホテルに戻ったけれど、ホテルの大浴場はもう閉まっていて、せっかくだから銭湯に行ってみようと思い立って、近くの銭湯に行ってみた。そこは、本当に昔ながらの銭湯といった感じで、

    • 井戸のある神社

       ハンドルを押し下げると、水の硬さが手のひらに伝わり、紫陽花の浮かんだ鉢の中、亀の像に水が注がれる。  茨城と栃木の県境にある鷲子山上神社は天日鷲命を祭る鷲子山の上にある。淡く瑞々しい紫陽花の続く道の中、かわいらしいふくろうの像が出迎えてくれる。ふくろうには、不苦労という意味が込められており、バラエティ豊かな御利益のあるふくろうたちの中で、自分にあったふくろうを見つけるのも楽しみだ。  千年杉の良い気に満ちた、空気の中で私は、今後の暮らしが上手く行くことを願った。それといい人

      • 旅の始まりはドット絵から

         dotpictの投稿を眺めていたら柴又駅のドット絵を見つけた。駅の看板の字体が可愛すぎる。周りに何があるかは知らないけれど、その駅に気が向くまま行ってみることにした。  柴又駅は東京の葛飾区にあるのだが、どこか懐かしくなるようなローカルで温かい雰囲気が漂っている。どうやら、男はつらいよの舞台となっているらしく、駅を出るとすぐに寅さんの銅像が出迎えてくれる。  駅から、柴又帝釈天 題経寺までの参道には趣のある商店が並んでいる。  お寺に着くと、男はつらいよのあの曲が流れて

        • 小砂焼(こいさごやき)のお茶碗

           私は今、小砂焼のお茶碗をとても気に入って使っています。小砂焼は栃木県の那珂川町の伝統的工芸品で、まるで金を垂らしたかのような金結晶釉の独特な斑点模様が特徴的です。優しく地味な色合いの艶やかな陶器に、金結晶が映えていて、美しいです。  素敵なお茶碗でご飯を食べるとご飯の時間が愉しくなります。大切に長く使っていきたいと思えるものとの出会いも一期一会ですね。  皆さんも最近読んだ小説に出てきた場所等に、ふと行ってみたくなることがあるでしょうか。私は、「ナカスイ!海なし県の水産高

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